観戦記 2022 秋 - 県・地区・神宮 -

2022秋季神奈川県大会準決勝 日大藤沢 vs 慶應義塾 -2022.09.25-

投稿日:2022年9月25日 更新日:

2022秋季神奈川県大会 準決勝 慶應義塾vs日大藤沢

2022年秋季神奈川県大会もいよいよ準決勝です。9月2回目の3連休、最終日です。

先週から台風が週末に来襲して、9月のシルバーウィーク、2回の3連休なのに高校野球の観戦スケジュールを立てるのが難しい、高野連の方々も運営が難しかったでしょう。せっかく土日開催の秋の大会なのに、前週の準々決勝は3連休の初日(9/17)の土曜日だけ開催。

今週は準決勝・決勝の予定でしたが、昨日(9/24)の準決勝の日程が延び、本日(9/25)の日曜日、3連休最終日だけの観戦スケジュールになりました。決勝は9月27日(火)13時より、保土ヶ谷球場で開催されます。

ということで、台風に振り回された連休でしたが、とにかく本日は朝から快晴!、関東大会をかけた準決勝の2試合が観戦できて良かったです。

本日の準決勝の2試合は以下の通り。

・第1試合 日大藤沢 vs 慶應義塾
・第2試合 横浜創学館 vs 横浜

今日の1試合目、佐藤快司投手率いる日大藤沢と、東海大相模を準々決勝で退けて投打に好調の慶應義塾との試合。

そして2試合目は今大会始めて観戦となる22年夏の選手権神奈川県代表の横浜、エース杉山遥希投手をはじめ甲子園を経験した選手が新チームに残り、順調に勝ち上がってきました。対するは横浜創学館、どんな戦いを見せてくれるか楽しみです。

2022秋季神奈川県大会 準決勝 保土ヶ谷球場

準決勝の保土ヶ谷球場は7:45頃、チケットの行列に並びました。先週より30分ほど早く来たのですが、先週と同じく最後尾はサッカー場横あたりでした。早めにチケット販売、開場が開始され、8:30バックネット裏の座席を確保できました。

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日大藤沢 6-7 慶應義塾 慶應義塾が日大藤沢の追い上げを振り切り 関東大会キップを掴む

◆令和4年度秋季神奈川県大会 準決勝

2022年9月25日(日)

TEAM 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
慶應義塾 0 0 3 0 2 0 0 2 0 7 13 0
日大藤沢 0 0 0 0 0 1 1 3 1 6 12 2

(試合時間2:47 開始10:02、終了12:49 保土ヶ谷球場第1試合)

【日】佐藤快-齋藤
【慶】小宅、松井-渡辺憩

▽本塁打 田上(日) 福井(慶)
▽二塁打 佐藤快、杉山(日) 延末(慶)

2022秋季神奈川県大会 準決勝 慶應義塾vs日大藤沢

◇戦評

慶應義塾が後半の日大藤沢の追い上げを振り切って7-6で逃げ切り、関東大会の切符を勝ち取りました。

慶應は3回、福井直睦君(2年)の目の覚める綺麗な左翼越え3ランで先制、1-2回と先頭打者を出すも得点できず怪しい雰囲気になりかけましたが、慶應を一気に勢い付ける本塁打でした。

5回も2アウトから4番.渡辺憩君(2年)、5番.福井君と連続安打が続き、6番.延末藍太君(2年)が中翼越えの二塁打で2点追加。投げては1年生右腕の小宅雅己投手(1年)が落ち着いた投球を見せており、5-0と試合の流れをしっかりと引き寄せて一気に試合を決めるかという状況に。

しかし、試合の流れが怪しくなってきたのは6回、日大藤沢の攻撃から。先頭打者の9番.佐藤快司君(2年)の打球は簡単な左翼飛球でしたが、慶應の左翼手.加藤右悟君(1年)がちょうど真上になった太陽が眼に入り打球を見失い、二塁打にしてしまう。1番2番を打ち取り2アウトとなりましたが、3番.杉山大和君(2年)が初球を狙い打ち、左翼越え二塁打で1点を返す。

7回もエンドランを決めて2安打で3塁まで走者を送り、スクイズを決めて追加点。7回を終わり日大藤沢が2点を返して、2-5とジリジリと詰め寄る形になった。

日大藤沢の佐藤快司投手も6回以降、カーブを多めに配球して、ストレート狙いの打者のタイミングをずらし、慶應義塾の連打を抑える投球になったように感じます。

ですが、8回に日大藤沢の2失策、2四死球が絡み、自らが慶應義塾に2点献上、7-2と再度5点差に戻され、慶應義塾に勝利が見え始めたかに思えた。

しかし、ここから日大藤沢の反撃がスタートした。慶應義塾は2番手でエースの松井喜一投手(2年)に交代して打順は1番から。1アウト後、2番.宗形櫂斗君(1年)、3番.杉山君の連続安打で出塁、1アウト1・2塁。次打者の4番.田上優弥君(2年)は小宅投手には3打席2三振と抑えられていたが、この打席は2ボール2ストライク後の5球目、真ん中に入ったカーブを左翼スタンドに飛び込む3ラン本塁打を放った。

これで7-5の2点差まで日大藤沢が追い上げ、試合が行方が判らなくなっていた。

9回表、慶應義塾が三者凡退として、最後9回裏、日大藤沢の攻撃は7番から、何とか1人出て打順を1番に回したかっただろう。8番.矢島君の内野安打で出塁して、何とか思惑通りの2アウト1塁に。ここから日大藤沢は1番.牧原賢汰君(1年)、宗形君が連続ヒットで1点追加して、1点差に追い上げた。3番.杉山君が四球を選び2アウト満塁、日大藤沢に1打ヒットが出れば一気に逆転できる状況となった。

ここで迎えるは4番.田上君で、8回に本塁打を打っており、慶應義塾.松井投手も勝負せざるを得ない状況。松井投手はカーブは投げず、ストレートで一気に2ストライクと田上君を追い込み、最後は右翼飛球に打ち取り、ゲームセットとなりました。

あと1本まで追い上げた日大藤沢の粘り、ピンクの応援団、迫力がありました。この危機を乗り越えた慶應義塾選手たち、また強くなれますね。最後はヒリヒリする試合展開でした。

慶應は6回のアンラッキーな二塁打、失点から日大藤沢に隙を作り、日大藤沢は8回の失策絡みの失点が大きく最後には響いた結果となりました。やはり失策は怖いですね。

慶應義塾が苦しみながらも決勝に進出して、関東大会の切符を勝ち取った試合でした。

決勝は本日第2試合目の勝者、横浜との対戦(9月27日(火)13時開始、保土ヶ谷球場)。神奈川県大会で優勝して、来年の春のセンバツ・甲子園を目指してください。頑張れー!

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◇テーブルスコア

score_202209251

※スコアの付け方は自己流の部分があります。間違いもあると思いますが、ご了解下さい。

◇メンバー

《打撃》

【日大藤沢】
[5] R 牧原賢 5 ① 5 0 1 0 0 0 0 0 0
[4] R 宗形 4 5 1 2 1 0 0 0 0 0
[7] L 杉山 7 4 1 2 1 0 0 1 0 0
[6] R 田上 6 5 1 1 3 0 0 0 2 0
[2] R 齋藤 2 ① 3 0 0 0 0 0 0 0 1
[9] R 中里 9 4 1 2 0 1 0 0 0 0
[3] R 櫻井 3 ① 3 0 2 0 0 0 0 0 1
PH L 湯田 22 1 1 0 0 0 0 0 0 0
[8] R 矢島 8 3 0 1 1 0 1 0 0 0
[1] L 佐藤快 1 3 1 1 0 0 0 0 0 0
1 R 坂本 10 1 1 0 0 0 0 0 0 0
【慶應義塾】
[8] L 丸田 8 4 1 2 1 1 0 1 0 0
[4] 5 L 大村 4 3 0 0 0 0 1 1 1 0
[7] R 加藤 7 ① 5 1 1 0 0 0 0 1 0
7   山本 - - - - - - - - -
[2] R 渡辺憩 2 5 1 2 0 1 0 0 1 0
[9] R 福井 9 5 2 3 3 0 0 0 2 0
9   戸塚 - - - - - - - - -
[3] L 延末 3 4 0 2 2 0 0 0 0 0
[5] R 清原 5 ① 4 0 2 0 0 0 0 1 0
PR   深澤 25 - - - - - - - - -
4   宮尾 14 1 1 0 0 0 0 0 0 0
[6] L 八木 6 4 1 1 0 0 1 2 0 0
[1] L 小宅 10 ① 2 0 0 0 0 1 0 0 0
PH R 安達 13 1 0 0 0 0 0 0 0 0
PR   細井 20 - 1 - - - - - - -
1   松井 1 - - - - - - - - -

《投手》

【日大藤沢】
L 佐藤快 1 8 39 129 12 4 5 7 6
R 坂本  10 1 4 18 1 0 1 0 0
【慶應義塾】
R 小宅 10 ① 7 27 94 6 1 3 2 2
R 松井 1 2 13 48 6 1 1 4 4

※最高学年以外の選手には丸数字で学年を表記

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