年間大会スケジュール

2024年(令和6年)高校野球 年間カレンダー -2024.3.10-

投稿日:2024年3月10日 更新日:

第90回選抜大会 甲子園 千葉

2024年、3月8日※の高校野球の対外試合の解禁、TVでもプロ野球キャンプからオープン戦のニュースが舞い込み始めています。3月に入り大谷翔平選手の婚約ニュースも突然でビックリでしたね。おめでとうございます!

昨年の野球界は何といってもWBC 2023(World Baseball Classic、ワールド・ベースボール・クラシック)で始まり、夏の甲子園は慶應義塾が全国制覇と野球に熱い視線が集まった年でした。秋のアジア・チャンピオンシップでも優勝しましたもんね。

オフシーズンも米大リーグ.大谷翔平選手のロサンゼルス・エンゼルスからロサンゼルス・ドジャーズの移籍、同じくオリックスの山本由伸選手がドジャーズへ、ダルビッシュ有選手の所属するサンディエゴ・パドレスへ楽天から松井裕樹選手、 横浜の今永 昇太選手がニューヨーク・メッツ へ移籍と、WBCで活躍した日本のエース達が次々と大リーグへ移籍するニュースがいっぱいでした。
とにかく、もう大リーグに日本人が挑戦というより普通にレベルアップ、ステータスアップのために移籍している感じ、凄いことです。

さて、高校野球もシーズンスタートを迎え、2024年の野球観戦スケジュールを確認したいと思います。どうぞ参考にご覧ください。

3月18日から春のセンバツ、第96回選抜高等学校野球大会も甲子園から開幕します。こちらのリンクから32校の紹介します、楽しみましょう!!!

 

「対外試合禁止期間」とは

高校野球では、日本高等学校野球連盟の規定により「12月1日〜翌年3月8日」までを対外試合禁止期間と定めています。
ただ、センバツ高校野球の開幕日を考慮して、ここ数年、理事会での承認を受けて、対外試合解禁日は「3月の第1土曜日」になっています。

チーム内で紅白戦を行うことや、現役選手とOBが練習試合を行うのは問題ありません。対外試合禁止期間は高校野球独自のルールで、大学や社会人野球、少年野球、女子野球などでは適用されません。

 

■年間スケジュール(神奈川・千葉・埼玉・東京)

野球観戦エリアとなる神奈川県、千葉県、埼玉県、東京都の高校野球に関するスケジュールを各高野連HPに掲載されています。

ここでは、2024年の春・夏・秋季大会から甲子園等の全国大会までの日程をカレンダー形式で予定表としてまとめていきます。

2024年の年間スケジュール、大会日程が2月に入り東京都、千葉県と順次発表され、3月に神奈川、埼玉県の情報更新されますので、情報は順次更新します。

この一般観戦の条件、試合日程の変更等もあります、観戦へお出かけの際はその都度、各都道府県の高野連HPで改めてご確認下さい。

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2024年(令和6年) 高校野球大会スケジュール

選抜高等学校野球大会(春のセンバツ)

秋季地区大会の成績などを参考に選抜された一般選考29校および明治神宮枠1校(明治神宮枠は獲得地区の一般枠を増枠する)と、特別選考の21世紀枠2校の計32校で行われるトーナメント大会。

主催は毎日新聞社。優勝旗は大紫紺旗。
甲子園ではベンチ入り選手は18名、責任教師1人、監督1人、記録員1人(女子も可)、そのほかは入れない。練習補助員が記録員を兼ねてもよい。

◆選抜出場校の選考基準

今回2024年大会から地域ごとの一般選考枠の数、21世紀枠の選考数が見直しされました。

選考基準は、基本的には秋季大会の成績をベースに、試合内容、地域性を考慮して決定。推薦枠は、技能はもちろん、学校の校風、地域活動などを踏まえた各都道府県から推薦校、地区の代表推薦校から最終的には東西地域関係なく2校を21世紀枠として選考

従来の選考では、「秋季地区大会の成績」と「地域性」のバランスを重視した選考もありましたが、最近の選考は「地域性」よりも「成績」を重視する傾向です。同一都道府県から2校の出場(さすがに3校はない)も珍しくありません。

出場校選考基準 [日本高等学校野球連盟HPから引用]

(1)大会開催年度高校野球大会参加者資格規定に適合したもの。
(2)日本学生野球憲章の精神に違反しないもの。
(3)校風、品位、技能とも高校野球にふさわしいもので、各都道府県高校野球連盟から推薦された候補校の中から地域的な面も加味して選出する。
(4)技能についてはその年度の新チーム結成後より11月30日までの試合成績ならびに実力などを勘案するが、勝敗のみにこだわらずその試合内容などを参考とする。
(5)本大会はあくまで予選をもたないことを特色する。従って秋の地区大会は一つの参考資料であって本大会の予選ではない。

■【一般選考】各地区からの選出

各地区大会と一般選考の地域ブロックは必ずも一致していません。
東京は、秋季関東地区大会(神奈川、千葉、埼玉、群馬、栃木、茨城)とは別に東京都大会が開催され、必ず1枠は獲得できます(優勝校が1枠に選考されます)。東京を除く、山梨を入れた関東地区大会から4校選出して、最後に関東・東京ブロックとして1枠が選ばれます。

2024年より東北、東海地区で選考枠がプラス1校、中国地区、四国地区も5校選考から各地区ごと2校ずつへ変更となります。

◇北海道  : 1 校
(北海道地区:北海道)
東北   : 3校(+1)
(東北地区:青森、岩手、秋田、山形、福島)
◇関東・東京: 6 校 ※関東4校、東京1校を選出後、残り1校を選出。
(関東地区:茨城、栃木、群馬、千葉、埼玉、神奈川、山梨)
(東京地区:東京)
東海   : 3校(+1)
(東海地区:静岡、愛知、岐阜、三重)
◇北信越  : 2 校
(北信越:新潟、富山、福井、長野)
◇近畿   : 6 校
(近畿:滋賀、京都、大阪、奈良、和歌山、兵庫)
中国   : 2 校(-1、中国・四国枠)
(中国地区:岡山、広島、島根、鳥取、山口)
四国   : 2 校
(四国地区:香川、徳島、愛媛、高知)
◇九州・沖縄: 4 校
(九州地区:福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄)

記念大会は各地区出場校が増えます。
過去10大会の選抜でベスト4以上の成績を残した延べ高校数が多い地区(関東、東京、東海、近畿、四国)が候補となり、東京1枠、近畿6府県6枠とすでに都府県数以上の枠があるため除外、その結果、関東、東海、四国の3地区が1校増加となります。
2023年第95回記念大会は東北枠を1校増やしました。

■【21世紀枠】

21世紀枠の選考は各都道府県から1校を推薦(1次)、次に各地区ごとに1校を推薦して、全国9校に絞られます(2次)。最後に2校が選考され、21世紀枠出場校が決定します(最終選考)。

これまで東日本、西日本で各1校、地域と合わずに1校選考されていましたが、2024年から地域問わず2校へ変更されました。

練習環境や活動内容にスポットを当て、恵まれない環境の高校や模範となるべき高校にセンバツ出場の機会を与えます。ただし、各都道府県の秋季大会で参加校数が128校を上回る都道府県ではベスト32、それ以外の県ではベスト16以上に勝ち進む必要があります。
・「野球を行うことが困難ながらも克服した高校」
・「文武両道で模範的な取り組みをする高校」

■【明治神宮大会枠

各地区の秋季地区大会の優勝校10校が結集して行われる明治神宮大会。この大会での優勝校が「明治神宮大会枠」に入り、その優勝校の地区の選考枠がプラスされ、繰り上がり校が出てきます。

◇大会優勝校: 1校

第96回選抜高等学校野球大会は、2023年明治神宮大会優勝校の星稜(石川)です。

高校野球 スコア

高校野球でもタイブレーク制は非常に馴染んできましたが、このセンバツ大会から新たになる点が二つあります。

☆金属製バットが新基準へ移行

今春第96回センバツ大会と各都道府県大会から、金属製バットがより反発の少ない新基準のものに移行されます。
打球による投手の受傷事故防止などの安全面が第一の目的。マウンドから本塁まで18.44m、投球後の投手は鋭い打球を受ける場合がり、2019年夏の選手権大会で打球を顔面に受け頬骨骨折が起きている。打高投低で投球数の制限の加えたものの投手の肩、肘への負担が増えている実態もあるようです。

新基準バットは従来と比べ、最大直径を67mm未満から64mm未満と細くし、打球部は約3mmから約4mm以上と厚くし、トランポリン効果と呼ばれる反発性能を抑制、重量は900g以上を保つ。この新基準により、本来の木製バットに近づけていくらしい。

新基準バットで反発が落ち、打球の初速が遅くなり飛距離が落ち、野球の魅力である本塁打が減ることが予想されます。守備では四死球や失策を減らし、犠打や盗塁、進塁打など攻撃、走塁面に重要性を増すことになるはず、これまでも高校野球の魅力ともいえます。

いま以上に走攻守で各選手が活躍できる機会が多くなり、ますます高校野球が面白くなることを期待します。

☆2段モーション解禁

2024年の今年から投球動作の途中で上げた足を上下するなどの「2段モーション」に関する規則を削除されました。

プロ野球では、国際基準に合わせるとして2018年から2段モーションが反則投球ではなくなっていた一方で、高校野球では変則的な投球フォームは、公式戦の数が少なく、その少ない対戦機会で相手を惑わすとみなす面があった。

ただ、スマートフォンなどの普及でプロ選手のフォームをまねする投手が増えたことや、変則フォームによる打撃パフォーマンスへの影響はないという研究結果も参考となり、今回の規則変更にいたった。

タイブレーク、投球数制限の導入(高校野球特別規則)

過去2018年の第90回記念大会から延長戦に『タイブレーク』方式が導入され、2023年から延長13回から延長10回からのタイブレークへ変更されました。

ノーアウト1・2塁から試合を行い、打順は前回のイニングの続きからとし、前イニングの最後から数えて2名がそれぞれ1塁・2塁のランナーとする。

また2023年から『申告故意敬遠』も適用されました。いずれも高校野球選手たちの過密な大会日程、投手への過度な負担、怪我や病気への回避策です。

2020年から『投球数制限』(1週間で1人の投手が投球できる総数を500球以内)という新しいルールが開始されました。同じ大会で3連戦を回避する日程、複数の投手を育成するよう留意するなど、ガイドラインが3年間、試行されます。

詳しくはこちら→高校野球特別規則 (jhbf.or.jp)

『高校野球特別規則に記された<投球数制限>に関する運用要旨』

▽投球数、対象期間、試合について
・1人が投球できる総数は1週間500球以内
・1週間の対象期間は、都道府県大会などとそれに続く大会の日程を含む
・降雨などでノーゲームとなった試合の投球数もカウントする

▽1週間で500球に到達した場合の取り扱い
・500球に達した打者の打撃が終わるまで投げられる
・降板した投手は、以降その試合では投球できない

▽投球数(公式記録)の取り扱い
・試合終了後、原則として公式記録で大会本部と両チームが各投手の投球数を確認
・試合前のメンバー表交換時、それまでの1週間の試合での各投手の投球数を記したシートを両チームに配布して確認

 

2024年(平成6年) 第96回選抜高等学校野球大会

第96回高校野球大会の日程は以下のとおり。

○日程

・選考委員会  : 1月26日(金)
・組合せ抽選会 : 3月 8日(金)
・開会式    : 3月18日(月)
・大会期間   : 3月18日(月)~13日間(雨天順延。準々決勝、準決勝翌日の休養日含む)
・決勝戦    : 3月30日(土)予定

○出場校

【一般選考】    29校
●北海道(1枠)
北海(北海道、3年ぶり14度目)
●東北(3枠)
青森山田(青森、8年ぶり3度目)
八戸学院光星(青森、5年ぶり11度目)
学法石川(福島、33年ぶり4度目)
●関東・東京(6枠)
作新学院(栃木、2年連続12度目)
山梨学院(山梨、3年連続7度目)
常総学院(茨城、3年ぶり11度目)
健大高崎(群馬、2年連続7度目)
中央学院(千葉、6年ぶり2度目)
関東第一(東京、8年ぶり7度目)
●東海(3枠)
豊川(愛知、10年ぶり2度目)
愛工大名電(愛知、12年ぶり10度目)
宇治山田商(三重、16年ぶり2度目)
●北信越(2枠)+明治神宮大会(1枠)
星稜(石川、2年ぶり16度目)
敦賀気比(福井、4年連続11度目)
日本航空石川(石川、4年ぶり3度目)
●近畿(6枠)
大阪桐蔭(大阪、5年連続15度目)
京都外大西(京都、18年ぶり7度目)
京都国際(京都、3年ぶり2度目)
耐久(和歌山、初出場)
近江(滋賀、2年ぶり7度目)
報徳学園(兵庫、2年連続23度目)
●中国(2枠)
広陵(広島、3年連続27度目)
創志学園(岡山、7年ぶり4度目)
●四国(2枠)
高知(高知、3年連続21度目)
阿南光(徳島、32年ぶり2度目)
●九州(4枠)
熊本国付(熊本、初出場)
明豊(大分、3年ぶり6度目)
神村学園(鹿児島、9年ぶり6度目)
東海大福岡(福岡、7年ぶり3度目)

○21世紀枠(2枠)
別海(北海道、初出場)
田辺(和歌山、76年ぶり3度目)

春季都道府県大会

夏の高校野球地方大会のシード権を目指す大会。3月中旬~5月下旬に各都道府県で開催。

各都道府県内での地域ブロックでのリーグ戦等による予選を行い、本戦(都道府県大会)への出場権を競う。

ベンチ入り選手の数は、秋・春は25名の都道府県が多い。

春季地区大会

9地区(北海道、東北、関東・東京、北信越、東海、近畿、中国、四国、九州)のブロック大会。4月下旬~6月中旬に各地区ブロックで開催。

■関東大会

関東では、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、山梨、東京(春のみ)を加えた8都県の春季大会優勝・準優勝校および開催県の3位、4位の1~2校を加えた合計18校が出場するトーナメント戦。

直前の選抜高等学校野球大会でベスト4に進出した高校は、関東高野連推薦枠として出場(地区大会成績に関わらず1位扱い、出場枠内の成績の場合は次点校繰上げ)。

◆2024年は<群馬県>で5月18日開催(~21、25・26日の6日間)

関東地区の大会開催地は、春季、秋季大会を山梨→埼玉→群馬→栃木→茨城→神奈川→千葉(→山梨)となっており、3年半で順番に回ってきます。2024年度は、春季は群馬県、秋季は栃木県での開催となります。

第76回春季関東地区高等学校野球大会は5月18日(土)~21(火)、25(土)、26(日)の6日間の日程で群馬県の敷島、城南球場を中心に行われます。

高校野球の明治神宮大会での静岡vs早実のナインたち

 

夏の高校野球地方大会(選手権地方大会、夏季都道府県大会)

全国高等学校野球選手権大会への出場権を目指して、各都道府県(北海道は南北、東京は東西の2校ずつ)でトーナメント大会。6月中旬~7月下旬に開催、熱戦が繰り広げられる。

ベンチ入り選手の数は、甲子園では18名以下ですが、20名とする都道府県が多い。

全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)

北海道、東京は2校ずつの全国都道府県の49代表校が出場。毎年8月に開催。
主催は朝日新聞社。優勝旗は深紅の大優勝旗。

甲子園のベンチ入り選手は18名。

10年ごとの記念大会は出場校を増枠されます。前回100回記念大会(2018年、平成30年)では出場校56校が参加。2023年の105回記念大会ですが例年通り、49代表校によるトーナメント戦が予定されています。

◆第106回全国高校野球選手権大会

○日程

・組合せ抽選会 : 8月4日(日)
・大会期間   : 8月7日(水)から17日間
(雨天順延、3回戦2日目、準々決勝、準決勝各翌日の休養日3日を含む)
・球場     : 阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)

◆ベンチ入り18→20人に拡大

2023年(令和5年)の第105回全国高校野球選手権からベンチ入り人数を従来の18人から2人増やして20人と拡大した。投球数制限の導入や故障予防、暑さ対策の観点からの判断、素晴らしい。選手たちにとっても嬉しいニュースです。

登録人数については、ベンチ入り制限は14人に始まり、1978年に現在の49代表になると15人に、その後、1994年から16人、2003年から18人と増やしてきた経緯があるようです。

また、クーリング(冷却)タイムを設定して、5回終了後のグラウンド整備時間と合わせて10分間、体の冷却など暑さ対策にあてることが決まりました。

2018夏の甲子園 慶應義塾vs高知商

 

WBSC U-18ベースボールワールドカップ

世界野球ソフトボール連盟(WBSC)主催により、隔年で開催される。16歳から18歳の各国・地域代表選手で競われる野球の国際大会である。
旧称は「18U(AAA)世界野球選手権大会」、「18U野球ワールドカップ」。

夏の甲子園大会が同時期に開催されているため、日本チームの参加は困難となっていた。年齢制限が19歳以下であった1982年の第2回大会は東都大学野球連盟の1・2年選抜選手、1999年の第18回大会にも沖縄県の選抜選手による参加はしていた。9月の開催となった2004年の第21回大会から甲子園大会を湧かせた選手を中心としたドリームチームといえるメンバーが結成される(代表監督は元横浜監督.渡辺元智氏)。

2014年から「侍ジャパン」としてワールド・ベースボール・クラシックのプロ野球選手中心の日本代表チームと同じユニフォームとなっている(2013年、大阪桐蔭監督.西谷浩一氏)。2015年の第27回大会は、大会史上初めて日本で開催された。アメリカ3連覇の前に準優勝でした。

昨年2022年第30回大会から明徳義塾監督.馬淵史郎氏が指揮している。日本代表は3位決定戦で韓国を破り第3位、銅メダルを獲得した。アメリカが2大会ぶり10回目の優勝、チャイニーズタイペイ(台湾)が準優勝した。アメリカはU-12、U-15に続くワールドカップ制覇を果たしています。

世界の野球、木製バットへの課題に対して大会ごとに悩み、対策しますがなかなか良い結果が出ません。どう取り組むか、とても興味深いですね。高校野球の金属バットもそろそろ見直す時期でしょうか。

出場国、地域は、アフリカ (1) 、アジア (3) 、アメリカ大陸(4) 、ヨーロッパ (2)、オセアニア (1) 、ワイルドカード (1) の枠がある。

☆2023年第31回WBSC 日本U-18代表初優勝

昨年2023年開催の第31回WBSC U-18野球ワールドカップは台湾で開催され、日本代表が念願の初優勝を果たしました。グループA、Bでオープニングラウンドでリーグ戦の予選通過上位3チームがスーパーラウンドへ進出してトーナメント戦。

○グループA
メキシコ、チャイニーズ・タイペイ、韓国、オーストラリア、
プエルトリコ、チェコ
○グループB
日本、アメリカ、ベネズエラ、オランダ、パナマ、スペイン

一昨年の第30回大会はアメリカ(9本塁打、長打率.487)や韓国(4本塁打、長打率.413)の長打力と比べると日本は1本塁打、長打率.301と明らかにパワーで下回った結果となった。前回に引き続き指揮を執った馬淵史郎監督は「日本の高校野球の特徴である、しっかり守って機動力が使える選手、バントができる選手を選びました」と選考で語り、「スモールベースボール」と何度も口にした。

しかし、終わってみれば打率(.303)、長打率(.408)、OPS(出塁率+長打率=.806)はどれも参加12チーム中トップ、見事優勝を果たした。

大会MVPには緒方漣(横浜)選手が獲得、首位打者(.571)、最多得点(10)、ベストナイン(二塁手)も複数のタイトルを獲得。東恩納蒼(沖縄尚学)選手もベストナイン(先発投手)に選ばれました。

BFA U-18アジア選手権大会

アジア野球連盟(BFA)が主催するU-18アジア選手権は、隔年で開催されるU-18ワールドカップが開催されない間の年に開催されており、U-18ワールドカップのアジア予選も兼ねて行われている。
旧大会名は「AAAアジア野球選手権大会」「アジアジュニア野球選手権大会」「18Uアジア野球選手権大会」など。

毎回日本を含めた7~8ヶ国が出場している。甲子園終了の興奮醒めやらぬ中、大会を湧かせた選手を中心としたドリームチームといえるメンバーが結成されるため、高校野球ファンの高い注目を浴びている。また甲子園出場校以外にも広く召集される傾向がある。

☆2024年侍ジャパンU-18代表監督 小倉全由氏 2度目

今夏に台湾で開催予定の「第13回 BFA U18アジア選手権」に出場する野球日本代表「侍ジャパン」U-18代表のコーチングスタッフが以下の通り決定いたしました。

▼ 侍ジャパンU-18コーチングスタッフ
監督:小倉全由(元東京都・日大三野球部監督)
ヘッドコーチ:荒井直樹(群馬県・前橋育英高校野球部監督)
コーチ:坂原秀尚(山口県・下関国際高校野球部監督)
コーチ:大角健二(兵庫県・報徳学園高校野球部監督)

U-18を初の世界一に導いた馬淵前監督から日大三監督を勇退された小倉全由氏にバトンタッチ、小倉氏は2度目のU-18代表監督就任。

小倉氏は24歳という若さから監督としてのキャリアをスタート。関東一では1985年の夏の甲子園ベスト8、1987年の選抜では準優勝に導く成績を残した。1997年には母校の日大三の監督に就任すると、2001年には初の夏の全国制覇を達成し、2010年選抜では自身2度目の準優勝。翌年11年の夏には自身2度目の夏の甲子園を優勝するなど高校球界を代表する名将である。

高校野球

秋季都道府県大会

来春のセンバツ出場を目指す地区大会の予選となる都道府県大会。夏の選手権大会が終わり、3年生が抜けた2年生、1年生で構成する新チームでの公式戦となる。

8月中旬~10月中旬に開催。ベンチ入り選手は25名が多い。

 

秋季地区大会

来春のセンバツ甲子園出場への選考に関わる10地区のブロック大会。春は関東・東京をセットで行うが、秋は関東と東京で分かれる。10月上旬~11月上旬に開催。

翌春の選抜大会出場候補として、各ブロックで枠数による成績上位校から順に選考の可能性が濃厚となる。

◆2024年関東地区大会の開催県は神奈川県

第77回秋季関東地区高等学校野球大会は、10月26(土)~29日(火)、11月2(土)・3日(日)の6日間で行われる。

野球場

国民スポーツ大会(旧国体) -高校野球硬式の部-

国民体育大会とは、昭和21年から、毎年都道府県持ち回りで開催される国内最大のスポーツの祭典です。「冬季大会」と「本大会」の競技得点の合計を競い合う、都道府県対抗方式で行われ、天皇杯(男女総合成績第1位)・皇后杯(女子総合成績第1位)の獲得を目指し、代表選手が各競技で熱い戦いを繰り広げます。

国体は、広く国民の間にスポーツを普及し、国民の健康増進と体力向上を図り、地方スポーツの振興と地方文化の発展を図ることを目的として行われます。全国を東地区(北海道・東北・関東)、中地区(北信越・東海・近畿)、西地区(中国・四国・九州)の3つに分けて輪番制で開催されています。

高校野球は、「正式競技」ではなく「特別競技」、「公開競技」と位置付けられて、高等学校野球競技(硬式・軟式)として都道府県対抗の得点対象にはなりません。

◆夏の甲子園ベスト8校の出場、3年生が主体

出場条件は、以下の通りの12校が選考されます。
・開催地枠(1)  :国体開催地から夏の甲子園、選手権大会出場、代表校
・ベスト8枠(8)  :夏の甲子園ベスト8校
・ベスト16枠(3):夏の甲子園ベスト16(3回戦進出校)のうち地域性を考慮した3校

トーナメント方式の9イニング制で行われ、9回終了時点で同点の場合はタイブレーク方式(無死一・二塁から攻撃)が採用されます。決勝戦はタイブレーク方式を採用せず、両校優勝となります。

国体の開催時期は1、2年生主体の新チームで秋季地区大会が開催されているので、3年生主体で国体参加することになります。3年生にとっても最後の引退試合という位置づけで、甲子園出場校の最後のご褒美的な大会な意味合いが強いです。

正式競技ではありませんが、夏の甲子園のあとに開催されることもあり、開催地、隣県など地元では人気の高い種目です。それは甲子園に行かず、全国大会が観戦できるチャンスはないですからね。

◆2024年佐賀大会から国民体育大会の名称が「国民スポーツ大会」に変わります

2024年(令和6年)に佐賀県で開催予定、名称変更後の最初の大会となります。10月5日(土)から10月15日(火)までの11日間の開催。

◆硬式
・開催期間:10月6日(日)〜10月7日(月)、10月9日(水)
・開催地 :佐賀市、さがみどりの森球場

2024佐賀 国民スポーツ大会

明治神宮大会(高校の部)

秋季地区ブロック大会の各優勝校の10校が秋の「日本一」を決める大会。大学の部、高校の部で構成される。

明治神宮鎮座50年を記念して行われた1970年(昭和45年)の奉納野球が始まりで、第4回大会から高校野球も加わり、高校と大学の2つの部となり、現在に至っています。東京・明治神宮野球場、11月に開催されます。

2024年の第55回明治神宮野球大会は11月20日(水)~11月25日(月)の6日間で行われる予定。2023年前回優勝校は星稜(石川)でした。各地区の優勝校が明治神宮球場に集まり、シーズン最後の全国大会を繰り広げます。

日本学生野球協会はこちら
http://www.student-baseball.or.jp/index.html

 

2023年度(令和5年) 高校野球大会カレンダー

以下の年間カレンダーの「月」をクリックするとその月間カレンダーを表示します。 

 1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月 10月 11月 12月
地方
大会
*対外試合解禁 *新チーム交代 オフシーズン
△春季 △夏季
(選手権予選)
▽秋季
△春季地区 ▽秋季地区
全国
大会
▲選抜 ▲選手権 ▲国体 ▼明治神宮
世界
大会
▲ワールドカップ

■1月  センバツ出場校決定

1月 神奈川 千葉 埼玉 東京 関東・全国 備考
1 元旦
2
3
4
5
6 小寒
7
8 成人の日
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20 大寒
21
22
23
24
25
26
27 選抜出場校決定
28
29
30
31

■2

2月 神奈川 千葉 埼玉 東京 関東・全国 備考
1
2
3 節分
4 立春
5
6
7
8
9 春季地区予選抽選会
10 旧正月
11 建国記念日
12
13
14
15
16 春七草
17
18
19 雨水
20
21
22
23 天皇誕生日
24
25
26
27
28
29

■3月  春の選抜・センバツ甲子園、春季地方予選大会始まる

3月 神奈川 千葉 埼玉 東京 関東・全国 備考
1
2 対外試合解禁
3 春季大会抽選会
4
5 啓蟄
6
7
8
9
10 選抜.大会抽選会
11
12
13
14
15
16 春季大会一次予選
17
18 選抜開幕(甲子園)
,1・2回戦
19
20 春分の日・彼岸
21
22
23
24 一次予選代表校決定 選抜.3回戦
25 春季地区予選
26
27 選抜.準々決勝
28 予備日
29 選抜.準決勝
30 予備日
31 選抜.決勝

■4月  春季県大会

4月 神奈川 千葉 埼玉 東京 関東・全国 備考
1 春季都本大会
2 春季県大会予選
3
4 春季県大会抽選会 春季地区予選抽選会 清明
5
6 春季県大会1・2回戦
7 春季2回戦
8
9
10 春季地区予選
11 春季県大会抽選会
12
13 春季3回戦 関東地区大会抽選会
14
15
16
17
18
19 穀雨
20 春季4回戦 春季県大会1回戦
21 春季2回戦
22 春季県大会抽選会
23
24
25 春季県大会1回戦
26 準決勝
27 春季準々決勝@保土ヶ谷 春季3回戦 春季2回戦
28 春季準々決勝@県SC 決勝(スリーボンド八王子)
29 春季3回戦 昭和の日
30 春季準々決勝

■5月  春季関東地区大会

5月 神奈川 千葉 埼玉 東京 関東・全国 備考
1 春季準々決勝 八十八夜
2 (休養日)
3 春季準決勝@ハマスタ 春季準決勝@県SC 春季県大会準決勝@大宮公園 憲法記念日
4 春季決勝@ハマスタ (休養日) みどりの日
5 春季決勝@県SC 春季決勝@大宮公園 こどもの日・立夏
6 振替休日
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18 関東地区大会(群馬)1回戦
19
20 関東地区2回戦 小満
21
22
23
24
25 関東地区準決勝
26 関東地区決勝
27
28
29
30
31

■6月  全国選手権大会の地方大会抽選・組み合わせ

6月 神奈川 千葉 埼玉 東京 関東・全国 備考
1
2
3
4
5 芒種
6 選手権埼玉大会抽選会
7
8 選手権神奈川大会抽選会
9
10 入梅
11
12
13 選手権千葉大会抽選会
14
15 選手権 東・西東京大会抽選会
16
17
18
19
20
21 夏至
22
23
24
25
26
27
28
29
30

■7月  夏の選手権大会・都道府県大会始まる(3年生最後の大会)

7月 神奈川 千葉 埼玉 東京 関東・全国 備考
1
2 半夏生
3
4
5 選手権神奈川大会開会式
6 準備日 選手権千葉大会開会式@千葉マリン 選手権 東・西東京開会式 小暑
7
8
9
10
11 選手権埼玉大会開会式
12
13
14
15 海の日
16
17
18
19 (調整日) 夏土用入
20 神奈川・準々決勝@横浜スタ 千葉・5回戦
21 (休養日) 千葉・5回戦
22 神奈川・準決勝@横浜スタ (調整日) 西東京/東東京・準々決勝 大暑
23 (休養日) 千葉・準々決勝(千葉マリン,県SC)
24 神奈川・決勝@保土ヶ谷 (調整日) 埼玉・準々決勝@大宮公園
25 千葉・準決勝(千葉マリン) (休養日)
26 (調整日) 埼玉・準決勝@大宮公園 西東京・準決勝@神宮
27 千葉・決勝(千葉マリン) (休養日) 東東京・準決勝@神宮
28 埼玉・決勝@大宮公園 西東京・決勝@神宮
29 東東京・決勝@神宮
30
31

■8月  夏の甲子園・選手権大会、秋季地方予選大会始まる(新チーム始動)

8月 神奈川 千葉 埼玉 東京 関東・全国 備考
1 秋季大会予選抽選会
2
3
4 全国選手権大会抽選会
5
6
7 全国選手権大会開幕(第1日)(甲子園) 立秋
8 (第2日)
9 (第3日)
10 (第4日)
11 (第5日) 山の日
12 (第6日) 振替休日
13 (第7日)
14 (第8日)
15 秋季地区予選 (第9日)
16 (第10日)
17 (第11日)
18 秋季大会予選 (第12日)
19 (第13日)選手権.準々決勝
20 (第14日)(休養日)
21 (第15日)選手権.準決勝
22 (第16日)(休養日) 処暑
23 (第17日)選手権.決勝
24
25
26
27 秋季予選敗者復活戦抽選会
28 秋季東京都大会予選抽選会
29 秋季地区予選抽選会
30
31 秋季予選敗者復活戦

■9月  ワールドカップ、秋季地方・県大会

9月 神奈川 千葉 埼玉 東京 関東・全国 備考
1 秋季予選敗者復活戦
2
3 秋季地区予選
4
5 秋季県大会抽選会
6
7 秋季県大会.1・2回戦 秋季大会一次予選 白露
8 秋季県大会.2回戦
9 WBSC U-18 野球ワールドカップ
10
11 秋季県大会抽選会
12
13
秋季県大会抽選会
14 秋季県大会.3回戦 秋季大会一次予選
15
16 敬老の日
17
18 〃(決勝)
19 秋季県大会1回戦
20 2回戦
21 秋季県大会.4回戦 秋季県大会.1回戦 秋季大会一次予選
22 2回戦 秋季県大会.3回戦 秋分の日・彼岸
23
24 秋季大会一次予選(代表校決定)
25 秋季県大会.準々決勝
26
27 秋季県大会.準決勝
28 秋季県大会.準々決勝 秋季県大会.3回戦
29 秋季県大会.準々決勝 秋季県大会.決勝
30 秋季都本大会抽選会

■10月  国体、秋季関東地区大会

10月 神奈川 千葉 埼玉 東京 関東・全国 備考
1
2
3
4
5 秋季県大会.準決勝@保土ヶ谷 秋季県大会.準決勝@県SC 秋季都本大会1・2回戦
6 秋季県大会.決勝@保土ヶ谷 秋季県大会.決勝@県SC 国体開幕(佐賀)
7
8 国体.準決勝 寒露
9
10 国体.決勝
11 秋季関東大会抽選会
12 秋季都本大会1・2回戦
13
14 スポーツの日
15
16
17
18
19 秋季都本大会・2回戦
20
21
22
23 霜降
24
25
26 秋季都本大会3回戦 秋季関東大会.1回戦(神奈川)
27 1回戦
28 2回戦
29 2回戦
30
31

■11月  明治神宮野球大会(シーズン最後の全国大会)

11月 神奈川 千葉 埼玉 東京 関東・全国 備考
1
2 秋季都本大会3回戦 秋季関東大会.準決勝
3 〃.準々決勝 秋季関東大会.決勝 文化の日
4
5 秋季都本大会.準決勝@神宮 明治神宮野球大会.抽選会
6
7 秋季都大会.決勝@神宮 立冬
8
9
10
11
12
13
14 彩の国野球フェスティバル@大宮公園
15
16
17
18
19
20 明治神宮野球大会.開幕
21
22 小雪
23 準決勝@神宮 勤労感謝の日
24
25 決勝@神宮
26
27
28
29
30

■12月  シーズンオフ

12月 神奈川 千葉 埼玉 東京 関東・全国 備考
1  対外試合禁止
2
3
4
5
6
7 大雪
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21 冬至
22
23
24
25 クリスマス
26
27
28
29
30 晦日
31 大晦日

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