高校野球の応援、ブラバンの第2弾。
テレ朝系「アメトーーク」では夏の甲子園特集、高校野球の応援歌やブラスバンドについて紹介されていますね。
昨夏2016年8月には、野球部員と吹奏楽部員の恋愛を描いた漫画「青空エール」(*1)が、末尾に紹介する梅津さんが監修を務められ映画化されました。その影響もあってか、各高校や野球チームのブラバン応援の人気は、そのオリジナル性とスタンドの応援との一体感があり、野球ファンの間でも高まりつつあり、グラウンドでの選手だけでなく、高校野球の1シーンです。
高校野球観戦の見どころのひとつとして、面白く楽しみたい。
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拓大紅陵(千葉) 『チャンス紅陵』などオリジナル曲の宝庫
拓大紅陵の応援といえば、『チャンス紅陵』。
千葉県ではおなじみのご当地ソング、拓大紅陵が作曲したオリジナル応援歌。千葉県では半数以上の高校で採用されており、千葉県球児、観戦するには馴染みの深いもの、小学校の運動会でも流れるともいう応援歌。
この『チャンス紅陵』は2016年公開の映画「青空エール」(*1)でも使用されています。
最近は、浦和学院・花咲徳栄・桐生第一など関東圏の学校が使用するなど、その流行は千葉県から関東、全国に広がりつつあります。浦和学院が『チャンス紅陵』を吹くようになって、なぜか名前が変わって『怪物マーチ』っていう名前になって広まっているんです。
埼玉と千葉はなんでもライバル的な存在で比較されるが、埼玉県もこの曲の良さから、千葉県発信の曲を使っているのが面白いですね。
歌謡曲を転用したり、東京六大学の応援曲を使ったりする学校も多いが、拓大紅陵は応援で使う約30曲のほぼすべてがオリジナルなのは珍しい。吹奏楽部顧問の吹田正人さんが毎年、作曲している。
◆人気のオリジナル曲
・チャンス紅陵
・ノッテけ!紅陵
・紅陵ボンバー
・紅陵ムーヴ(2017新曲)
・勝利のテーマ
・燃えろ紅陵
◆『チャンス紅陵』の起源
「吹田正人教諭が母校の教師となって間もないころ、硬式野球部の小枝守監督(*2)と「聞いたらすぐに紅陵と分かる応援曲を作れないか」と話したのをきっかけに、応援曲作りに取りかかる。
「スタンドが盛り上がり、選手の気持ちを高め、相手に心理的プレッシャーを与える曲」
そこで誕生したのが『チャンス紅陵』、1986年センバツ大会、3回目の甲子園出場で演奏された。元ヤクルトの飯田哲也選手などを擁し、関東大会は春秋連覇して東の横綱と呼ばれた時代。(本当に懐かしい)
*1)映画「青空エール」:2016年8月20日に公開。出演は土屋太鳳、竹内涼真、葉山奨之。監督は三木孝浩。青空エール(あおぞらエール、YELL FOR THE BLUE SKY)は、河原和音による日本の漫画作品。
*2)小枝守(こえだ まもる)氏は、日本の高校野球指導者。日本大学第三高等学校、拓殖大学紅陵高等学校野球部監督を歴任し、現在は日本高等学校野球連盟技術・振興委員を務める。2016年4月、同年8月30日から9月4日まで台湾で開催される第11回 BFA U-18アジア選手権大会の侍ジャパンU-18代表監督に就任が決定。任期は2年で、今年2017年カナダで開催された「2017 WBSC U-18ワールドカップ」で、早稲田実業.清宮君や履正社.安田君を率いて指揮を執られました。2019年1月21日、死去(67歳没)。2014年千葉大会を最後に勇退するまでの33年間、甲子園9回出場、10勝を記録を挙げた名将。
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■浦和学院(埼玉) ノリノリの「浦学サンバ」
浦学はオリジナル応援曲「浦学サンバ」が名物。
浦和学院はオリジナル曲の「浦学サンバ」に代表される、途切れないでノンストップで流れるスタイルが最高。何度か大宮公園球場に出向きますが、浦和学院の応援の一体感もすごいです。
「浦学サンバ」はノリノリな曲です。この「浦学サンバ」は沖縄県内の高校がみんな演奏するんです、「浦学サンバ」だとは知らずに。全国区ですね。
また、前述の拓大紅陵の「チャンス紅陵」を「怪物マーチ」という名でいち早く演奏し、埼玉県内に広めたことでも知られる。関東大会、甲子園で「チャンス紅陵」VS「怪物マーチ」の聴き比べを実現してほしい。
★高校野球ブラバン応援研究家の梅津有希子さんの著書「高校野球を100倍楽しむ ブラバン甲子園大研究」を紹介します。
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