2024 秋 - 県・関東 - 観戦記

2024秋季神奈川県大会.3回戦 慶應義塾 vs 横浜創学館 -2024.09.14-

投稿日:2024年9月14日 更新日:

2024秋季神奈川県大会

さて、今日は保土ケ谷球場の2試合目です。
3回戦としては慶應と横浜創学館の対決、普通なら準々決勝など乃上位での対戦カードですが、無料で観戦できる3回戦屈指の好カードの組み合わせとなりました。

2024秋季神奈川県大会 横浜vs柏木学園

2024秋季神奈川県大会.3回戦
第1試合 横浜 vs 柏木学園
第2試合 慶應義塾 vs 横浜創学館  ←試合結果、スコアはこちらから

2024秋季神奈川県大会 慶應義塾vs横浜創学館

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慶應義塾 4-3 横浜創学館 横浜創学館.津田投手が慶應4安打に抑えるも惜敗 慶應は投手陣も乱れ勝ち拾う

◆令和6年度春季神奈川県大会 3回戦

2024年9月14日(土)

TEAM 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
横浜創学館 0 0 0 0 0 3 0 0 0 3 5 1
慶應義塾 0 0 3 0 0 0 0 1 4 4 2

(試合時間2:48 開始13:12、終了16:00 保土ケ谷球場第2試合)

【慶】大村、品川、紺野-山田
【創】津田-今尾憧

▽本塁打 酒井(慶)
▽二塁打 紺野(慶)、山越(創)

2024秋季神奈川県大会 慶應義塾vs横浜創学館

◇戦評

慶應義塾の先発は1年生.大村哲誠投手(1年)、横浜創学館は津田快成投手(2年)、横浜創学館の先攻で試合開始。

3回、横浜創学館が先発大村を2安打、1四球と攻めて2アウト満塁としますが、4番.今尾優君を抑えて何とか無失点に切り抜けます。その3回裏の慶應が1アウト後の2四球で1・2塁として、打席に入った2番.酒井一玖(2年)が右翼スタンドに飛び込む3ラン・ホームランで3点先制します。

しかし、慶應打線も3回のみ、1回の四球での出塁以外は、2回、4回、5回と三者凡退。横浜創学館の津田投手の前に沈黙です。
一方、横浜創学館は4回に3四死球で満塁まで攻めますが、もう一打が出ずに無失点。5回は慶應2番手にエース品川千尋投手(2年)が登板して三者凡退に喫します。

5回、慶應3-0のまま試合を折り返します。

クーリングタイム後の6回、横浜創学館の攻撃、2四球、1内野安打で攻め、1番.門脇輝人君(2年)が四球を選び押し出しで1点奪取したところで慶應.品川投手を降板させます。慶應.3番手投手は三塁手から紺野真太郎君(2年)が登板しますが、続く2番.山越佑哉君(2年)に右翼線の二塁打を放たれて2得点、3-3の同点となります。

慶應.品川投手は、5回から登板して三者凡退の立ち上がりを見せましたが、6回は四球後の1塁走者への牽制球が悪送球となり、なかなかストライクが取れずリズムが崩れていきました。

6回同点までに食い止めた慶應ですが、3番手の紺野投手も7-9回の3イニングで4四死球と毎回走者を出しますが、何とか無失点に乗り切るピッチングでした。6回の同点以降、横浜創学館に試合の流れが傾きましたが、無失点に食い止められた粘投は素晴らしかったとも言えます。

2024秋季神奈川県大会 慶應義塾vs横浜創学館

慶應の処理を呼び込んだのは8回の裏の攻撃。先頭打者の3番.紺野君が投手自らの左中間への二塁打を放ちチャンスを作ります。4番.江戸君(2年)が中翼飛球で1アウト後、代打の原遼希君(2年)が四球を選び、1アウト1・2塁とします。次の6番.楢原君の打席、三塁手後ろへのファアルフライがポイントでした。横浜創学館.三塁手の捕球した地点、捕球体制を見て、原君の代走で1塁ナンラーコーチから出場していた高橋知之君(2年)が2塁へタッチアップ。ギリギリですが2塁セーフ、その送球の間に3塁走者の紺野君が本塁へ突っ込み、生還。
この慶應のトリッキーなプレーが勝利を決める得点となりました。

慶應のトリッキングなプレーは7回の守備でも極端なバントシフトを敷いて、一塁手.江戸佑太郎君(2年)が前進してバント処理して2塁走者を3塁に進ませない守備が決まるシーンがありました。

横浜創学館.津田君は8イニング117球、5奪三振の熱投、慶應打線を4安打に抑えました。フィールディングも良かったのですが、こちらも6四死球と多かったです。

本試合、慶應は投手陣がピリッとせず、3投手で13四死球という試合。横浜創学館打線を相手に厳しい投球とはいえ、四死球が多すぎました、投手の一人芝居ではないので。前の2回戦ではほか投手陣も合いましたが、3番手.紺野投手登板以降はピッチング練習している様子もなく交代する感じでもありませんでした、少し不思議です。

あと気になった点ですが、3塁走者がいるのに2塁への牽制などはどうかと感じました。投げる姿勢を見せるだけなら良いですが、実際に遊撃手・二塁手へ牽制球を投げており、ミスが起きたら3塁走者が生還する機会を与えることになり不要と感じました。

6回以降の横浜創学館の流れを食い止めたのは慶應の個の技術がピンポイントで成功した試合でした。負け試合を拾った慶應義塾ですが、次の4回戦は日大藤沢戦です。またまた強豪校相手なので投手陣の立て直しを期待したい。

2024秋季神奈川県大会 慶應義塾vs横浜創学館

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◇テーブルスコア

score_202409142

※スコアの付け方は自己流の部分があります。間違いもあると思いますが、ご了解下さい。

◇メンバー

《打撃》

【慶應義塾】 打席数 打数 得点 安打 得点打 盗塁 犠打 四死球 三振 (失策)
[7] L 青木 7 4 2 1 0 0 0 0 2 0 0
[4] L 酒井 4 4 3 1 1 3 0 1 0 0 1
[5] R 紺野 5 4 4 1 1 0 0 0 0 0 0
[8] 3 R 江戸 5 4 4 0 1 0 0 0 0 1 0
[3] R 金山 13 3 2 0 0 0 0 0 1 1 0
PR 8   佐々木 18 - - - - - - - - - 0
PH   原 23 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0
PR 8   高橋 17 - - - - - 1 - - - 0
[9] L 楢原 9 4 4 0 0 0 0 0 0 1 0
[6] R 関 6 ① 4 4 0 1 0 0 0 0 1 0
[2] L 山田 2 3 2 0 0 0 0 0 1 1 0
[1] L 大村 10 ① 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0
1 L 品川 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 1
5 L 徳留 16 ① 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0
【横浜創学館】 打席数 打数 得点 安打 得点打 盗塁 犠打 四死球 三振 (失策)
[9] L 門脇 9 5 2 0 0 1 0 0 3 0 0
[4] R 山越 4 5 4 0 2 2 0 1 0 0 0
[3] R 辻 3 5 4 0 0 0 0 0 1 1 0
[2] L 今尾憧 2 5 4 0 0 0 0 0 1 1 0
[5] R 今尾優 5 5 4 1 0 0 0 0 1 0 0
[7] R 品田 7 ① 5 3 1 1 0 0 0 2 0 0
PR   勘米良 - - - - - - - - - 0
[8] R 山崎 8 5 4 0 0 0 0 0 1 0 0
[6] R 上中 6 4 2 1 1 0 0 0 2 1 0
[1] R 津田 1 4 2 0 1 0 0 0 2 0 1

《投手》

【慶應義塾】 投球回数 打者 打数 投球数 安打 犠打 四死球 三振 失点 自責点
R 大村 10 ① 4 19 12 65 2 1 6 2 0 0
L 品川 1 1-2/3 9 6 34 1 0 3 1 3 3
R 紺野 5 ○ 3-1/3 15 11 61 2 0 4 1 0 0
【横浜創学館】 投球回数 打者 打数 投球数 安打 犠打 四死球 三振 失点 自責点
L 津田 1 ● 8 34 27 117 4 1 6 5 4 4

※氏名欄は左から打ち方/投げ方、氏名、背番号、学年(最高学年以外の選手には丸数字で表記)

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