春・秋の関東・明治神宮大会を紹介 コラム 2018 秋 - 県・関東・神宮

2018高校野球 明治神宮野球大会11/9から開催 年内最後の全国大会 –11/13更新–

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目地神宮大会 明治神宮野球場

第49回明治神宮大会(高校の部)」は、平成30年(2018年)11月9日(金)から6日間の日程で開催されます。会場はご存知、明治神宮野球場です。夏の選手権が終えて新チームでの秋季地区大会を制覇した優勝校10チームが集まる全国大会です。
年内最後の大会、名実ともに秋の日本一を競う大会です。

10月20日(土)に組み合わせが決定しました。現在も各地区大会が実施されていますが、優勝校が決定次第、順次更新していきます。

以下に対戦カード・日程を整理していますので、参考にしてください。
詳しくは日本学生野球協会の明治神宮大会のページへ。

明治神宮大会 神宮外苑

この明治神宮大会で優勝した場合は、その優勝校の地区には来春の選抜高等学校野球大会(センバツ甲子園)の出場枠として、神宮大会枠が与えられ、プラス+1枠(+1校)が獲得できます。

めっきり寒くなってきましたが、しっかりと寒さ対策、暖かい恰好をして観戦に行きましょう。神宮外苑のイチョウ並木もきれいに見事な紅葉を見せてくれるでしょう。
土日しか観戦に行けませんが、土日連チャンで明治神宮で観戦予定です。『ヤマちゃん野球観戦』も今年最後、いい試合を期待して、楽しみたいです。

明治神宮大会はここでしか購入できない各出場校の大会グッズが購入できます。この大会グッズを覗くのも楽しみです。高校の部が終わったら、大学野球の部も午後から観戦できるので二度お得です。

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第49回明治神宮野球大会

日程  : 平成30年11月9日(金)~14日(水) ※高校の部決勝は13日(火)予定
・会場  : 明治神宮野球場

・組み合わせ抽選会 : 10月20日(土)
開会式 : 11月8日(木) 15:40 @明治神宮会館(大会前日)

※試合順は朝から高校の部、大学の部の順となります。雨天順延。

■出場校 : 地区代表10チーム

・北海道地区代表 : 札幌大谷  (北海道、初出場)
・東北地区代表  : 八戸学院光星(福島、5年ぶり4回目)
・関東地区代表  : 桐蔭学園  (神奈川、初出場)
・東京地区代表  : 国士館   (東京、10年ぶり6回目)
・北信越地区代表 : 星稜    (石川、24年ぶり7回目)
・東海地区代表  :   東邦    (愛知、3年ぶり2回目)
・近畿地区代表  : 龍谷大平安 (京都、5年ぶり4回目)
・中国地区代表  : 広陵    (広島、12年ぶり4回目)
・四国地区代表  : 高松商   (香川、3年ぶり3回目)
・九州地区代表  : 筑陽学園  (福岡、初出場)

出場校の紹介

地区大会の戦績

「各地区大会の優勝校以下、ベスト4進出校の戦績」はこちらをクリックしてください。

 

出場校の横顔・注目選手

札幌大谷(北海道)

創部10年目。今年の秋季全道大会で札幌第一を決勝で9-6で下し、初優勝を果たした。準決勝で延長戦の末、昨年の覇者.駒大苫小牧を破って勢いづいた。駒大苫小牧OBの”マー君”こと田中将大投手(現MLBニューヨーク・ヤンキース)の奥様である里田まいさんの母校です。

監督は船尾隆広氏。2014年12月に同校監督に就任して野球人として用具管理や心構えも徹底して、日本一を目指す野球を掲げてきました。社会人野球時代は都市対抗野球本大会に10年連続出場、97年インターコンチネンタル杯では日本代表として高橋由伸氏(慶應義塾大学時代、前読売ジャイアンツ監督)らと世界一に輝いた外野手です(すごい方ですね)。

注目選手は196センチの長身左腕、阿部剣友投手(1年)。中学時代は軟式でプレー、上体を後ろに傾けて左足に体重を乗せる独特なフォーム、2メートルの高さから投げ下ろす直球が武器。

八戸学院光星(東北・福島)

1997年春夏と甲子園初出場を果たし、以降は全国レベルに知名度を上げて甲子園常連校になりました。現在の茨城・明秀日立の金沢成康監督の時代です。関西出身者が多く、地元青森出身選手は数名。

2010年に現監督である仲井宗基氏が就任し、北條史也選手(現阪神タイガース)、田村龍弘選手(現千葉ロッテマリーンズ)を擁して、2011年夏、2012年春夏と3季連続準優勝と素晴らしい成績を残されています。2012年、神奈川桐光学園.松井祐樹投手(当時2年生、現楽天ゴールデンイーグルス)を打ち崩し、大阪桐蔭の藤浪晋太郎投手(現阪神タイガース)と森友哉捕手(当時2年生、現西武ライオンズ)バッテリーとの戦いはまだ記憶に新しいですね。

注目は武岡龍世内野手(2年)。小学生6年生で徳島ホークス時代に全国優勝、中学1年ではカル・リプケン少年野球世界大会の日本代表で準優勝の経歴を持つ。高校1年春から遊撃手で先発出場、2018年選手権大会1回戦では西兵庫.明石商戦で攻守に活躍し、打撃の左右は違えど「坂本2世」の名をとどろかせた。鉄壁の遊撃守備を誇り、伸びしろが大きく高いポテンシャルを秘める。

桐蔭学園(関東・神奈川)

復活した「桐蔭学園」。今秋関東大会に久しぶりに出場して決勝、春日部共栄を9-6で下し、24年ぶりの優勝を果たしました。伝統を作られた土屋啓三郎氏元監督(現星槎国際湘南監督)が2013年に勇退して以来、なかなか激戦区神奈川の中で勝てない時期が続いたが、2017年9月から就任された片桐健一監督のもと、念願の復活を果たしました。

2003年春の甲子園以来、来春2019のセンバツ出場は久しぶり。大阪桐蔭以外にも「桐蔭」ありを見せて欲しいですね。

桐蔭学園は文武両道、東大進学率も高く、スポーツも野球だけでなく、サッカー、柔道など幅広く選手を輩出しています。野球部OBには高橋由伸氏(2018年辞任、前読売ジャイアンツ監督)、茂木栄五郎選手(現楽天ゴールデンイーグルス)。大久保秀昭氏(慶應義塾大学野球部監督)、善波達也氏(明治大学野球部監督)など東京六大学の素晴らしい指導者もOBです。

そのほか各界にも諸先輩、有名人を輩出しており、俳優には織田裕二さん、アーティスト・タレントではデーモン小暮閣下、椿鬼奴さん、女医でもある西川史子さんもいらっしゃいます。

注目は主将で主砲、森敬斗主将(2年)です。関東大会1回戦、常総学院戦で劇的なサヨナラ満塁本塁打を放ち、この大会3本塁打と大活躍、そして一気に佐野日大、習志野、春日部共栄を破り、優勝までチームを導き、大舞台で勝負強さをみせる選手で勢いに乗ると止まらないキャプテンです。

国士館(東京)

1917年創立。2018秋季東京大会決勝では東海大菅生を4-3で退けて、10年ぶり6度目の優勝を決めました。監督は永田昌弘氏。

国士館といえば柔道、格闘技で有名、オリンピック・メダリストたちの出身校です。レスリング・マサ斎藤氏、柔道からは斉藤仁氏、内柴正人氏、鈴木桂治氏、石井慧氏の方々です。

高校野球 スコア

星稜(北信越・石川)

云わずと知れた全国有数、名門強豪校。OBには元ヤンキースの松井秀喜選手、その恩師である山下智茂元監督(現名誉監督、2005年勇退)も有名すぎます。1979年、箕島との延長18回の死闘、甲子園のナイター照明に照らされた星稜の鮮やかな「黄色のユニフォームに、青色の星稜の文字」が記憶に残ります。

春夏連続甲子園に出場したチームからは、「レギュラー5人」が残り、星稜チーム史上「最強」といわれる。最速150キロを誇るエース奥川恭伸は、2年ながらU-18日本代表に選出された投手。捕手.山瀬慎之助君は、石川県宇ノ気中学で全国制覇、4番主砲・スーパー1年生遊撃手の内山壮真君はU-15日本代表と、注目選手だらけです。

東邦(東海・愛知)

東邦は、中京大中京、愛工大名電と並ぶ愛知、東海をけん引する名門校。野球部OBには山倉和博氏(元読売ジャイアンツ)、そのほか俳優の奥田瑛二さん、伊武雅刀さんがいらっしゃいます。シブい。

今秋東海大会決勝では、三重.津田学園に10-2で大勝して、3年ぶり11度目の優勝を決めました。春の東邦と呼ばれます。2004年から森田泰弘監督が就任。今年、新チームになってから練習試合も含めて負け無し。

注目選手は、石川昂弥(東邦2年・投手/三塁手)。来年のドラフト上位候補とされるホームラン打者、高校通算本塁打数は33本です。身長185cmと大型でスケール抜群、打球の飛距離がずば抜けています。

龍谷大平安(近畿・京都)

1876年創立、京都市下京区にある西本願寺系にある歴史ある学校。高校野球(男子硬式)では、春40回、夏33回の計73回で、全国で甲子園最多出場の記録を誇り、野球史を語るうえで外せない超名門校です。監督は原田英彦氏。

近畿大会決勝では兵庫の明石商に2-1とサヨナラ勝ちを収め、優勝。天理(奈良1)、履正社(大阪1)、明石商(兵庫1)と各県優勝校をなぎ倒しての優勝となりました。

注目は奥村真大内野手(1年)。父・兄・弟の史上初の甲子園親子3アーチとして新記録樹立を狙います。お父様は高橋伸一氏、甲西高校で2年連続甲子園に出場し、1986年三沢商(青森)との開幕戦で大会第1号本塁打を放っています。お兄様は現役ヤクルトスワローズの奥村展征選手。2013年日大山形で甲子園出場、日大三との2回戦で本塁打を放ち「父子アーチ」を達成しています(史上2度目)。

広陵(中国・広島)

ベスト4では創志学園の150キロ右腕の西純矢投手(2年)を攻略して勝ち進んだ全国名門校。中国地区大会決勝は米子東を6-2で下し、優勝しました。

春の選抜大会で3回優勝(1926年、1991年、2003年)、3回準優勝しており、「春の広陵」「サクラの広陵」との異名があります。来春のセンバツも期待していいのではないでしょうか。監督は中井哲之監督。

排出されたプロ野球センスは数知れず、二岡智宏氏(2018読売ジャイアンツ・コーチ)、小林誠司選手(読売ジャイアンツ)、野村祐輔選手(広島東洋カープ)、有原航平(北海道日本ハムファイターズ)。第99回選手権大会では1大会6本という最多本塁打記録を出して清原和博氏の記録を塗り替えて大活躍、10年ぶり4度の目の準優勝に貢献した中村奨成(広島東洋カープ)も目新しい。

高松商(四国・香川)

1900年創立、公立の商業高校です。校章はそろばん玉の形、菱形をしています。「高商(たかしょう)」という愛称で呼ばれます。香川の高松商業は、高校野球強豪の商業高校4校「四国四商」のひとつ。ほか3校は、愛媛の松山商業、徳島の徳島商業、高知の高知商業です。ライバル校の松山商との対戦は、「四国の早慶戦」とも呼ばれるらしいです。

四国大会決勝では松山聖陵を3-1で下し、3年ぶり9度目の優勝しました。エース左腕・香川卓摩投手と背番号10の右腕.中塚公晴投手(ともに2年)の左右“二枚看板”が注目です。

さて野球のOBを確認すると、なんと大御所二人のお名前がありました。それは、水原茂氏(巨人監督)と、牧野茂(巨人ヘッドコーチ)、いずれも野球殿堂入りされています。

2015年の明治神宮大会に優勝、翌2016年センバツ準優勝と、90年代あまり目立たなかった古豪を復活させたのは長尾健司監督。その原動力、基礎のひとつに「人間力」、そして「自律」「自立」へ導く指導力です。

筑陽学園(九州・福岡)

九州地区大会決勝、筑陽学園が7-5で明豊(大分)に逆転勝ちして初優勝を飾りました。筑陽学園は沖縄.興南などと2戦連続サヨナラの劇的勝利で勢い付きました。

監督は江口祐司氏。OBには長野久義選手(現読売ジャイアンツ)がいます。

注目は福岡大真君(2年)と中村敢晴君(1年)のふたり。ふたりの父は甲子園出場経験を持ち、親子2代で聖地の土を踏むチャンスに胸を躍らせています。福岡君の父真一郎氏は1994年夏の甲子園で樟南(鹿児島)のエースとして準優勝、佐賀北がサヨナラ満塁本塁打を放って優勝した大会です。中村君の父寿博氏は1992年夏に全国制覇を果たした西日本短大付(福岡)の主将とのこと。

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■今年の対戦カード

◇明治神宮野球大会トーナメント表(高校の部)

 

◇1回戦

・11月9日(金)
① 08:30 八戸学院光星(東北・青森)○7-3● 東邦(東海・愛知)
② 11:00 札幌大谷(北海道)○6-5● 龍谷大平安(近畿・京都)

◇2回戦(準々決勝)

・11月10日(土)
① 08:30 星稜(北信越・石川)○9-0● 広陵(中国・広島)
② 11:00 桐蔭学園(関東・神奈川)●1-10○ 筑陽学園(九州・福岡)

・11月11日(日)
① 08:30 高松商(四国・香川)○9-6● 八戸学院光星(東北・青森)
② 11:00 札幌大谷(北海道)○7-3● 国士館(東京)

◇準決勝

・11月12日(月)
① 10:00 星稜(北信越・石川)○7-4● 高松商(四国・香川)
② 12:30 札幌大谷(北海道)○5-2● 筑陽学園(九州・福岡)

◇決勝

・11月13日(火)
① 10:00   星稜(北信越・石川)●1-2○ 札幌大谷(北海道)

札幌大谷(北海道)が初出場、初優勝を飾る!

 

高校野球 応援 ブラバン■歴史を振り返る

「明治神宮大会」は、明治神宮鎮座50年を記念して行われた1970年(昭和45年)の奉納野球が同大会の始まり(明治神宮鎮座50周年奉納野球大会)。翌年71年に「明治神宮大会」と改称。明治神宮と日本学生野球協会が主催。

最初は大学野球だけだったのですが、第4回大会(73年)から高校野球も加わり、高校と大学の2部制になりました。以前(2011年第42回大会)までは東西分けの組み合わせでしたが、現在は撤廃されています。

<過去10年の優勝校・準優勝校(決勝戦)>

2017年(第48回) 明徳義塾(四国・高知)  4-0 創成館(九州・長崎)
2016年(第47回) 履正社(近畿・大阪)  11-6 早稲田実(東京)
2015年(第46回) 高松商(四国・香川)   8-3 敦賀気比(北信越・福井)
2014年(第45回) 仙台育英(東北・宮城)  4-1 浦和学院(関東・埼玉)
2013年(第44回) 沖縄尚学(九州・沖縄)  9-8 日本文理(北信越・新潟)
2012年(第43回) 仙台育英(東北・宮城) 12-4 関西(中国・岡山)
2011年(第42回) 光星学院(東北・青森)  6-5 愛工大名電(東海・愛知)
2010年(第41回) 日大三(東京)      4-1 鹿児島実(九州・鹿児島)
2009年(第40回) 大垣日大(東海・岐阜) 10-9 東海大相模(関東・神奈川)
2008年(第39回) 慶應義塾(関東・神奈川) 8-6 天理(近畿・奈良)

 

最近は甲子園を含めると大阪勢の大阪桐蔭や履正社の強さが目立ちますが、この秋の大会では東北勢の立ち上がりの良さが見え隠れしますね。北海道が残念ながら、ないですね。

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