2019秋季神奈川県大会4回戦　桐光学園 vs 慶應義塾　-2019.09.15-

秋季神奈川県大会4回戦、保土ヶ谷球場2試合目の『桐光学園vs慶應義塾』戦の観戦です。

第1試合横浜-神奈川工業が引き締まった投手戦、ある意味番狂わせな試合展開でしたが、2試合目はどうなるか。
桐光学園は昨年からも活躍している2年生投手の安達壮汰君が残る一方、慶應義塾は昨年同様投手陣に不安が残ります。1年生投手の前田晃宏君がどこまで踏ん張れるか楽しみです。

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桐光学園 3－1 慶應義塾　桐光.安達投手2年生と慶應1年生.前田投手の投げ合い、慶應先制するも桐光が逆転勝利

令和元年度秋季神奈川大会　4回戦

2019年9月15日（日）

（試合時間2：44　開始11：31、終了14：15　保土ヶ谷球場第2試合）

【桐】安達－石倉

【慶】前田、白木、松平－坪田

▽三塁打　内囿（桐）

▽二塁打　森田（桐）　佐藤（慶）

◇戦評

桐光学園は背番号1、エース左腕.安達壮汰投手（2年、志村ボーイズ出身）、慶應義塾は1年生右腕の前田晃宏投手（1年、広島ボーイズ）の先発、先攻.慶應義塾、後攻.桐光学園で試合が開始しました。

初回の慶應義塾は1番.佐藤駿君（2年、京葉ボーイズ）が、試合開始のサイレンが鳴りやまぬ前に初球を左翼線を抜く二塁打で開始。今日の4回戦からブラスバンドが応援スタンドに入っての応援が始まり、いきなり慶應義塾が勢い付きました。ブラ・バンの有り無しは影響が大きいでしょう。

送りバントの後、2アウトながらも4番. 深松結太君（2年、八王子シニア）が中翼前安打でタイムリーを放ち、慶應義塾が1点先制。続く5番.二宮慎太朗君（1年、豊田シニア）も中翼前安打で立ち上がりの桐光.安達投手を攻めますが、昨日の海老名戦ヒーロー、西澤元希君（2年、北摂シニア）が三振して1点止まり。

慶應義塾は2回も四球で走者を出して、2アウト2塁で1番.佐藤君に打順が回り、アウトカウント2-2でストレートを打ち返し、佐藤君の打球はもう少しで右翼オーバーのところでしたが桐光の左翼手.森田翔君（2年、江戸川中央シニア）が後ろに走りながらキャッチ、桐光学園のファインプレーで慶應義塾は追加得点ならず。

3回以降は安達投手も落ち着き、慶應打線をきっちりと抑えました。

一方、桐光学園は初回慶應と同じく二塁打を2番.森田翔君が放ち出塁しますが得点ならず。
4回、5回も慶應の前田投手を攻めますが、あと1本が出ず、5回終わって1-0のまま後半イニングへ。

6回がこの試合を決めました。6回表、慶應は3番.本間颯太朗君（2年、生駒ボーイズ）、4番.深松君の2者連続の中翼前安打で追加点を狙いますが、5番.二宮君の打球は二塁強襲でしたが桐光の好守に阻まれダブルプレーでチャンスを潰しました。

一方、桐光の6回裏は、慶應.前田投手の疲れが見え始めたところをしっかりと四球を選び、3四球で2アウト満塁。そこで9番.1年生の内囿光人君（1年、 世田谷西シニア）が値千金、走者一掃の左翼線の三塁打を放ち一気に3点、逆転しました。

ここで前田投手は降板、2年生左腕.白木投手へバトンタッチ。5回から四球3つと疲れが見え始め、足がつり水分補給したあたりが交代の時期だったでしょうか。ほとんど連打されることなく四球で自滅した状況なので、もっと打たれてもいいから思いっきり投げてほしいと感じました。交代についてはなかなかベンチも難しい選択。しかしここが試合のポイントだったことは確かです。

前田投手は今日は初回からチェンジアップが冴えて、桐光打線から5奪三振、被安打5という成績でした。まだ秋の大会なので、もっともっと体を大きくして伸びるいい選手です。元広島カープ主砲、最近はテレビ朝日系列で解説者をされている前田智徳氏の次男です。

8回表にも慶應義塾が安打と四死球で満塁と再逆転のチャンスを作りましたが、残念ながらあと1本が出ませんでした。

桐光は安達投手が9回まで完投して、慶應義塾に被安打6、奪三振6、四死球3の成績、3-1で桐光学園を勝利に導きました。

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◇テーブルスコア

score_201909152

※スコアの付け方は自己流の部分があります。間違いもあると思いますが、ご了解下さい。

◇メンバー

《打撃》

《投手》

  ※最高学年以外の選手には丸数字で学年を表記。わかる範囲で記載しています。

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