コラム

2018高校野球 今季の「申告敬遠ルール」導入を見送り

投稿日:2018年2月22日 更新日:

21日、日本高野連は理事会を開き、1月のプロ・アマ合同の野球規則委員会で議論された「申告敬遠(故意四球)ルール*」、「2段モーション**の反則投球」への対応を決めた。

今季はプロ野球と高校野球での対応が別れる結果となった。

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「申告敬遠ルール」は国際基準に合わせて今年から公認野球規則に反映され、米大リーグでは昨年から導入済みであり、日本プロ野球でも今季からすることが決まっている。

しかし、高校野球では「申告敬遠ルール」について今年の採用は見送ることを決めた。高校野球は全国約4000校と裾野が広く周知徹底をするのに時間がかかり混乱を招く恐れがある、また実際に故意四球が少なく、実用性が低いなどを理由とした。

また、投手が投球に関連する動作を起こした際に途中で止めるなどの「2段モーション」についても、プロ野球、公認野球規則では「反則投球」から削除されることになったが、高校野球では基本的な投球姿勢、フォームを指導すべきとして、従来通り、「反則投球」になることも決めた。

 

*) 申告敬遠ルール

守備側の監督が敬遠する意思を球審に伝えれば、投手が投球せずに敬遠(故意四球)ができる制度。

**) 2段モーションの反則投球

投球時に足をいったん上げてから下げ、また上げて投球動作を行うことを指す。このとき投球動作中にわずかでも全身が静止すると、投球動作を途中で止めた(ストップモーション)としてボークとなる反則行為。しかし「2段モーション」の基準、判定があいまいなことから物議を醸し、公認野球規則では「反則投球」から削除されることになった。

 

ヤマちゃんの意見

「申告敬遠ルール」は、高校野球では必要ない。原則、スポーツマンシップに則り正々堂々と真っ向勝負すべき。作戦として故意に四球とすることも選択肢としてありえるが、1試合での回数、同一打者に対する場合など制限をつけるべきと考えます。

「2段モーション」は西武菊池雄星投手の投球モーションが問題になったが、投球する際の溜めがボールに体重が乗り球威を増し、コントロールするための動作の一つだと考えます。またタイミングをずらすなどの投球術の一つでもあると思います。一辺倒ではタイミングが合いますからね。あまりにも打者を欺くような行為はいけませんが。

みなさんはどう考えますか。

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