観戦記 2023 秋 - 県・関東・神宮 -

2023秋季神奈川県大会.準決勝 東海大相模 vs 横浜 -2023.09.30-

投稿日:2023年9月30日 更新日:

2023秋季神奈川県大会.準決勝 横浜vs東海大相模

2023年秋季神奈川県大会、今日は準決勝の観戦です。

2023秋季神奈川県大会.準決勝@保土ケ谷球場
第1試合 東海大相模 vs 横浜 
第2試合 桐光学園 vs 鎌倉学園

秋季神奈川県大会は9月30日の準決勝、横浜vs東海大相模の東西横綱の対決、黄金カードです。
横浜、東海大相模の両校対決は、22年の夏の神奈川大会決勝戦以来で、この試合では1対0で横浜が勝利している。

今大会これまでの戦いを見ると、横浜にコールド勝利ゲームはなく、これまでの圧倒的な強さは陰に潜めている。3回戦の向上戦がタイブレーク、準々決勝の横浜商戦も一気に5点を奪われている。
一方、東海大相模は強打者、巧打者揃いの布陣で、全国でもトップクラスの戦力を誇るチーム。ここまでの戦いを見ても、苦しむことなく勝ち上がっている。

いずれも全国からハイレベルな選手たちが集まる両チーム、今季の新チームも観戦出来ていませんでしたので、新しい有望選手、大型選手を観ることが出来るはず。楽しみな保土ケ谷球場です。

さて、保土ケ谷球場のチケットの行列は凄かった。サッカー場をぐるっと回って、駐車場側の噴水、ホールのところまで列が伸びていました。球場前もごった返し、さすが実力と人気チーム同士の対決カードです。

今大会初、外野芝生席も開場されました。

2023秋季神奈川県大会.準決勝 横浜vs東海大相模

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東海大相模 9-10 横浜 新・横浜チームが粘り強く10回タイブレーク4点差を逆転サヨナラ勝利 関東出場決める

◆令和5年度秋季神奈川県大会 準決勝

2023年9月30日(日)

TEAM 2 3 4 5 6 7 8 9 10 H E
東海大相模 0 1 1 0 0 0 2 0 1 4 9 8 0
横浜 0 3 2 0 0 0 0 0 0 5x 10 11 3

(試合時間3:13 開始10:01、終了13:14 保土ケ谷球場第1試合)

【相】福田、塚本、藤田、高橋-木村
【横】奥村頼、安松、奥村頼、前田-椎木

▽本塁打 和田(相)
▽三塁打 奥村頼(横)
▽二塁打 長尾、和田、藤田(相) 為永、林(横)

 

◇戦評

東海大相模vs横浜の黄金カードは、死闘の末に横浜が9-10の逆転サヨナラ勝利を収めて宿敵対決を制し、2年連続の決勝進出、関東大会出場を決めた。

東海大相模は福田拓翔投手(1年)、横浜は奥村頼人投手(1年)が先発、両投手とも背番号10番、1年生です。

試合が動いたのは2回、東海大相模は四球で出塁した金本貫汰君(1年)を7番.才田和空君(2年)のタイムリーで1点を先制。
しかし、その裏の横浜は5番.峯大翔君(2年)の中翼前、6番.上田君の左翼前安打で出塁、2アウト二・三塁で、8番.奥村君の投手自らの右中間三塁打で2点、逆転に成功。さらに9番.奥村凌大君(1年)のタイムリーで3-1とリードを広げた。

3回表、すかさず東海大相模は1番.和田勇騎君(2年)が右翼越え本塁打で1点を返して、2-3と追い上げる。
しかし、またまたその裏、横浜は2番.為永君の右翼ライン二塁打を皮切りに、4番.椎木卿五捕手(2年)の左翼前タイムリーで追加点、ワイルドピッチを飛び出し、5-2とする。

5-2で横浜が3点リードして試合を折り返し、予想外に横浜はやっぱり強いんだと思わせる、見せ付ける試合運びでした。
しかし、後半横浜の守備にほころびが出始めました。

 

7回表、東海大相模は横浜のミス、7番.才田君の中翼前安打で1アウト二・三塁で、代打.高野海要君(1年)の2点タイムリーを放ち5-4と1点差に迫る。さらに9回最終回には1アウト一塁で1番.和田君の左翼ライン際の二塁打で同点に追いつき、延長戦での勝負とした。

タイブレークの10回表、東海大相模は押し出しと、9回からマウンドに上がった藤田琉生投手(2年)が走者一掃の左翼越えタイムリー二塁打などで4得点、9-5とした。さすがに4点差は厳しい、試合は東海大相模勝利と思っていた、、、。

しかし、その裏に横浜は怒涛の追い上げを見せた。ノーアウト満塁の場面で、9回から出場した林幸介君(2年)の中翼越えタイムリー二塁打で2点を返す。その後2アウトとなりますが、6番代打の松村海青君(2年)の右翼前タイムリーで同点に追いつき、10回タイブレークで代走出場していた8番.松本莉希君(2年)が劇的な中翼前タイムリーを放ち、逆転サヨナラで試合を決めた。

東海大相模の148キロ右腕.福田投手に対して、バットを短く持ってくらいつく姿勢、攻撃をみせた横浜。タイブレークで4点差を諦めず、ひっくり返す粘り強い横浜、途中出場の選手たちが最後に活躍しました。新しい「横浜」を発見した気がしました。

 

第2試合目は桐光学園が鎌倉学園を破り、決勝は横浜対桐光学園の戦いとなりました。
2校の関東大会への出場(栃木県開催)が決まりました。

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◇テーブルスコア

score_202309301

※スコアの付け方は自己流の部分があります。間違いもあると思いますが、ご了解下さい。

◇メンバー

《打撃》

【東海大相模】
[8] L 和田 9 4 1 2 2 0 0 2 0 0
[2] R 木村 2 5 0 0 0 0 0 1 1 0
[9] R 宮野 17 3 0 0 0 0 0 0 0 0
PH 3 R 滝川 15 2 0 0 0 0 0 1 0 -
[7] L 金本 7 ① 3 1 0 0 1 0 2 2 0
[3] 9 R 長尾 8 5 2 1 0 0 0 0 0 0
[4] L 柴田 4 ① 4 1 0 0 0 0 1 1 0
[5] R 才田 5 5 1 2 1 0 0 0 0 0
[6] R 岡山 6 ① 4 2 1 1 0 0 1 0 0
[1] R 福田 10 ① 2 0 0 0 0 0 0 2 0
PH L 高野 25 ① 1 0 1 2 0 0 0 0 -
1   塚本 1 - - - - - - - - 0
PH L 日高 11 1 0 0 0 0 0 0 1 -
1 L 藤田 18 1 0 1 3 0 0 0 0 0
1   高橋 19 - - - - - - - - 0
【横浜】
[8] L 阿部 8 ① 4 1 1 0 0 0 1 0 0
[5] L 為永 4 2 1 1 0 0 0 0 0 0
PR   渕上 24 - - - - - - - - 0
9 R 林  13 1 1 1 0 0 0 0 0 0
[9] L 井上 9 3 0 0 0 0 0 0 1 0
PH 5 R 青木宏 6 0 0 0 0 0 1 0 0 0
PH L 栗山 19 1 0 0 0 0 0 0 0 -
[2] R 椎木 2 3 1 1 0 0 0 2 1 0
[4] L 峯  5 5 2 2 0 0 0 0 1 0
[7] L 上田 7 3 0 1 0 0 0 0 2 0
1 R 安松 21 1 0 0 0 0 0 0 1 0
7   今村 14 ① - - - - - - - - 0
PH R 松村 3 1 0 1 0 0 0 0 0 -
[3] L 小森 15 4 1 0 0 0 0 0 1 1
[1] 7 1 L 奥村頼 10 ① 4 1 1 0 0 0 0 0 1
1   前田 23 ① - - - - - - - - 0
PR R 松本 16 1 1 1 0 0 0 0 0 0
[6] L 奥村凌 25 ① 4 1 1 0 0 1 0 0 1

《投手》

【東海大相模】
R 福田  10 6 25 92 8 0 4 5 5
R 塚本  1 2 8 24 0 2 2 0 0
L 藤田  18 1-2/3 8 34 1 2 1 1 3
R 高橋  19 0/3 3 11 2 1 0 2 0
【横浜】
L 奥村頼 10 7-2/3 33 120 6 4 4 4 3
R 安松  21 3/3 6 26 2 1 3 1 1
L 奥村頼 10 3/3 6 21 1 2 0 4 4
R 前田  23 1/3 2 11 0 1 0 0 0

※最高学年以外の選手には丸数字で学年を表記

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