2024秋季神奈川県大会.準々決勝　平塚学園 vs 慶應義塾　-2024.09.28-

さて、今日の保土ケ谷球場の2試合目です。

1試合目と2試合目の間が神奈川の大会は1時間しっかりとって長いと感じてましたが、12：50開始予定とアナウンス。

準々決勝2試合目は慶應義塾と平塚学園の対決、好カードです。3回戦に慶應義塾の試合を観戦しましたが、まだまだ新チームでの出来たばかり、投手陣の安定、バッテリーなど課題が見つかる試合だったように思います。飛び抜けた選手はいませんが、活躍していた1年生.関瑛太君、2年生.楢原幹二郎君が注目選手、期待します。

一方の平塚学園は選手たち、応援スタンドからの声援など、対慶應義塾なのか、とても気合いが感じられる試合前でした。

2024秋季神奈川県大会.3回戦
第1試合　横浜清陵 vs 東海大相模　　←試合結果、スコアはこちらから
第2試合　平塚学園 vs 慶應義塾

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平塚学園 4－3慶應義塾　平塚学園が9回裏に追いつき、タイブレークでサヨナラ勝利

◆令和6年度秋季神奈川県大会　準々決勝

2024年9月28日（土）

（試合時間3：11　開始12：49、終了16：00　保土ケ谷球場第2試合）

【平】石塚蒼、山口、小俣－武井
【慶】寺本、大村、紺野－山田

▽本塁打　楢原（慶）
▽二塁打　藤原、後藤、松本（平）　青木、金山（慶）

◇戦評

平塚学園の先発は石塚蒼生投手（2年）、慶應義塾は1年生、背番号11の寺本光希投手（1年）、慶應義塾の先攻で試合開始。

1回、慶應寺本投手の立ち上がりを平塚学園が攻め込みました。1番.松本君が四球で出塁、しっかりと送りバントで二塁へ走者を送り、3番.藤原レイ君（2年）が中翼越えの二塁打を放ち、平塚学園が先制します。

しかし3回表の慶應義塾の反撃が始まります。先頭の7番.山田望意君（2年）がピッチャーのグラブをはじく二塁ゴロの内野安打で出塁。送りバント、三振で2アウト・走者2塁で、1番.青木祐貴君（2年）が右翼越えの二塁打で先制。続く2番、期待の関瑛太君（1年）が左翼前タイムリーを放ち、慶應義塾が1-2と逆転します。

5回終わって1-2で慶應義塾がリードしてクーリングタイムを迎えます。
慶應義塾の先発、寺本投手は4回以外の毎回の四死球で走者を出しますが、平塚学園を2被安打と抑え、1回の1失点だけで凌ぎます。平塚学園の石塚投手は四死球もなく安定したピッチングを見せて、3回2失点しますが、4回の楢原幹二郎君（2年）の右翼フェンス直撃の三塁打にも後続を抑えています。

この三塁打で平塚学園右翼手.藤原君が負傷のため試合が10分ほど中断しました。慶應義塾にとっては追加点が欲しいチャンスでしたが、勢いが止まってしまった感じでした。

次の追加点をどちらが取るかが試合の流れを作るポイントでしたが、7回に慶應義塾が追加点を挙げてリードを広げました。1アウト後に連続四死球で走者1・2塁としたところで、代打.金山大祐君（2年）が期待に応えて左翼越え二塁打を放ち走者一掃の2点追加、1-4とします。金山君は背番号12番、控え捕手と思いますが、長打力のある魅力的な打者ですね。

慶應義塾は7回から大村君（1年）が継投、7－8回と平塚学園を抑えてこのまま最終回も終わるかと思いながら、最終回、平塚学園の攻撃を迎えました。

また平塚学園、投げては2番手で8-9回に登板した山口禅投手（1年）は、8回、2安打を浴び満塁まで攻められますが無失点で切り抜け、9回は三者凡退とします。1年生とは思えない力強く、気合いのピッチングでした。

先頭6番.武井寛悟君（2年）が左翼前安打、7番.後藤大我君（2年）の右翼線二塁打でノーアウトに2・3塁と猛反撃。1アウト2・3塁となり3点差があるので慶應義塾としては1つずつアウトを重ねることが大事な場面です。次の9番.代打の細野隼甫君（1年）が遊ゴロで、平塚学園はまずは1点追加、2点差と追い上げます。しかし慶應守備も遊ゴロで2塁走者を三塁で刺殺、2アウトとします。2アウト1塁で2点差、まずまず慶應義塾が逃げ切ると予想します。しかし、平塚学園は諦めない。

打者は1番.松本梗吾君（2年）に回り、2ファアルと粘る2ボール・2ストライクの後の6球目を右中間に見事に打ち返し二塁打を放ち、1塁走者が一気に生還、1点差に迫ります。もうスタンドは平塚学園の逆転、押せ押せムード一色です。その期待に応えて、2番.望月海璃君（2年）が右翼前安打を放ちます。打球は速く、同点のランナーの二塁走者が三塁を回り本塁上でのクロスプレーかと思われましたが、慶應右翼手.楢原君のバックホーム送球は大きく浮き上がり、暴投となり、三塁走者が生還。ついに平塚学園が4-4の同点に、最終回の最後に追いつきます。

この平塚学園の勢いはタイブレークの10回も続きました。
平塚学園は10回から小俣勇斗投手（1年）が登板。慶應義塾の10回表、ノーアウト1・2塁から3番.紺野真太郎君（2年）を併殺打に打ち取り2アウト、4番.江戸君からも三振を奪い得点できず。

平塚学園の10回裏は4番.森春樹君（2年）からの攻撃、慶應は三塁手から交代して3番手として紺野真太郎投手（2年）が登板。慶應.紺野君の1球目が逸球（パスボール）となり、走者が進塁したため4番.森君を申告敬遠として満塁策をとります。しかしノーアウト、慶應には厳しい状況が続きます。

次の打者5番.木曽元貴君（2年）が右翼前安打を放ちますが、本塁で封殺（フォースアウト）で1アウト満塁。捕球されるか微妙な判断となり、併殺を避けた平塚学園の三塁走者は動けませんでした。しかし6番.武井君が最後に試合を決める中翼犠飛打を放ち、三塁走者がタッチアップして生還。平塚学園が4-5とサヨナラ逆転で勝ちました。

平塚学園が8回まで2安打だったのですが、9回最終回に一気に4長短打で同点に追いつきタイブレークも無安打で執念の1点をもぎ取ったサヨナラ勝利でした。

両チームともに1年生投手が踏ん張り試合を作ってくれました、良い経験になっています。

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◇テーブルスコア

score_202409282

※スコアの付け方は自己流の部分があります。間違いもあると思いますが、ご了解下さい。

◇メンバー

《打撃》

《投手》

※氏名欄は左から打ち方/投げ方、氏名、背番号、学年（最高学年以外の選手には丸数字で表記）

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