観戦記 2023 夏 - 県・選手権 -

2023選手権神奈川大会.4回戦 慶應義塾 vs 県相模原 -2023.07.16-

投稿日:2023年7月16日 更新日:

2023選手権.神奈川大会 平塚球場 慶應義塾vs県相模原

2023年夏の全国高校野球選手権大会が各都道府県で始まりましたね。

7月の3連休、15から17日祝日まで土・日・月曜日です。 が、なんと神奈川大会は7月16日の日曜日しか日程がありません。
何と高校野球ファンには3連休なのに1日しか観戦できない、強豪校同士の対決、好カードが続々と組まれる中、つらい日程です。

夏の選手権は平日に試合が組まれるので、神奈川大会の4回戦観戦が今年初めての観戦になります。4回戦となり、ベスト16進出を懸けた試合になります。

平塚球場で行われる、慶應義塾vs県相模原戦を観戦に行きました。慶應義塾は2022秋季県大会準優勝、関東大会ベスト4、今春の2023センバツ出場校、仙台育英に惜しくも敗れましたが、走攻守が揃ったとてもバランス良いチームと感じます。

県相模原は公立校でありながら神奈川県内でも強豪校と思います。県相模原の「県」と「相」をとって”Kenso(けんそう)”の愛称で呼ばれ、地元ファンが多いです。今朝もKensoファンが続々と詰めかけて、スタンドをオレンジ色に染めていきます。全く慶應もOBファンが多いと思いますが、圧倒されますね。

平塚球場、先週は七夕祭りでニュースになっていました。JR平塚駅には、1-2年前は大きな七夕飾りが構内にドーンと飾ってありましたが、、改札までに通路に小さな七夕が何本か飾られていました。駅前の通りにも飾りはもうありませんでした。ちょっと大きな七夕を期待していたのに。

平塚 七夕祭り

 

そして、今日はとにかく朝から暑い。40℃近くまで気温が上がると天気予報がされてました。確かに暑かったのですが、風が強かったせいか、海風のせいか耐えられない暑さではなかったです。でも暑い。

8:30に球場到着、すでに開場されており当日券チケットの行列に並びました。開場は1時間前かと思いましたが、早い開場です。さすがに休日、夏休みに入り高校野球ファンが観戦に来られることを予想してか。

9:00にはチケット¥800で購入してスタンドへ。バックネット裏には屋根があり、日陰ある後ろの座席から埋まっているようです。当然、バックネットにかぶりついて観戦できる前方座席も埋まり始めています。迷いましたが、危険な行為はいけないと日陰になっている中段の座席を確保。
(実際には3回くらいまでしか日陰は保たず、4回からは直射日光を浴びることになりました。)

平塚球場って遠いんですよね、多分。試合開始10分前にもまだチケット売り場への行列があり、8:30時点の行列より長い列になってました。

2023選手権.神奈川大会4回戦 慶應義塾vs県相模原

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慶應義塾 10-0 県相模原 慶應.1・2番丸田・八木君が活躍 7回まで小宅投手が無失点 8回コールド勝利

◆令和5年度全国選手権.神奈川大会 4回戦

2023年7月16日(日)

TEAM 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
慶應義塾 0 0 1 0 2 2 0 5 - 10 11 2
県相模原 0 0 0 0 0 0 0 0 - 0 9 2

(試合時間2:28 開始10:00、終了12:28 平塚球場第1試合)

【慶】小宅、鈴木佳-渡辺
【相】小林、近藤、小林、近藤-佐藤

▽三塁打 八木(慶)
▽二塁打 丸田2、小宅、福井(慶)

2023選手権.神奈川大会4回戦 慶應義塾vs県相模原

◇戦評

慶應義塾が県相模原を圧倒して、10-0の完封勝利でベスト16進出を決めました。

序盤の1-2回は慶應、県相模原ともに無失点。3回の慶應、8番.主将の大村昊澄君(3年)が四球を選んで出塁、2回は4番.加藤君が左翼前安打で出塁するも牽制球でアウトになっています。しかし、この3回は打順が一巡して1番.丸田湊斗君(3年)が左翼スタンドに直撃する二塁打により慶應義塾が1点先制する。

また慶應義塾の巧さが出たのは5回、1アウトから9番.小宅雅己君(2年)が右翼線への二塁打で出塁、続く1番.丸田君が右翼前安打、県相模原の右翼手からのバックホームの間に丸田君は2塁へすかさず進塁。
1アウト、2・3塁で2番.八木陽君(3年)が1ボール1ストライクのカウントで三塁側へスクイズ、3塁から小宅君が生還。ここでも2塁走者の丸田君が迷わず3塁ベースを蹴り本塁に突入。県相模原の一塁手の本塁返球に間一髪のタイミングだったが、捕手のタッチをかいくぐり、一気に流れを引き寄せた。慶應義塾は2点追加、3点リードとして試合を掌握していきます。

6回は慶應義塾の4番.加藤右悟君(2年)、6番.福井直睦君(3年)の出塁のあと7番.渡辺憩君(3年)の遊撃ゴロを県相模原の送球ミスが出て、慶應義塾が難なく2点追加してしまい、一気に試合は慶應義塾の勝利へ大きく傾いてしまいました。さすがに失策が出てしまうと、実力差がある相手に厳しい試合を強いられてくる県相模原。スタンドの応援も序盤の勢いを失ってきました。

慶應義塾の投手陣は、先発の右腕.小宅雅己投手(2年)、8回は鈴木佳門投手(2年)へと継投。小宅投手は秋・春に比べるとスピードと球威が増し、相変わらず無四死球の安定感抜群の投球。

8回は慶應義塾打線が一巡する猛攻撃で5得点を挙げて、8回コールドゲームを決めた。ベスト16進出です。

この試合、なんといっても1番.丸田君の活躍が目立ち、先制打を含む3安打3打点、二塁打2本、抜け目ない次の塁を奪う走塁、「脚力」を見せつけてくれました、絶好調でした。また2番.八木君も1-2打席連続三振後、第3打席ではスクイズを決め、最後の8回4打席目は中翼越えの三塁打を放ち、ダメ押し点をたたき出し気を吐いた。

2023選手権.神奈川大会4回戦 慶應義塾vs県相模原

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◇テーブルスコア

score_202307161

※スコアの付け方は自己流の部分があります。間違いもあると思いますが、ご了解下さい。

◇メンバー

《打撃》

【慶應義塾】
[8] L 丸田 8 5 2 3 3 0 0 0 0 0
[6] L 八木 6 4 0 1 4 0 1 0 2 0
[7] R 渡邉千 7 4 0 0 0 0 0 1 1 0
[9] R 加藤 9 ② 4 0 2 0 0 0 0 0 0
[3] L 延末 3 4 2 1 0 0 0 0 0 0
[5] R 福井 5 4 2 3 0 0 0 0 0 2
[2] R 渡辺憩 2 3 1 0 0 0 0 1 0 0
[4] L 大村 4 3 1 0 1 0 1 1 0 0
[1] L 小宅 1 ② 3 1 0 0 0 0 0 0 0
PH R 清原 15 ② 0 0 0 0 0 0 1 0 0
PR   村上 18 - 1 - - - - - - -
1   鈴木佳 10 ② - - - - - - - - -
【県相模原】
[8] L 前田 8 4 0 1 0 0 0 0 0 0
[9] R 金城 9 4 0 0 0 0 0 0 3 0
[2] R 佐藤 2 4 0 1 0 0 0 0 1 0
[5] 1 5 1 R 近藤 5 4 0 3 0 0 0 0 0 0
[1] 3 1 3 R 小林 1 4 0 1 0 0 0 0 0 0
[7] R 山本 16 2 0 0 0 0 0 0 0 0
7 R 杉本 15 1 0 1 0 0 0 0 0 0
[6] R 榎本 6 3 0 1 0 0 0 0 1 1
[3] 5 L 関 4 3 0 0 0 0 0 0 0 0
3 5   大塚 3 - - - - - - - - -
[4] R 福田 7 3 0 1 0 0 0 0 0 1

《投手》

【慶應義塾】
R 小宅  1 ② 7 27 89 7 0 6 0 0
L 鈴木佳 10 ② 1 5 22 2 0 0 0 0
【相模原】
R 小林  1 4-1/3 18 69 4 1 3 2 2
R 近藤  5 2-3/3 14 45 4 1 0 4 4
R 小林  1 1/3 4 12 1 2 0 3 3
R 近藤  5 1/3 3 11 2 0 0 1 1

※最高学年以外の選手には丸数字で学年を表記

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