第100回全国高校野球選手権記念大会が8月5日(日)、ついに開幕しました。
第100回記念大会のため、皇太子さまが観戦、始球式には松井秀樹さんが母校星稜戦の試合で投げることから、超混雑したようです。朝7時ころには「内野特別席自由席」当日券が完売、アルプス席も1塁から3塁と8時台にはなくなったようですね。
今日は1塁アルプススタンドから慶應義塾を応援しました。夏選抜の雪辱を果たしてくれるでしょうか。
まずは”1勝”、勝ち取ってください。がんばれ~!
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慶應義塾 3-2 中越 慶應が9回宮尾君の適時打でサヨナラ勝利 『捲土重来』約束果たす
◆第100回全国高等学校野球選手権記念大会 1回戦
2018年8月5日(日)
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E |
中越 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 8 | 0 |
慶應義塾 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1x | 3 | 7 | 2 |
(試合時間2:26 横浜スタジアム第1試合)
【慶】生井、渡部-善波
【中】山本、山田、山本(2)、山田(2)、山本(3)、山田(3)-小鷹
▽二塁打 小鷹【中】
◇戦評
慶應義塾が最終回の9回裏、2アウトからチャンスを作り絶好調の宮尾将君(3年)が中前適時打を放ちサヨナラ勝ち。劇的な幕切れで決着をつけ、今春センバツからの念願1勝を甲子園で挙げました。
今日の慶應義塾は序盤先行しましたが、中盤以降チャンスを作るもののあと1本のところを中越の遊撃手.坂井翔太君(3年)君の好守備に阻まれ、追加点が取れない状況が続きました。
また中越の小刻みな継投が大当たりしました。先発.山本雅樹投手(3年)はエースナンバーの右腕、4回2アウトからリリーフしたのは山田叶夢投手(3年)は左腕、背番号9。
4回のリリース以降は右打者には右の山本君、左打者には左の山田君と、なんと5回も交代して3回ずつ登板する結果(*1)となりました。ふたりともストレートとスライダーを基本でしたが、スライダーは縦・横と多彩で、ストレートは130km後半ですが、威力満点でした。
慶應打線は、なんともタイミングが合わず10三振でした。
中越の術中にハマり、慶應打線は中盤から沈黙、とってもまずい展開でした。唯一、「後攻」が救いかと思えました。(いつも先攻が多いのに、今日は後攻でよかった。)
さらには、守備のミスが出て厳しい試合展開となりました。
慶応義塾が2-1とリードした7回、中越・広瀬航大君(1年)の左前打を左翼手が後逸。ボールが外野を転々とする間に打者走者の生還を許し、同点に追いつかれてしまいました。
試合は同点のまま最終回にもつれ込み、9回裏、2死から善波力君(2年)が四球を選び、代打の関展理君(2年)が右前安打で2アウト1、2塁のチャンスを作りました。ここで、1番.宮尾君が中前に適時打を放ってサヨナラ勝ち。劇的な幕切れで、接戦にケリをつけました。
北神奈川大会決勝でも2アウトからの得点できる強さを見せてくれた慶應義塾が、甲子園でも魅せてくれました。
久しぶりのアルプススタンドでの応援でした。
(それはもう、アルプススタンドは盛り上がりましたよ。のどがカラカラです。)
慶應義塾選手のみなさん 初戦勝利 おめでとう、そして甲子園1勝 おめでとう!
中越は先発右腕の山本君と左腕の山田君を相手打者の左右によって小刻みに継投、慶応打線をかわしました。素晴らしい継投でした。そして、打撃も相手の7安打を上回る8安打を放ったものの、惜しくも競り負けました。
8回の攻撃、1死一、三塁の勝ち越しの好機にスクイズを失敗、飛び出した三塁走者が刺されたミスも痛かったですね。あと一歩でした。
このプレーをした2年生捕手の善波君は、この試合の「影のヒーロー」と言えます。春センバツでも活躍しており甲子園との相性が抜群、つまり大舞台に強いんですね。
そしてもう一人、リリーフの渡部淳一投手。多彩な変化球で8回から9回としっかりと締めました。その結果が逆転劇を生み出しています。
また、次の試合も活躍してください。
野球ルール
*1)今日の試合、中越の系統は素晴らしかったのですが、野球ルールに則り、何回も同じ選手が投手で交代してもいいのか?の疑問にネットで確認してみました。
以下の規則を読んでみてください。一度は聞いたこともあるかもしれません。
投手の関わる交代の規則【野球規則:5.10 『プレーヤーの交代』】
投手以外の野手は、どのタイミングでも守備交代することが可能であるが、投手に限っては制限がある。
投手が投手以外の守備位置に変更となった場合、同一イニング内では再度投手に戻る以外の守備変更は認められないほか、再度投手に戻った後は別の守備位置を守ることができない。 ただし、高校野球ではベンチ入りの選手が少ないことから、例外的に同一イニング内でも投手が投手以外の守備位置に変更となった後に、さらに投手以外の守備位置への変更が認められている(投手に戻った後の禁止事項は同様)。
一度登板した後は、負傷のため投球を継続できないなどのやむを得ない場合を除き、打者がアウトになるか、一塁に到達するか(最低1打席の対戦を完遂するか)、攻守交替するかしなければ交代することができない。そのため、代打の代打は可能であるが、リリーフのリリーフは不可能となっている。
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◇テーブルスコア
※スコアの付け方は自己流の部分があります。間違いもあると思いますが、ご了解下さい。
◇メンバー
《打撃》
【慶應義塾】 | 打 | 得 | 安 | 点 | 盗 | 犠 | 四 | 振 | 失 | |
[6] | L 宮尾 6 | 5 | 2 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 |
[8] | L 大川 8 | 4 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
[5] | L 下山 5 | 3 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
[3] | R 廣瀬 3 ② | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 |
[8] | L 根岸 8 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 |
[4] | R 奥村 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 |
9 | R 石田 9 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 |
PH 9 | L 吉川 13 ② | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
1 | L 渡部 10 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 |
[2] | R 善波 2 ② | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 |
[1] 9 | L 生井 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
8 | R 関 17 ② | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
【中越】 | 打 | 得 | 安 | 点 | 盗 | 犠 | 四 | 振 | 失 | |
[7] | R 長岡 7 | 4 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 |
[5] | L 品田 5 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 |
[6] | R 坂井 6 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
[2] | L 小鷹 2 | 3 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
[3] | R 安達 3 | 4 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
[9] | L 山田 9 | 4 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 |
[4] | L 広瀬 4 ① | 3 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
[1] | R 山本 1 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 |
[8] | L 小出 8 | 4 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
《投手》
【慶應義塾】 | 回 | 打 | 投 | 安 | 球 | 振 | 失 | 責 |
L 生井 1 | 7-2/3 | 33 | 128 | 8 | 4 | 4 | 2 | 1 |
L 渡部 10 | 1-1/3 | 4 | 16 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 |
【中越】 | 回 | 打 | 投 | 安 | 球 | 振 | 失 | 責 |
R 山本 1 | 3-2/3 | 17 | 65 | 4 | 2 | 4 | 2 | 2 |
L 山田 9 | 1-2/3 | 6 | 20 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 |
R 山本 1 | 4/3 | 4 | 18 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 |
L 山田 9 | 1-1/3 | 5 | 19 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 |
R 山本 1 | 2/3 | 4 | 19 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
L 山田 9 | 0/3 | 1 | 5 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
※最高学年以外の選手には丸数字で学年を表記
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