観戦記 2019 秋 - 県・関東・神宮 -

2019秋季千葉県大会準決勝 木更津総合 vs 習志野 -2019.10.05-

投稿日:2019年10月5日 更新日:

秋季千葉県大会 準決勝 木更津総合 習志野

今日は秋季千葉県大会.準決勝戦が行われる市原臨海球場(ゼットエーボールパーク)を観戦に行きました。

実は今日は埼玉県、神奈川県ともに準決勝が同時開催されてますが、千葉県大会は鉄板の強豪校4強が残っており、関東大会出場をかけての戦い、熱戦間違いなし、迷いなく千葉を選びました。習志野、拓大紅陵のブラバン、応援合戦も楽しそう。秋季大会は神奈川、埼玉を回り千葉には来ていなかったのでちょうど良かったです。

■準決勝
第1試合 10:00 木更津総合 vs 習志野
第2試合 12:30 専大松戸 vs 拓大紅陵

市原は今年の台風15号で大きな被害を受けて、数週間にわたって停電や電話不通が続いた所でもありました。球場脇の樹木も倒れたようです。

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木更津総合 4-5 習志野 習志野が木更津総合との延長12回の激戦を制して決勝戦進出 関東大会出場へ

◆令和元年度秋季千葉県大会 準決勝

2019年10月5日(土)

TEAM 2 3 4 5 6 7 8 9 10
11
12
H E
木更津総合 0 0 0 0 1 1 0 2 0 0 0 0 4 8 0
習志野 0 0 0 0 1 0 3 0 0 0 0 1x 5 9 1

(試合時間3:15 開始10:00、終了13:15 市原臨海球場第1試合)

【木】篠木、吉鶴-佐々木

【習】山内-宮下

▽本塁打 山内(習)

▽二塁打 篠木2(木) 角田2、飴谷、小澤(習)

◇戦評

習志野が木更津総合との延長12回の激戦を制して、関東大会出場を決める試合となりました。

木更津総合の先攻、習志野の後攻で試合開始。ともに先発は背番号1番のエース、習志野は左腕.山内翔太投手(2年、市川ボーイズ出身)、木更津総合は右腕. 篠木健太郎投手(2年、 館林ボーイズ)です。

二人とも4回までほぼパーフェクト、三者凡退の山。
木更津総合の篠木投手は、140キロ台のストレートと切れの良いカーブ、スライダーと、多彩な変化球を混ぜながらテンポよく投げ込んできます。習志野打線は少し振れ遅れ気味。ただ、芯でとらえると外野フェンス際まで運ぶ習志野の打力は十分。

習志野の山内投手は、完ぺきな投球。140キロほどのストレートと緩急を付けた変化球で木更津総合打線を4回までノーヒット。

試合が動いたのは5回でした。表の木更津総合の攻撃は6番.大西智也君(1年、大和ボーイズ)の中翼前安打のあと、8番.先発の篠木君が右翼越え二塁打で先制。しかし、その裏の習志野も同じく先発の山内君の一振り、2-2からのストレートを右翼越え本塁打で同点にして、試合を折り返しました。

ここまでで試合開始から1時間という、素晴らしい投手戦です。でも、今日は習志野の美爆音ブラバンがいません、残念でした。(こんな小さな球場だと煩いかも。)

 

6回の木更津総合の攻撃は、1番.秋元俊太君(1年、千葉西シニア)のピッチャー強襲の内野安打で出塁、送りバントの後、3番.山中海斗君(1年、横浜泉中央ボーイズ)の左翼線二塁打で2点目。またしても先攻、その裏の習志野の攻撃を篠木投手が三者凡退の凌ぎ、木更津総合が試合の流れを持っていけるか。

そうはさせないと7回の習志野は、5番.高橋雅也君(2年、佐倉シニア)の四球、6番.山内君の送りバントに木更津総合の篠木投手が人工芝に足を取られて内野安打に。続く7番.飴谷廉広君(1年、八千代シニア)の左中間を破る二塁打で同点にしました。

さらには8番.宮下征也君(2年、松戸中央ボーイズ)のピッチャーゴロにまたもや篠木君が本塁へフィルダースチョイスで習志野に逆転を許しました。記録上は内野安打だったようですが、バウンドが高いゴロでフィルダースチョイス(野選)に。球数も100球を越え、またアンラッキーな失点で木更津総合の篠木投手は降板となり、2番手に左腕.吉鶴翔瑛投手(2年、千葉北シニア)へバトンタッチ。

そのまま習志野逃げ切るかという試合の展開でしたが、8回の木更津総合攻撃は6回と同じく1番から。その秋元君がきれいな中前安打で出塁、2番.属増隆太君(2年、柏ボーイズ)の送りバントを処理した習志野.宮下捕手がファーストへ悪送球でノーアウト、1・2塁。そこでさらに3番.山中君にも送りバントさせるもこれは一塁手の前進守備から三塁封殺で1アウト、1・2塁のまま。

次の4番.斎藤匠君(2年、茂原シニア)は四球を選び、1アウト満塁。この緊迫のある試合の中、5番.岡本君の打席で習志野.山内投手のフォークが捕手の前でワンバウンドの暴投となり、木更津総合が1点差に追い上げて3-4、なおも1アウト、1・3塁。岡本君を遊撃ゴロに打ち取るも併殺崩れの間についに木更津総合が4-4の同点に。

9回は両校との三者凡退で延長戦に突入。5回まで1時間だったのに、9回終わって2時間30分。
凄い試合になってきた。

秋季千葉県大会 準決勝 習志野が木更津総合に延長12回で破る 

延長戦は木更津総合2番手の吉鶴投手と、習志野は1回からすでに120球を超えてきた山内投手が続投して、10回、11回とまたもや投手戦の形相となりました。

しかし、その均衡を破ったのは後攻の習志野、12回。1アウト後、小澤拓海君(2年、佐倉シニア)が左翼線の二塁打が出て一気にサヨナラ勝利のチャンス。3番.角田勇斗君(2年、佐倉シニア)が期待に応えて三塁線を破るサヨナラ・タイムリーで試合を決めました。

習志野が木更津総合を5-4で勝利。素晴らしい試合でした。しかし長かった。。。

 

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秋季千葉県大会 習志野が決勝と関東大会出場決める

◇テーブルスコア

score_201910051

※スコアの付け方は自己流の部分があります。間違いもあると思いますが、ご了解下さい。

◇メンバー

《打撃》

【木更津総合】
[9] L 秋元  9 ① 6 1 2 0 0 0 0 0 0
[4] 6 R 属増  4 ② 4 1 0 0 0 1 1 1 0
[8] L 山中  8 ① 5 1 2 1 0 0 0 0 0
[7] R 齋藤  7 ② 4 0 0 0 0 0 1 0 0
[3] R 岡本  5 ② 5 0 0 1 0 0 0 2 0
[6] L 大西  6 ① 3 1 1 0 0 0 0 1 0
PH R 岡林  15 ② 1 0 0 0 0 0 0 1 0
4 R 古川  14 ① 1 0 0 0 0 0 0 1 0
[2] R 佐々木 2 ② 4 0 0 0 0 1 0 1 0
[1] L 篠木  1 ② 3 0 2 1 0 0 0 1 0
1 L 吉鶴  10 ② 2 0 1 0 0 0 0 0 0
[5] L 長沼  18 ② 3 0 0 0 0 1 1 1 0
【習志野】
[5] L 和田  5 ② 5 0 0 0 0 0 1 2 0
[4] R 小澤  4 ② 6 1 2 0 0 0 0 0 0
[6] R 角田  6 ② 6 0 2 1 0 0 0 2 0
[3] L 櫻井  3 ② 4 0 1 0 0 0 1 0 0
[8] R 髙橋  9 ② 3 1 0 0 0 1 1 0 0
[1] L 山内  1 ② 5 2 1 1 0 0 0 0 0
[9] L 飴谷  9 ① 5 1 2 1 0 0 0 0 0
[2] R 宮下  2 ② 4 0 0 1 0 0 1 0 1
[7] L 小林  18 ① 4 0 0 0 0 1 0 2 0

《投手》

【木更津総合】
L 篠木  1 ② 6-1/3 27 123 5 2 6 4 4
L 吉鶴  10 ② 4-3/3 21 69 4 2 3 1 1
【習志野】
R 山内  1 ② 12 47 171 8 2 10 4 3

※最高学年以外の選手には丸数字で学年を表記

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