2024 春 - 県・関東 - 観戦記

2024春季神奈川県大会.準々決勝 慶應義塾 vs 横浜 -2024.04.28-

投稿日:2024年4月28日 更新日:

2024春季神奈川県大会 慶應義塾vs横浜

今日は2024年春季神奈川県大会.準々決勝を保土ケ谷球場に観戦に来ました。

ゴールデンウィークが始まり、4月27日の昨日から準々決勝が始まっています。反対側のブロックは向上と武相が勝ち上がりベスト4、準決勝に進出しました。準決勝から横浜スタジアムで開催されます。

さて今日の準々決勝2日目のカードは以下の通り。神奈川県四天王と呼ばれる強豪校同士の対戦です。
昨日の天候とは打って変わって五月晴れ、25℃以上の夏日予想です。これは観るしかない!

神奈川県大会、保土ケ谷野球場の今日の2試合を観戦です。

2024春季神奈川県大会.準々決勝
第1試合 慶應義塾 vs 横浜
第2試合 東海大相模 vs 桐光学園  ←試合結果、スコアはこちらから

1試合目は昨年夏の選手権大会神奈川決勝と同じく、慶應義塾と横浜の顔合せになりました。決勝では横浜守備でのダブルプレーの判定が覆った後、逆転HRにより慶應義塾が優勝を飾る試合。慶應義塾はさらに夏の甲子園で頂点、全国制覇にまで登り詰めました。慶應義塾は甲子園経験者の小宅雅己君、鈴木佳門君の投手陣、加藤右悟君が主将として最高学年で残るチーム。一方、横浜も椎木卿五君を中心に強力打線は健在、流石に野球の素質がある球児が全国から集まる常勝チーム。

昨年秋季大会では慶應義塾は準々決勝で桐光学園.法橋瑛良投手の前に敗れ、神奈川の厳しさを再度認識した試合だったかと思います。横浜は神奈川県大会を準優勝、関東大会に出場しましたが、1回戦敗退と実力を見せられず惜敗。

2試合目は東海大相模と桐光学園。桐光学園は昨秋神奈川県大会を見事優勝、関東大会では2回戦敗退、ベスト8となりましたが、春の選抜には最後の枠を争うも選ばれず。東海大相模は県大会準決勝で横浜と対戦して延長9-10で涙を呑みました。

いずれの4チームも悔しい秋を経験して春を迎え、横浜が昨夏決勝の慶應義塾に雪辱なるか、慶應義塾の今年は実力が気になる試合です。桐光学園は優勝、関東経験でさらなる成長を見せるか、東海大相模が本来の実力を見せ付けてくるか、2試合と芋に目が離せない試合になるでしょうね。楽しみです。

2024春季神奈川県大会 慶應義塾vs横浜 東海大相模vs桐光学園

 

今日の保土ケ谷球場は混雑必至でしょうから試合開始2時間前、8:00を目標に到着。いきなり失敗。。。なんとチケットの行列は保土ケ谷球場の外野どころか、サッカー場どころか、サッカー場を一周回って裏のテニスコートのところまで行列が伸びていました、やられました。

昨年秋の慶應義塾の全国制覇冷めやらぬ時でもサッカー場の横までだったのに、、、でもこの対戦カードだったらしょうがない。コロナ禍が過ぎ、WBCで日本が優勝して、大谷・山本がドジャーズへ、桐光学園出身の松井裕樹選手が米大リーグで活躍、GW連休を迎え高校野球熱が盛り上がってきた証拠ですね。を購入して球場入りは9:05、ネット裏の観客席をほぼ埋まっている状況でしたが、なんとか3塁側寄りの中段観客席で1席だけ確保、ラッキーでした。

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慶應義塾 4-9 横浜 横浜.椎木君が慶應.小宅投手から初回先制2ランHR 横浜が昨夏の雪辱を果たす勝利

◆令和6年度春季神奈川県大会 準々決勝

2024年4月28日(日)

TEAM 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
横浜 2 0 0 0 2 0 2 0 3 9 13 1
慶應義塾 0 0 0 0 0 0 1 1 2 4 8 2

(試合時間2:58 開始10:02、終了13:00 保土ケ谷球場第1試合)

【慶】小宅、高尾、吉野、加賀城-加藤
【横】奥村頼、前田、織田-椎木

▽本塁打 椎木(横)
▽二塁打 青木、成戸、金山(慶)、阿部葉2、奥村頼、奥村凌、松村(横)

2024春季神奈川県大会 慶應義塾vs横浜

◇戦評

慶應義塾の先発は小宅雅己投手(3年)、横浜は奥村頼人投手(2年)、横浜先攻で試合開始。

1回表、いきなり横浜が火を噴いた。1番.阿部葉太君(2年)が初球を捉え右中間へ二塁打で出塁、2アウト後の4番.椎木卿五君(3年)が1ボール2ストライクと追い込まれるも左翼スタンドへライナーで突き刺さる2ラン・ホームランを放ち、横浜が2点先制する。

慶應.小宅投手も昨年に比べ一段と球速を増し、伸びのあるストレート、縦への変化球、チェンジアップと組み立てる。小宅投手は4回まで投げて失点はこの初回の2点だけだったが、5回に再度横浜打線に捕まる。9番.奥村頼人投手、2番.奥村凌大(2年)にダブルで二塁打を打たれ降板。

少し投手交代が早い気もしたが、いつになく四死球を4回まで毎回出す投球、背番号11番とエースナンバーを付けていない理由なのか、調子がイマイチだったのかもしれないですね。

でも横浜打線は上位から下位打線までしっかりとバットの芯でボールを捉えており、とにかく打球が強い、ミート力のレベルが違いました。今年からバットの瞬発力を抑える変更があり飛ばないバットになっているはずですが、そんなことは思わせない打撃ぶりでした。

慶應は鷹尾充千雄投手(3年)、吉野栄輝投手(3年)、加賀城祐志投手(3年)と継投しますが、いずれも横浜打線に抑えきれず追加点を取られ、試合の流れを断ち切れませんでした。

一方の横浜.奥村頼投手は順調な滑り出し。力強いストレート、少し高めに浮くことがあるが5回まで危なげない投球をみせ、慶應義塾打線はほぼ力負けしている状況。その中で加藤選手がひとり力負けせずに打ち返していました。

それでも慶應が6回から先発.奥村頼投手を捕らえ始め、7回に横浜は2番手の前田一葵投手(2年)へ交代。慶應は後半、7-9回と追い上げを見せて4得点と反撃しますが、そこまで。

9回1アウトから登板した横浜の3番手、織田翔希投手(1年)はまだ身体は細い1年生ですが、長身からしなりで投げ下ろすストレート、とても伸びのあるボールでした。1アウト後の慶應打線から2者連続三振を取り、試合を締める見事な投球でした。織田投手、北九州市立足立中卒、軟式野球で全国大会に出場経験があるようです、とても注目すべき選手ですね。

2024春季神奈川県大会 慶應義塾vs横浜

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◇テーブルスコア

score_202404281

※スコアの付け方は自己流の部分があります。間違いもあると思いますが、ご了解下さい。

◇メンバー

《打撃》

【慶應義塾】 打席数 打数 得点 安打 得点打 盗塁 犠打 四死球 三振 (失策)
[4] L 酒井 4 ② 5 4 1 1 0 1 0 1 2 1
[6] R 紺野 6 4 4 0 0 0 0 0 0 1 0
[9] L 青木 9 ② 4 4 0 2 0 0 0 0 1 0
[5] R 江戸 5 ② 4 4 1 1 1 0 1 0 0 0
[3] R 原 3 ② 4 4 0 0 0 0 0 0 0 0
[2] R 加藤 2 4 2 1 1 0 0 0 2 0 1
[8] R 成戸 8 4 4 1 2 0 0 0 0 0 0
[7] L 廣瀬 7 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0
PH R 金山 25 ② 1 1 0 1 0 0 0 0 0 -
PR 7   佐々木 18 ② - - - - - - - - 0
PH L 大井 14 1 1 0 0 1 0 1 0 0 -
7   山本 17 - - - - - - - - - 0
PH L 鈴木 23 1 1 0 0 1 0 1 0 0 -
[1] L 小宅 11 1 1 0 0 0 0 0 0 1 0
1 L 高尾 13 - - - - - - - - - 0
PH R 高津 15 1 1 0 0 0 0 0 0 0 -
1   吉野 1 - - - - - - - - - 0
PH L 楢原 16 ② 1 1 0 0 0 0 0 0 0 -
1   加賀城 10 - - - - - - - - - 0
PH R 足立 6 1 1 0 0 0 0 0 0 1 0
【横浜】 打席数 打数 得点 安打 得点打 盗塁 犠打 四死球 三振 (失策)
[8] L 阿部葉 8 ② 4 3 1 0 0 0 0 1 3 0
[6] L 奥村凌 6 ② 3 3 0 0 0 0 0 0 1 1
[5] L 為永 5 ② - - - - - - - - - 0
[2] R 椎木 2 1 1 0 0 0 0 0 0 1 0
[7] L 上田 7 4 4 0 1 0 0 0 0 1 0
[9] R 松村 9 3 3 0 1 1 0 0 0 1 0
1 R 前田 18 ② 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0
1   織田 16 ① 3 3 0 0 0 0 0 0 1 0
[3] L 伊藤 3 ② 3 3 0 0 0 0 0 0 1 0
PH 3 L 今村 14 ②
[4] L 峯 4 3 3 0 1 0 0 0 0 1 1
[1] 9 L 奥村頼 1 ② 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0
9   井上

《投手》

【慶應義塾】 投球回数 打者 打数 投球数 安打 犠打 四死球 三振 失点 自責点
R 小宅 11 4-1/3 20 17 69 4 0 3 3 4 4
L 高尾 13 1-2/3 10 8 26 3 0 2 0 0 0
R 吉野 1 1 6 5 21 3 1 0 0 2 2
R 加賀城 10 2 11 9 49 3 1 2 1 3 2
【横浜】 投球回数 打者 打数 投球数 安打 犠打 四死球 三振 失点 自責点
L 奥村頼 1 ② 6-1/3 25 23 82 5 0 2 4 1 1
R 前田 13 ② 1-4/3 10 9 36 3 3 1 0 3 3
R 織田 16 ① 2/3 2 2 8 0 0 0 2 0 0

※氏名欄は左から打ち方/投げ方、氏名、背番号、学年(最高学年以外の選手には丸数字で表記)

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