2025年(令和7年)高校野球 年間カレンダー -2025.2.15-

高校野球 2018 甲子園 年間大会スケジュール

2025年2月に入りTV、ネットでもプロ野球キャンプからオープン戦のニュースが舞い込み始めています。

特に、昨年MLB米大リーグ優勝の立役者、ホームラン50本と50盗塁の「50-50」を達成したドジャーズの大谷翔平選手が今シーズンの二刀流に向けてトレーニング始動、同じドジャーズ入りが決定した元千葉ロッテの佐々木朗希選手も話題です。
日本のプロ野球では楽天から巨人に移籍した田中将大投手の活躍に期待する声が大きいです。

第90回選抜大会 甲子園 千葉

オフシーズン、イチローさんが日本人としては初めて『米野球殿堂入り』しました、おめでとうございます。イチローさんの野球への向き合い方、物事への考え方、ストイックさ、好きなんですよね。

イチロー氏は2001年に外野手としてシアトル・マリナーズに入団、同年に打率3割5分、242安打、56盗塁を決め、新人王とともにリーグ最優秀選手、首位打者や盗塁王のタイトルも獲得して、日本人の野手が米大リーグでも通用することを証明しました。守備でもレーザービームと称された捕球から返球のスピード、正確さ、ゴールドグラブ賞は2001年から2010年連続で受賞。
大リーグでの安打数は3089本、日本時代の記録も合計すると安打数は4367本となり、故ピート・ローズ選手の記録4256安打を上回わる大リーグの大記録です。

さて高校野球も「アウトオブシーズン」と呼ばれる期間(12月1日から翌年3月の第1金曜日まで)が開けるのももう少し、準備を始めましょう。
高校野球もシーズンスタートを迎え、2025年の野球観戦スケジュールを確認したいと思いますので、どうぞ参考にご覧ください。

「対外試合禁止期間」とは

高校野球では、日本高等学校野球連盟の規定により「12月1日〜翌年3月8日」までを対外試合禁止期間と定めています。
ただ、センバツ高校野球の開幕日を考慮して、ここ数年、理事会での承認を受けて、対外試合解禁日は「3月の第1土曜日」になっています。

チーム内で紅白戦を行うことや、現役選手とOBが練習試合を行うのは問題ありません。対外試合禁止期間は高校野球独自のルールで、大学や社会人野球、少年野球、女子野球などでは適用されません。

 

■年間スケジュール(神奈川・千葉・埼玉・東京)

野球観戦エリアとなる神奈川県、千葉県、埼玉県、東京都の高校野球に関するスケジュールを各高野連HPに掲載されています。

ここでは、2024年の春・夏・秋季大会から甲子園等の全国大会までの日程をカレンダー形式で予定表としてまとめていきます。

2025年の年間スケジュール、大会日程が2月に入り東京都、千葉県と順次発表され、3月に神奈川、埼玉県の情報更新されますので、情報は順次更新します。

この一般観戦の条件、試合日程の変更等もあります、観戦へお出かけの際はその都度、各都道府県の高野連HPで改めてご確認下さい。

スポンサーリンク

2025年(令和7年) 高校野球大会スケジュール

選抜高等学校野球大会(春のセンバツ)

秋季地区大会の成績などを参考に選抜された一般選考29校および明治神宮枠1校(明治神宮枠は獲得地区の一般枠を増枠する)と、特別選考の21世紀枠2校の計32校で行われるトーナメント大会。

主催は毎日新聞社。優勝旗は大紫紺旗。
甲子園ではベンチ入り選手は18名、責任教師1人、監督1人、記録員1人(女子も可)、そのほかは入れない。練習補助員が記録員を兼ねてもよい。

◆選抜出場校の選考基準

2024年大会から地域ごとの一般選考枠の数、21世紀枠の選考数が見直されました。

選考基準は、基本的には秋季大会の成績をベースに、試合内容、地域性を考慮して決定。推薦枠は、技能はもちろん、学校の校風、地域活動などを踏まえた各都道府県から推薦校、地区の代表推薦校へ絞り込まれ、最終的には2校を21世紀枠として選考。

従来の選考では、「秋季地区大会の成績」と「地域性」のバランスを重視した選考もありましたが、最近の選考は「地域性」よりも「成績」を重視する傾向です。同一都道府県から2校の出場(さすがに3校はない)も珍しくありません。

出場校選考基準 [日本高等学校野球連盟HPから引用]

(1)大会開催年度高校野球大会参加者資格規定に適合したもの。
(2)日本学生野球憲章の精神に違反しないもの。
(3)校風、品位、技能とも高校野球にふさわしいもので、各都道府県高校野球連盟から推薦された候補校の中から地域的な面も加味して選出する。
(4)技能についてはその年度の新チーム結成後より11月30日までの試合成績ならびに実力などを勘案するが、勝敗のみにこだわらずその試合内容などを参考とする。
(5)本大会はあくまで予選をもたないことを特色する。従って秋の地区大会は一つの参考資料であって本大会の予選ではない。

■【一般選考】各地区からの選出

各地区大会と一般選考の地域ブロックは必ずも一致していません。
2024年より東北、東海地区で選考枠がプラス1校、中国地区、四国地区も5校選考から各地区ごと2校ずつへ変更となっています。

東京は、秋季関東地区大会(神奈川、千葉、埼玉、群馬、栃木、茨城)とは別に東京都大会が開催され、必ず1枠は獲得できます(優勝校が1枠に選考されます)。東京を除く、山梨を入れた関東地区大会から4校選出して、最後に関東・東京ブロックとして1枠が選ばれます。

記念大会は各地区出場校の枠が増えるのが通例です。

◇北海道  : 1 校
(北海道地区:北海道)
◇東北   : 3校
(東北地区:青森、岩手、秋田、山形、福島)
◇関東・東京: 6 校 ※関東4校、東京1校を選出後、残り1校を選出。
(関東地区:茨城、栃木、群馬、千葉、埼玉、神奈川、山梨)
(東京地区:東京)
◇東海   : 3校
(東海地区:静岡、愛知、岐阜、三重)
◇北信越  : 2 校
(北信越:新潟、富山、福井、長野)
◇近畿   : 6 校
(近畿:滋賀、京都、大阪、奈良、和歌山、兵庫)
◇中国   : 2 校
(中国地区:岡山、広島、島根、鳥取、山口)
◇四国   : 2 校
(四国地区:香川、徳島、愛媛、高知)
◇九州・沖縄: 4 校
(九州地区:福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄)

■【21世紀枠】

21世紀枠の選考は各都道府県から1校を推薦(1次)、次に各地区ごとに1校を推薦して、全国9校に絞られます(2次)。最後に2校が選考され、21世紀枠出場校が決定します(最終選考)。
これまで東日本、西日本で各1校、地域と合わずに1校選考されていましたが、昨年2024年から地域問わず2校へ変更されました。

練習環境や活動内容にスポットを当て、恵まれない環境の高校や模範となるべき高校にセンバツ出場の機会を与えます。ただし、各都道府県の秋季大会で参加校数が128校を上回る都道府県ではベスト32、それ以外の県ではベスト16以上に勝ち進む必要があります。
・「野球を行うことが困難ながらも克服した高校」
・「文武両道で模範的な取り組みをする高校」

■【明治神宮大会枠

各地区の秋季地区大会の優勝校10校が結集して行われる明治神宮大会。この大会での優勝校が「明治神宮大会枠」に入り、その優勝校の地区の選考枠がプラスされ、繰り上がり校が出てきます。

◇大会優勝校: 1校

2024年明治神宮大会優勝校の横浜(神奈川)です。
よって、第97回選抜高等学校野球大会では、関東地区にプラス1枠で選考されます。

高校野球 スコア

高校野球でもタイブレーク制は非常に馴染んできましたが、この昨年センバツ大会から新たに新金属バットへの移行、2段モーション解禁となっています。

新金属バットの導入効果が顕著に、ホームラン数が激減

2024年センバツ大会31試合で出たホームランはわずかに3本、うち1本はランニングホームランの結果。金属バット導入1975年以降で最も少なく最低記録を更新。
【金属バットの歴史、センバツHR数】
・1975年:11本 ・・・金属バット導入
・1984年:30本 ・・・最多記録、PL学園旋風
・1992年: 7本 ・・・ラッキーゾーン撤去
・1996年: 5本 ・・・過去最少記録
・2022年:18本
・2023年:12本
・2024年: 3本 ・・・最小記録を更新 ★

一方では、1試合平均の得点は2023年:7得点だったのに対して、2024年:6.45得点と、あまり変わっていない。

ホームラン望めない中、どのように点を奪うか?
この命題に対してチームの戦略、選手育成など対応が必要だろう。スモール・ベースボールの再構築、走塁やバント専門、犠打職人的な選手の育成、配置が必要かも。
●外野の守備位置に変化
・頭を越されないことを想定し、これまでより3、4歩前に守備位置に
・走者二塁の場面では、シングルヒットでホームに返るのを防ぐため、前進守備
●勝負どころで二塁打や三塁打の長打
・一振りで流れを変えることができる長打は欠かせないもの
・集中打が流れを大きく変える
●“送りバント”と“機動力”が鍵に
・機動力と小技で着実にランナーを進める攻撃が効く
・代走による走塁職人、送りバントやスクイズのバント職人

☆金属製バットが新基準へ移行

今春第96回センバツ大会と各都道府県大会から、金属製バットがより反発の少ない新基準のものに移行されます。
打球による投手の受傷事故防止などの安全面が第一の目的。マウンドから本塁まで18.44m、投球後の投手は鋭い打球を受ける場合がり、2019年夏の選手権大会で打球を顔面に受け頬骨骨折が起きている。打高投低で投球数の制限の加えたものの投手の肩、肘への負担が増えている実態もあるようです。

新基準バットは従来と比べ、最大直径を67mm未満から64mm未満と細くし、打球部は約3mmから約4mm以上と厚くし、トランポリン効果と呼ばれる反発性能を抑制、重量は900g以上を保つ。この新基準により、本来の木製バットに近づけていくらしい。

新基準バットで反発が落ち、打球の初速が遅くなり飛距離が落ち、野球の魅力である本塁打が減ることが予想されます。守備では四死球や失策を減らし、犠打や盗塁、進塁打など攻撃、走塁面に重要性を増すことになるはず、これまでも高校野球の魅力ともいえます。

いま以上に走攻守で各選手が活躍できる機会が多くなり、ますます高校野球が面白くなることを期待します。

☆2段モーション解禁

2024年の今年から投球動作の途中で上げた足を上下するなどの「2段モーション」に関する規則を削除されました。

プロ野球では、国際基準に合わせるとして2018年から2段モーションが反則投球ではなくなっていた一方で、高校野球では変則的な投球フォームは、公式戦の数が少なく、その少ない対戦機会で相手を惑わすとみなす面があった。

ただ、スマートフォンなどの普及でプロ選手のフォームをまねする投手が増えたことや、変則フォームによる打撃パフォーマンスへの影響はないという研究結果も参考となり、今回の規則変更にいたった。

タイブレーク、投球数制限の導入(高校野球特別規則)

過去2018年の第90回記念大会から延長戦に『タイブレーク』方式が導入され、2023年から延長13回から延長10回からのタイブレークへ変更されました。

ノーアウト1・2塁から試合を行い、打順は前回のイニングの続きからとし、前イニングの最後から数えて2名がそれぞれ1塁・2塁のランナーとする。

また2023年から『申告故意敬遠』も適用されました。いずれも高校野球選手たちの過密な大会日程、投手への過度な負担、怪我や病気への回避策です。

2020年から『投球数制限』(1週間で1人の投手が投球できる総数を500球以内)という新しいルールが開始されました。同じ大会で3連戦を回避する日程、複数の投手を育成するよう留意するなど、ガイドラインが3年間、試行されます。

詳しくはこちら→高校野球特別規則 (jhbf.or.jp)

『高校野球特別規則に記された<投球数制限>に関する運用要旨』

▽投球数、対象期間、試合について
・1人が投球できる総数は1週間500球以内
・1週間の対象期間は、都道府県大会などとそれに続く大会の日程を含む
・降雨などでノーゲームとなった試合の投球数もカウントする

▽1週間で500球に到達した場合の取り扱い
・500球に達した打者の打撃が終わるまで投げられる
・降板した投手は、以降その試合では投球できない

▽投球数(公式記録)の取り扱い
・試合終了後、原則として公式記録で大会本部と両チームが各投手の投球数を確認
・試合前のメンバー表交換時、それまでの1週間の試合での各投手の投球数を記したシートを両チームに配布して確認

 

2025年(平成7年) 第97回選抜高等学校野球大会

第96回高校野球大会の日程、出場校は以下の通り。詳しくはこちら

○日程
・選考委員会  : 1月24日(金)
・組合せ抽選会 : 3月 7日(金)
・開会式    : 3月18日(月)
・大会期間   : 3月18日(月)~13日間
(雨天順延。準々決勝、準決勝翌日の休養日含む)

○出場校
◇北海道
東海大札幌 (北海道、10年ぶり7回目)
◇東北
青森山田 (青森、2年連続4回目)
◇花巻東 (岩手、3年ぶり5回目)
聖光学院 (福島、3年ぶり7回目)
◇関東・東京
健大高崎 (群馬、3年連続8回目)
浦和実 (埼玉、初出場)
千葉黎明 (千葉、初出場)
二松学舎大付 (東京、2年ぶり8回目)
早稲田実 (東京、8年ぶり22回目)
横浜 (神奈川、6年ぶり17回目)
山梨学院 (山梨、4年連続8回目)
◇東海
常葉大菊川 (静岡、2年ぶり6回目)
至学館 (愛知、8年ぶり2回目)
大垣日大 (岐阜、2年ぶり6回目)
◇北信越
日本航空石川 (石川、2年連続4回目)
敦賀気比 (福井、5年連続12回目)
◇近畿
滋賀学園 (滋賀、8年ぶり3回目)
滋賀短大付 (滋賀、初出場)
東洋大姫路 (兵庫、3年ぶり9回目)
天理 (奈良、3年ぶり27回目)
市和歌山 (和歌山、3年ぶり9回目)
智弁和歌山 (和歌山、2年ぶり16回目)
◇中国
米子松蔭 (鳥取、33年ぶり2回目)
広島商 (広島、3年ぶり23回目)
◇四国
高松商 (香川、2年ぶり29回目)
明徳義塾 (高知、4年ぶり21回目)
◇九州
西日本短大付 (福岡、38年ぶり2回目)
柳ケ浦 (大分、20年ぶり3回目)
エナジックスポーツ(沖縄、初出場)
沖縄尚学 (沖縄、2年ぶり8回目)
◇21世紀枠
横浜清陵 (神奈川、初出場)
壱岐 (長崎、初出場)

■週刊ベースボール センバツ2025 第97回選抜高校野球大会完全ガイド [別冊春季号](ベースボールマガジン社)

■報知 高校野球 2025年 03 月号(報知新聞社)

■ホームラン 2025年 03 月号 第97回選抜高校野球大会総合展望号(ミライカナイ)

春季都道府県大会

夏の高校野球地方大会のシード権を目指す大会。3月中旬~5月下旬に各都道府県で開催。

各都道府県内での地域ブロックでのリーグ戦等による予選を行い、本戦(都道府県大会)への出場権を競う。

ベンチ入り選手の数は、秋・春は25名の都道府県が多い。

春季地区大会

9地区(北海道、東北、関東・東京、北信越、東海、近畿、中国、四国、九州)のブロック大会。4月下旬~6月中旬に各地区ブロックで開催。

■関東大会

関東では、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、山梨、東京(春のみ)を加えた8都県の春季大会優勝・準優勝校および開催県の3位、4位の1~2校を加えた合計18校が出場するトーナメント戦。

直前の選抜高等学校野球大会でベスト4に進出した高校は、関東高野連推薦枠として出場(地区大会成績に関わらず1位扱い、出場枠内の成績の場合は次点校繰上げ)。

◆2025年は<茨城県>で5月17日開催(17~20、24・25日)

関東地区の大会開催地は、春季、秋季大会を山梨→埼玉→群馬→栃木→茨城→神奈川→千葉(→山梨)となっており、3年半で順番に回ってきます。2025年度は、春季は茨城県、秋季は千葉県での開催となります。

第76回春季関東地区高等学校野球大会は5月17日(土)~20(火)、24(土)~25(日)の6日間の日程で行われます。

高校野球の明治神宮大会での静岡vs早実のナインたち

 

夏の高校野球地方大会(選手権地方大会、夏季都道府県大会)

全国高等学校野球選手権大会への出場権を目指して、各都道府県(北海道は南北、東京は東西の2校ずつ)でトーナメント大会。6月中旬~7月下旬に開催、熱戦が繰り広げられる。

ベンチ入り選手の数は、甲子園では18名以下ですが、20名とする都道府県が多い。

全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)

北海道、東京は2校ずつの全国都道府県の49代表校が出場。毎年8月に開催。
主催は朝日新聞社。優勝旗は深紅の大優勝旗。

地方大会からトーナメント方式で、甲子園大会優勝校のみが1度も負けることなく「全国制覇」を遂げるというシンプルな形。

甲子園のベンチ入り選手は18名。

10年ごとの記念大会は出場校を増枠されます。前回100回記念大会(2018年、平成30年)では出場校56校が参加。2024年の106回大会ですが例年通り、49代表校によるトーナメント戦が予定されています。

◆第107回全国高校野球選手権大会

○日程

・組合せ抽選会 : 8月3日(日)
・大会期間   : 8月5日(火)から22日(金)までの18日間
(休養日:3回戦2日目、準々決勝、準決勝の各翌日、雨天順延)
・球場     : 阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)

◆甲子園 「2部制」へ

高野連などは2024年夏の全国高校野球から、新たな暑さ対策として気温が上がる時間帯を避け、試合を「午前」と「夕方」に分けて試合を行う2部制を導入。
2024年は開幕から3日間、2025年は8月5日開幕から8月10日の6日間を対象とする。試合開始時間は以下の通り。
○試合開始時間
【午前の部】 第1試合 8:00開始 、 第2試合 10:30開始
【夕方の部】 第3試合 16:15開始 、 第4試合 18:45開始 

▽暑さへの対策▽

2017年~ :暑さ対策として決勝の開始時間を気温が下がり始める午後2時に繰り下げ
2018年~ :開会式や試合途中に給水時間を設定
2020年~ :黒色に限られていたスパイクの色を熱を吸収しにくい白色も認められる
2021年~ :大会期間中の休養日を1日増やして計3日に
2023年~ :5回終了後に「クーリングタイム」を導入。最大10分の休息により選手たちが体の冷却や水分補給にあてる時間を確保。ベンチに入れる選手数を2人増やし20人に。

このほか、球場に配置する理学療法士が試合前に選手たちの体調確認やチーム関係者に熱中症対策の説明を行っているほか、試合中には、選手たちが給水できているかなどを確認しているということです。

◆ベンチ入り18→20人に拡大

2023年(令和5年)の第105回全国高校野球選手権からベンチ入り人数を従来の18人から2人増やして20人と拡大した。投球数制限の導入や故障予防、暑さ対策の観点からの判断、素晴らしい。選手たちにとっても嬉しいニュースです。

登録人数については、ベンチ入り制限は14人に始まり、1978年に現在の49代表になると15人に、その後、1994年から16人、2003年から18人と増やしてきた経緯があるようです。

また、クーリング(冷却)タイムを設定して、5回終了後のグラウンド整備時間と合わせて10分間、体の冷却など暑さ対策にあてることが決まりました。

2018夏の甲子園 慶應義塾vs高知商

 

WBSC U-18ベースボールワールドカップ

世界野球ソフトボール連盟(WBSC)主催により、隔年で開催される。16歳から18歳の各国・地域代表選手で競われる野球の国際大会である。
旧称は「18U(AAA)世界野球選手権大会」、「18U野球ワールドカップ」。

出場国、地域は、アフリカ (1) 、アジア (3) 、アメリカ大陸(4) 、ヨーロッパ (2)、オセアニア (1) 、ワイルドカード (1) の枠がある。

夏の甲子園大会が同時期に開催されているため、日本チームの参加は困難となっていた。年齢制限が19歳以下であった1982年の第2回大会は東都大学野球連盟の1・2年選抜選手、1999年の第18回大会にも沖縄県の選抜選手による参加はしていた。9月の開催となった2004年の第21回大会から甲子園大会を湧かせた選手を中心としたドリームチームといえるメンバーが結成される(代表監督は元横浜監督.渡辺元智氏)。

2014年から「侍ジャパン」としてワールド・ベースボール・クラシックのプロ野球選手中心の日本代表チームと同じユニフォームとなっている(2013年、大阪桐蔭監督.西谷浩一氏)。2015年の第27回大会は、大会史上初めて日本で開催された。アメリカ3連覇の前に準優勝でした。

2022年第30回大会から明徳義塾監督.馬淵史郎氏が指揮、一昨年2023年、「第31回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」では、決勝戦がチャイニーズ・タイペイと対戦して逆転で2対1で勝利し、悲願の初優勝を果たした。

2024年から元日大三監督.小倉全由氏にバトンタッチ、2度目のU-18代表監督就任となる。9月5日から14日まで沖縄(日本)で開催される『ラグザス presents WBSC U-18野球ワールドカップ2025』に出場する。
▼ 侍ジャパンU-18コーチングスタッフ
監督:小倉全由(元東京都・日大三野球部監督)
ヘッドコーチ:荒井直樹(群馬県・前橋育英高校野球部監督)
コーチ:坂原秀尚(山口県・下関国際高校野球部監督)
コーチ:大角健二(兵庫県・報徳学園高校野球部監督)
小倉氏は24歳という若さから監督としてのキャリアをスタート。関東一では1985年の夏の甲子園ベスト8、1987年の選抜では準優勝に導く成績を残した。1997年には母校の日大三の監督に就任すると、2001年には初の夏の全国制覇を達成し、2010年選抜では自身2度目の準優勝。翌年11年の夏には自身2度目の夏の甲子園を優勝するなど高校球界を代表する名将である。

『ラグザス presents WBSC U-18野球ワールドカップ2025』

日程:2025年9月5日(金)~14日(日)
球場:沖縄県(日本)
グループAは、日本(世界ランク1位)、韓国(6位)、プエルトリコ(9位)、キューバ(10位)、イタリア(14位)、南アフリカ(31位)。
グループBはチャイニーズタイペイ(世界2位)、アメリカ(5位)、パナマ(8位)、オーストラリア(12位)、ドイツ(17位)、中国(20位)。

BFA U-18アジア選手権大会

アジア野球連盟(BFA)が主催するU-18アジア選手権は、隔年で開催されるU-18ワールドカップが開催されない間の年に開催されており、U-18ワールドカップのアジア予選も兼ねて行われている。
旧大会名は「AAAアジア野球選手権大会」「アジアジュニア野球選手権大会」「18Uアジア野球選手権大会」など。

毎回日本を含めた7~8ヶ国が出場している。甲子園終了の興奮醒めやらぬ中、大会を湧かせた選手を中心としたドリームチームといえるメンバーが結成されるため、高校野球ファンの高い注目を浴びている。また甲子園出場校以外にも広く召集される傾向がある。

高校野球

秋季都道府県大会

来春のセンバツ出場を目指す地区大会の予選となる都道府県大会。夏の選手権大会が終わり、3年生が抜けた2年生、1年生で構成する新チームでの公式戦となる。

8月中旬~10月中旬に開催。ベンチ入り選手は25名が多い。

秋季地区大会

来春のセンバツ甲子園出場への選考に関わる10地区のブロック大会。春は関東・東京をセットで行うが、秋は関東と東京で分かれる。10月上旬~11月上旬に開催。

翌春の選抜大会出場候補として、各ブロックで枠数による成績上位校から順に選考の可能性が濃厚となる。

◆2025年関東地区大会の開催県は千葉県

第77回秋季関東地区高等学校野球大会は、10月26(土)~29日(火)、11月2(土)・3日(日)の6日間で行われる。

国民スポーツ大会(旧国体) -高校野球硬式の部-

国民体育大会とは、昭和21年から、毎年都道府県持ち回りで開催される国内最大のスポーツの祭典です。「冬季大会」と「本大会」の競技得点の合計を競い合う、都道府県対抗方式で行われ、天皇杯(男女総合成績第1位)・皇后杯(女子総合成績第1位)の獲得を目指し、代表選手が各競技で熱い戦いを繰り広げます。

国体は、広く国民の間にスポーツを普及し、国民の健康増進と体力向上を図り、地方スポーツの振興と地方文化の発展を図ることを目的として行われます。全国を東地区(北海道・東北・関東)、中地区(北信越・東海・近畿)、西地区(中国・四国・九州)の3つに分けて輪番制で開催されています。

高校野球は、「正式競技」ではなく「特別競技」、「公開競技」と位置付けられて、高等学校野球競技(硬式・軟式)として都道府県対抗の得点対象にはなりません。

選考が夏の甲子園大会の成績に基づいていることから、通常、夏で引退する高校3年生が花道的に出場する。甲子園での真剣勝負や、その後の高校日本代表でチームメートになり育んだ友情を同窓会的に分かち合う場です。その意味で、夏の全国選手権、春の選抜、秋の明治神宮の「高校野球3大大会」と様相を異にします。

稀に全国的な大会として「高校4冠」の一つにカウントされる場合があるが、この4大会を同一メンバが主力となって全ての大会を制したのは、1997~98年の松坂大輔擁する横浜高校だけです。

◆夏の甲子園ベスト8校の出場、3年生が主体

出場条件は、以下の通りの12校が選考されます。
・開催地枠(1)  :国体開催地から夏の甲子園、選手権大会出場、代表校
・ベスト8枠(8)  :夏の甲子園ベスト8校
・ベスト16枠(3):夏の甲子園ベスト16(3回戦進出校)のうち地域性を考慮した3校

トーナメント方式の9イニング制で行われ、9回終了時点で同点の場合はタイブレーク方式(無死一・二塁から攻撃)が採用されます。決勝戦はタイブレーク方式を採用せず、両校優勝となります。

国体の開催時期は1、2年生主体の新チームで秋季地区大会が開催されているので、3年生主体で国体参加することになります。3年生にとっても最後の引退試合という位置づけで、甲子園出場校の最後のご褒美的な大会な意味合いが強いです。

正式競技ではありませんが、夏の甲子園のあとに開催されることもあり、開催地、隣県など地元では人気の高い種目です。それは甲子園に行かず、全国大会が観戦できるチャンスはないですからね。

◆2025年滋賀大会「わたSHIGA輝く国スポ」

2025年(令和7年)に滋賀県で開催、9月28日(日)から10月8日(水)までの11日間の開催。

◆硬式
・開催期間:2025年9月29日(月)〜10月2日(木) ※10月1日(水)は休養日
・開催地 :マイネットスタジアム皇子山 (皇子山総合運動公園野球場)
〒520-0037 大津市御陵町4-1

明治神宮大会(高校の部)

秋季地区ブロック大会の各優勝校の10校が秋の「日本一」を決める大会。大学の部、高校の部で構成される。

明治神宮鎮座50年を記念して行われた1970年(昭和45年)の奉納野球が始まりで、第4回大会から高校野球も加わり、高校と大学の2つの部となり、現在に至っています。東京・明治神宮野球場、11月に開催されます。

2025年 第56回明治神宮野球大会

以下の日程で開催予定。
新チームでの秋季
各地区の優勝校が明治神宮球場に集まり、シーズン最後の全国大会を繰り広げます。

開会式:11月13日(木)
日程 :2025年11月14日(金)~19日(水)
球場 :神宮球場
出場 :大学11校・高校10校

日本学生野球協会はこちら
http://www.student-baseball.or.jp/index.html

 

2025年度(令和7年) 高校野球大会カレンダー

工事中
(千葉、東京、全国大会更新済み、逐次更新します)

年間カレンダーの「月」をクリックするとその月間カレンダーを表示します。 

 1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月 10月 11月 12月
地方
大会
*対外試合解禁 *新チーム交代 オフシーズン
△春季 △夏季
(選手権予選)
▽秋季
△春季地区 ▽秋季地区
全国
大会
▲選抜 ▲選手権 ▲国体 ▼明治神宮
世界
大会
▲ワールドカップ

■1月  センバツ出場校決定

1月 神奈川 千葉 埼玉 東京 関東・全国 備考
1 元旦
2
3
4
5 小寒
6
7
8
9
10
11
12
13 成人の日
14
15
16
17
18
19
20 大寒
21
22
23
24 選抜出場校決定
25
26
27
28
29 旧正月
30
31

■2

2月 神奈川 千葉 埼玉 東京 関東・全国 備考
1
2 節分
3 立春
4 春七草
5
6
7 春季地区予選抽選会
8
9
10
11 建国記念日
12
13
14
15
16
17
18 雨水
19
20
21
22
23 天皇誕生日
24 春季大会抽選会 振替休日
25
26
27
28
29

■3月  春の選抜・センバツ甲子園、春季地方予選大会始まる

3月 神奈川 千葉 埼玉 東京 関東・全国 備考
1
2 対外試合解禁
3
4
5 啓蟄
6
7
8
9
10 選抜.大会抽選会
11
12
13
14
15 春季大会一次予選
16
17 彼岸入(春)
18 選抜開幕(甲子園)
,1・2回戦
19
20 春分の日・社日(春)
21
22
23 一次予選代表校決定 彼岸明(春)
24 選抜.3回戦
25 春季地区予選
26
27 選抜.準々決勝
28 予備日
29 選抜.準決勝
30 予備日
31 選抜.決勝

■4月  春季県大会

4月 神奈川 千葉 埼玉 東京 関東・全国 備考
1 春季都本大会
2 春季県大会予選
3
4 春季県大会抽選会 春季地区予選抽選会 清明
5
6 春季県大会1・2回戦
7 春季2回戦
8
9
10 春季県大会抽選会 春季地区予選
11
12
13 春季3回戦 関東地区大会抽選会
14
15
16
17
18
19 春季県大会1回戦
20 春季4回戦 春季2回戦 穀雨
21
22 春季県大会抽選会
23
24
25 春季県大会1回戦
26 春季3回戦
27 春季準々決勝@保土ヶ谷 春季準々決勝@県SC天台 春季2回戦
28
29 春季3回戦 昭和の日
30 春季準々決勝

■5月  春季関東地区大会

5月 神奈川 千葉 埼玉 東京 関東・全国 備考
1 春季準々決勝 八十八夜
2 (休養日)
3 春季準決勝@ハマスタ 春季準決勝@県SC天台 春季県大会準決勝@大宮公園 春季都大会準決勝@スリーボンド八王子 憲法記念日
4 春季決勝@ハマスタ 春季決勝@県SC天台 (休養日)  決勝@スリーボンド八王子 みどりの日
5 春季決勝@大宮公園 こどもの日立夏
6 振替休日
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17 関東地区大会(茨城)1回戦
18
19 関東・2回戦
20
21 小満
22
23
24 関東・準決勝
25 関東・決勝
26
27
28
29
30
31

■6月  全国選手権大会の地方大会抽選・組み合わせ

6月 神奈川 千葉 埼玉 東京 関東・全国 備考
1
2
3
4
5 芒種
6 選手権埼玉大会抽選会
7
8 選手権神奈川大会抽選会
9
10
11 入梅
12 選手権千葉大会抽選会
13
14 選手権 東・西東京大会抽選会
15
16
17
18
19
20
21 夏至
22
23
24
25
26
27
28
29
30

■7月  夏の選手権大会・都道府県大会始まる(3年生最後の大会)

7月 神奈川 千葉 埼玉 東京 関東・全国 備考
1 半夏生
2
3
4
5 選手権神奈川大会開会式 選手権千葉大会開会式@千葉マリン 選手権 東・西東京開会式
6 準備日 (調整日)
7 (調整日) 小暑
8 (調整日)
9 (調整日)
10
11 選手権埼玉大会開会式
12
13
14
15
16
17 (調整日)
18 (調整日)
19 千葉・5回戦 夏土用入
20 神奈川・準々決勝@横浜スタ 千葉・5回戦
21 (休養日) (調整日) 海の日
22 神奈川・準決勝@横浜スタ 千葉・準々決勝(千葉マリン,県SC天台) 大暑
23 (休養日) (調整日) 西東京/東東京・準々決勝
24 神奈川・決勝@保土ヶ谷 千葉・準決勝(千葉マリン) 埼玉・準々決勝@大宮公園
25 (調整日) (休養日)
26 千葉・決勝(千葉マリン) 埼玉・準決勝@大宮公園
27 (休養日)
28 埼玉・決勝@大宮公園 東東京・決勝@神宮
29 西東京・決勝@神宮
30
31 秋季大会予選抽選会

■8月  夏の甲子園・選手権大会、秋季地方予選大会始まる(新チーム始動)

8月 神奈川 千葉 埼玉 東京 関東・全国 備考
1
2
3 全国選手権大会抽選会
4
5 全国選手権大会開幕(第1日)(甲子園)
6 (第2日)
7 (第3日) 立秋
8 (第4日)
9 (第5日)
10 (第6日)
11 (第7日) 山の日
12 (第8日)
13 (第9日)
14 (第10日)
15 秋季地区予選 (第11日)選手権.3回戦
16 (第12日)3回戦
17 (第13日)(休養日)
18 秋季大会予選 (第14日)選手権.準々決勝
19 (第15時頃日)(休養日)
20 (第16日)選手権.準決勝
21 (第17日)(休養日)
22 (第18日)選手権.決勝
23 処暑
24
25
26 秋季予選敗者復活戦抽選会
27 (未定)秋季東京都大会予選抽選会
28
29 秋季地区予選抽選会
30 秋季予選敗者復活戦
31

■9月  ワールドカップ、秋季地方・県大会

9月 神奈川 千葉 埼玉 東京 関東・全国 備考
1
2 秋季予選敗者復活戦
3 秋季地区予選
4
5 秋季県大会抽選会
6 秋季大会一次予選
7 秋季県大会.1・2回戦 白露
8 秋季県大会.2回戦
9 WBSC U-18 野球ワールドカップ
10 秋季県大会抽選会
11
12
13
秋季県大会抽選会
秋季大会一次予選
14 秋季県大会.3回戦
15 敬老の日
16
17
18 〃(決勝)
19 秋季県大会1回戦
20 秋季県大会.1回戦 2回戦 秋季大会一次予選 彼岸入(秋)
21 秋季県大会.4回戦 2回戦
22 秋季県大会.3回戦
23 秋季大会一次予選(代表校決定) 秋分の日
24
25 秋季県大会.準々決勝
26 彼岸入(明)
27 秋季県大会.3回戦 秋季県大会.準決勝
28 秋季県大会.準々決勝 秋季県大会.準々決勝
29 秋季県大会.決勝 国体開幕(滋賀)
30 国体.準決勝

■10月  国体、秋季関東地区大会

10月 神奈川 千葉 埼玉 東京 関東・全国 備考
1
2 国体.決勝
3
4 秋季県大会.準決勝@県SC天台 秋季都本大会抽選会
5 秋季県大会.準決勝@保土ヶ谷 秋季県大会.決勝@県SC天台
6 秋季県大会.決勝@保土ヶ谷
7
8 寒露
9 秋季関東大会抽選会
10
11 秋季都本大会1・2回戦
12
13
14 スポーツの日
15
16
17
18 秋季都本大会・2回戦 秋季関東大会.1回戦(山梨)
19 1回戦
20 2回戦
21 2回戦
22
23 霜降
24
25 秋季都本大会3回戦 秋季関東大会.準決勝
26 秋季関東大会.決勝
27
28
29
30
31

■11月  明治神宮野球大会(シーズン最後の全国大会)

11月 神奈川 千葉 埼玉 東京 関東・全国 備考
1 秋季都本大会3回戦
2 〃.準々決勝
3 文化の日
4
5 21世紀枠候補校選考会 明治神宮野球大会.抽選会
6
7 秋季都本大会.準決勝@神宮 立冬
8
9 秋季都大会.決勝@神宮
10
11
12
13 明治神宮野球大会.開幕
14 彩の国野球フェスティバル@大宮公園
15
16 準決勝@神宮
17
18 決勝@神宮
19
20
21
22 小雪
23 勤労感謝の日
24 振替休日
25
26
27
28
29
30

■12月  シーズンオフ

12月 神奈川 千葉 埼玉 東京 関東・全国 備考
1  対外試合禁止
2
3
4
5
6
7 大雪
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22 冬至
23
24
25 クリスマス
26
27
28
29
30 晦日
31 大晦日

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました