高校野球観戦で、グラウンドで一生懸命プレーしている選手ばかりでなく、スタンドを眺めるのも楽しみ方の1つです。
これまでの観戦で個人的に印象深い、凄すぎる高校高校野球の応援、ブラバンを取り上げてみたいと思います。
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習志野(千葉) ブラバンは大音量・攻撃的
全国大会の吹奏楽コンクールでもう、金賞の常連校です。全校生徒の5分の1が吹奏楽部員ってことらしい。
野球部の選手の一挙手一投足に、ブラバンからのオリジナル曲が流れるみたいですが、とにかく大音量。ちょっとうるさい、音が大き過ぎるともいえ、野球を観戦に来ているんだけどという方々もいるとは思います。
グラウンドだけでなく、スタンドとも戦う必要がある選手たちにはどんな感じ思いなのか、相手チーム、選手にとってはたぶん恐怖以外にはない。
その中でも「レッツゴー習志野」は、習志野高校吹奏楽部が楽譜を著作権を保有し、孤高のオリジナル曲です。
最も印象的なのは、第93回大会夏の甲子園(2011年)で対静岡高戦の有名なホームスチール、トリプルスチールの場面。「レッツゴー習志野」にやられてしまった瞬間。私は田舎でTV観戦して「静高」を応援していた時でした。この大会、習志野はベスト4まで進出している。
得点圏にランナーが達した時はもちろん、劣勢時にも最初からレッツゴー。
横浜(神奈川) 応援の一体感がすごい
横高の応援は、スタンドの観客すべての観客を巻き込む。全体の一体感がとにかくすごく、盛り上がりが最高潮に達すると、脅威にすら感じる。
バックネット裏で観戦していると、横浜高校の応援の声があちこちで聴こえるのです。バックネット裏はまさに野球観戦している方が多く、横浜高校の関係者じゃなさそうな観客の方が突然、声を出して応援歌を歌います。黄色いメガホンを持っているのが目印です。
応援は打者単位ではなく「曲単位」で行われるらしく(打者結果で止まらない)、1曲演奏しきって、次の曲を立て続けに演奏していくスタイル。慶應義塾(神奈川)や早稲田実業(東京)など大学系列校、高校野球では珍しく、拓大紅陵(千葉)が同じスタイルとのこと。
さて、横浜高校の応援は、俳優.柳沢慎吾さんのネタでも出てきますので有名です。
「Y・O・K・O・K・O、横高!」
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慶應義塾高校(神奈川) 「陸の王者」と勇ましい
慶應義塾高校の応援は、何と言っても「ダッシュKEIO」です。
応援はしっかりと慶應義塾大学のスタイルと同じです。その東京六大学.慶應義塾大学の応援でも使われているオリジナル応援曲、応援ソングの金字塔です。
次に、得点が入る度に歌われるのが、慶應義塾第一応援歌の「若き血」です。”陸の王者 慶應”とは何とも勇ましく、スゴイと言わざるを得ません。
地方大会で勝ち上がると慶應女子(慶應義塾女子高)バトン部の協力でチアリーダーが加わります。
前橋育英(群馬) 鉄琴の音色は軽やかで怖い
前橋育英のブラバンはとても特徴的で、「鉄琴」の音色がメロディアスで、キレのある早いテンポでの演奏される。
”チンチリチンチリ”ととても可愛く、リズミカルな音、メロディが聞こえてきて、昔懐かしい小学校の音楽を思い出します。
しかし、相手チームからは忍び寄る、妙な怖さを感じさせます。押せ押せ感がボディーブローのように効いてきて、何か起きる予感。
恐るべし、前橋育英ブラバン。
★高校野球ブラバン応援研究家の梅津有希子さんの著書「高校野球を100倍楽しむ ブラバン甲子園大研究」を紹介します。
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