コラム 2018春センバツ甲子園・第90回記念大会

2018選抜高校野球 センバツ出場校予想【北海道・東北・関東・東京・東海・北信越】編

投稿日:2017年10月29日 更新日:

センバツ 甲子園

2018年、来春の「第90回選抜高校野球大会」の選抜出場校を各地区大会の結果を見ながら予想してみたいと思います。

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従来の選考では、「秋季地区大会の成績」「地域性」のバランスを重視した選考もありましたが、最近の選考は「地域性」よりも「成績」を重視する傾向です。

夏の甲子園で常連の強豪校も新チームになってまだ投・打のバランス、チーム力が鍛えられていない状況下で、甲子園では名前の聞いたことのない新興勢力、伸び盛りのチームが都道府県・地区大会を通して力をつけて、勢いよく駆け上がり、甲子園に名乗りを挙げる高校もあります。

春の甲子園、選抜大会の良さ、面白いところですね。

なお、地区大会優勝校は秋の第48回明治神宮大会へ(11月10日から開催)出場します。

■出場校数:36校

・各地区   :32校
・21世紀枠 : 3校
・明治神宮枠 : 1校

■各地区からの選考

◇北海道  : 1 校
◇東北   : 3 校(+1)
◇関東・東京: 6 校    *関東4校、東京1校を選出後、残り1校を選出。
◇東海   : 3 校(+1)
◇北信越  : 3 校(+1)
◇近畿   : 6 校
◇中国・四国: 6 校(+1) *中国、四国各3校ずつ選出。
◇九州・沖縄: 4 校
※カッコ内は前年比

北海道と東京はそのまま代表校(優勝校)1校選定につながります。

出場予想校を予想、紹介します。
現在大会中のため、逐次更新していきます。

北海道:1校

北海道は地区大会の結果で決まり、優勝校の駒大苫小牧(北海道)が当確。

10月9日、札幌丸山球場で決勝戦が行われ、両チーム17安打の乱打戦を駒大苫小牧が旭川実を12-10で破り、4年ぶり5回目の優勝。

★甲子園出場: 当確 当落ライン校
21世紀枠都道府県推薦校

地区大会

21世紀枠

優勝 準優勝 ベスト4 ベスト8 ベスト16 都道府県大会ベスト8
北海道
(北94)
(南110)
駒大苫小牧 旭川実 北海道栄
札幌日大
立命館慶祥
旭川龍谷
函館工
稚内大谷
クラーク記念国際
釧路明輝
白樺学園
遠軽
武修館
札幌大谷
帯広農
札幌山の手

※都道府県下の数字は2017年第99回全国高校野球選手権地方大会より参加高校数を示す(連合チームは1校でカウント)。

東北:3校

東北大会で優勝した聖光学院(福島)と、準優勝の花巻東(岩手)の2校は当確。

焦点は3校目ですが、東北大会ベスト4の能代松陽(秋田)日大山形(山形)との争い。能代松陽は秋田県優勝校、日大山形は山形県3位の成績。

県大会成績を優先すれば、能代松陽が当確しそう。だが、地区大会.準決勝で聖光学院相手に16-2の大敗が不安材料。

一方、日大山形は地区大会で宮城県大会優勝校の仙台育英と、同じく山形県大会優勝校の酒田南を撃破して、1回戦から熾烈な戦いで勝ち上がっており、強烈な印象を残しました。

東北大会で結果を残した日大山形(山形)が残る3枠目、一歩リードと予想します。

《東北地区大会出場校》

【青森】青森山田、弘前東、八戸学院光星
【岩手】花巻東、黒沢尻工、一関学院
【秋田】能代松陽、角館、由利工
【山形】酒田南、東海大山形、日大山形
【宮城】仙台育英、利府、仙台南
【福島】聖光学院、光南、学法石川    ※左から都道府県大会の順位

★甲子園出場: 当確 当落ライン校
21世紀枠都道府県推薦校

地区大会

21世紀枠

優勝 準優勝 ベスト4 ベスト8 出場 県大会ベスト8
青森
(63)
青森山田1
弘前東2
八戸学院光星3
八戸高専4
三沢商5
五所川原工5
青森5
弘前学院聖愛5
岩手
(68)
花巻東1 黒沢尻工2 一関学院3 久慈4
水沢5
盛岡中央5
盛岡大附5
盛岡工5
秋田
(47)
能代松陽1 由利工3 角館2 能代4
明桜5
金足農5
湯沢翔北5
秋田西5
山形
(49)
日大山形3 酒田南1 東海大山形2 山形城北4
山形中央5
酒田光陵5
山形学院5
鶴岡東5
宮城
(69)
利府2 仙台育英1
仙台南3
角田4
石巻5
柴田5
名取北5
岩ヶ崎5
福島
(78)
聖光学院1 光南2
学法石川3
湯本4
福島商5
須賀川5
郡山5
磐城5

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関東・東京:6校 (関東4、東京1、残り1)

今年は浦和学院(埼玉)、横浜(神奈川)といった甲子園出場候補筆頭の両校が県大会で敗れました。

関東大会の優勝校、準優勝校は、まさに秋の力勝負の結果で、春・夏を通じて甲子園経験のない2校、優勝校の中央学院(千葉)と、準優勝校の明秀日立(茨城)が当確。甲子園まであと一歩のチームが夢を実現しました。

この2校に加えて、神奈川県勢がベスト4の結果を残した東海大相模(神奈川)慶應義塾(神奈川)の2校は当確でしょう。

慶應義塾は昨秋の神奈川県大会優勝、関東ベスト8で選抜を逃した苦い経験がありますが、それを糧に今回甲子園出場を実現すれば、9年ぶり出場になります。
東海大相模は、今回の関東大会が神奈川県開催ということもあり神奈川優勝の特権、1回戦不戦勝で他県2位チームとの戦いに勝てばベスト4を活かしました。実力値も十分ですが、もっと上に行けたはず。

まずは関東の候補をどのチームになるか予想します。

関東ベスト8校の霞ヶ浦(茨城2位)、健大高崎(群馬1位)國學院栃木(栃木1位)、作新学院(栃木2位)が候補です。ここでは準々決勝で接戦で敗れたもののその戦いぶり、そして県大会優勝校である健大高崎と國學院栃木の2校が有力。

國學院栃木も3投手がリレーする試合運び、非常に堅実な野球をする実力校です。健大高崎の試合は今年観戦していないのですが、「機動破壊」で魅せる走りと、ポップな「校歌」が聴きたい、個人的には健大高崎(群馬)をイチ押し。

東京都大会は11月5日(日)決勝が明治神宮野球場で行われ、日大三(東京)が最終回に逆転して11-5で佼成学園を破り、7年ぶり13度目の優勝を決めました。

日大三は昨年に続き春の選抜大会に出場を決め、また東京都代表として来週の明治神宮大会に出場する。

佼成学園(東京2位)は準優勝校となり、関東地区大会のベスト8チームの候補と最後の1枠を争うことになりました。

さてさて、関東ベスト8の4校からの健大高崎(群馬1位)國學院栃木(栃木1位)の2校が候補、そして東京地区準優勝の佼成学園(東京2位)の争いと予想します。

最後の1枠は統計的には東京⇔関東で順番に出場しているかも。
昨年は前述のようにベスト8慶應義塾(神奈川1位)と東京準優勝の日大三が競い、東京の日大三が選考されました。東京の決勝戦、早稲田実.清宮君を5連続三振を奪った櫻井投手の剛腕、歴史に残る延長戦のインパクトは大きかったですからね。

選考順番でいくと関東から1校となり、個人的イチ押しの健大高崎(群馬1位)とみる。が、東京都大会の決勝、9回まで佼成学園が勝っていた、この勝負をどう見るかだ。インパクトは佼成学園の方が大きく、佼成学園(東京2位)も十分に考えられる。

「地域性」を見ると神奈川が2校出場(東海大相模・慶應義塾)として、東京の2校ではバランスが悪いが、あえて選考順番を変えてインパクトの強かった佼成学園(東京2位)と考える。さあ、どうなるでしょうね。

《関東地区大会出場校》

【茨城】明秀日立、霞ケ浦
【栃木】国学院栃木、作新学院
【群馬】健大高崎、関東学園大付
【埼玉】花咲徳栄、市立川越
【千葉】拓大紅陵、中央学院
【神奈川】東海大相模、慶應義塾、桐光学園
【山梨】東海大甲府、山梨学院     ※左から都道府県大会の順位

《東京地区大会出場校》

【東京】日大三、佼成学園

★甲子園出場: 当確 当落ライン校
21世紀枠都道府県推薦校

地区大会 21世紀枠
優勝 準優勝 ベスト4 ベスト8 出場 県大会ベスト8/16
茨城
(98)
明秀日立1 霞ケ浦2 日立一3
常総学院3
水城5
水戸商5
取手松陽5
取手一5
栃木
(61)
国学院栃木1
作新学院2
小山南3
青藍泰斗3
佐野日大5
宇都宮南5
白鷗大足利5
文星芸大附5
群馬
(65)
健大高崎1 関東学園大付2 藤岡中央3
桐生第一3
前橋工5
前橋商5
富岡5
前橋育英5
埼玉
(156)
花咲徳栄1
市立川越2
上尾3
山村学園3
朝霞5
栄北5
埼玉栄5
浦和学院5
鷲宮9
早大本庄9
昌平9
県立浦和9
春日部共栄9
西武台9
市立浦和9
春日部東9
千葉
(168)
中央学院2 拓大紅陵1 木更津総合3
習志野3
流経大柏5
東海大市原望洋5
八千代松陰5
千葉黎明5
日体大柏9
銚子商9
志学館9
成田9
千葉商大付9
柏南9
昭和学院9
松戸国際9
神奈川
(189)
東海大相模1
慶應義塾2
桐光学園3 鎌倉学園4
藤嶺藤沢5
横浜5
横浜隼人5
磯子5
日大9
横浜商大9
向上9
横浜商9
白山9
平塚学園9
弥栄9
山北9
山梨
(36)
東海大甲府1
山梨学院2
帝京三3
駿台甲府3
都留5
都留興譲館5
日川5
甲府工5
東京
(東134)
(西128)
日大三1 佼成学園2
(兼21推薦)
日大豊山3
国士館3
帝京5
明星5
東海大高輪5
立正大立正5
 - 早稲田実業9
錦城学園9
都立昭和9
明大中野9
都立高島9
都立東大和9
日本ウェルネス9
岩倉9

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東海:3校

甲子園常連校の中京大中京(愛知)、常葉大菊川(静岡)も敗れましたね。ベスト4が各県1位校がバランスよく勝ち残りました。

東海大会の決勝が10月31日、愛知岡崎市民球場で行われ、静岡(静岡)東邦(愛知)に6-5で競り勝ち、2連覇4度目の優勝を飾った。東海3枠のため、優勝校.静岡(静岡1位)、準優勝校.東邦(愛知1位)の2校は当確。

静岡は2年連続17度目の選抜出場となる。私の故郷のため応援しているチーム。昨年の絶対エースはおらず、継投で勝ち上がってきているとのこと。明治神宮大会が楽しみです。

惜しくもベスト4となった中京学院大中京(岐阜)三重(三重)のうちから残り1枠が選考されます。いずれも各県大会優勝校です。甲乙つけがたい。敢えて準決勝からのインパクトでは、最終回2アウトで本塁打を浴びて土壇場で逆転を許し惜敗した三重(三重)がリードか。

《東海大会出場校》

【静岡】静岡、常葉大菊川、常葉大橘
【愛知】東邦、愛産大三河、中京大中京
【岐阜】中京学院大中京、大垣西、各務野
【三重】三重、いなべ総合、松阪商     ※左から都道府県大会の順位

★甲子園出場: 当確 当落ライン校
21世紀枠都道府県推薦校

地区大会 21世紀枠
優勝 準優勝 ベスト4 ベスト8 出場 県大会ベスト8
静岡
(112)
 静岡1     常葉大菊川2
常葉大橘3
静岡市立4
知徳5
日大三島5
飛龍5
磐田東5
愛知
(188)
東邦1   愛産大三河2
中京大中京3
桜丘4
安城5
愛知啓成5
愛工大名電5
大府5
刈谷工9
豊川9
旭丘9
享栄9
名古屋国際9
半田東9
春日丘9
栄徳9
岐阜
(68)
中京学院大中京1 大垣西2 各務野3 市立岐阜商4
岐阜城北5
岐阜総合学園5
県岐阜商5
岐阜第一5
三重
(63)
三重1
いなべ総合2 松阪商3 四日市工4
宇治山田商5
菰野5
白山5
津西5

北信越:3校

北信越大会の結果、優勝校の日本航空石川(石川)、準優勝校に星稜(石川)と石川県勢2校が当確。

日本航空石川は県大会2位でしたが、地区大会で1位星稜に勝ちましたね。しかし、石川県勢1-2位、富山県勢は3-4位の強さを見せつけ、今大会は偏りましたね。

ベスト4がこれまた富山県勢2校、富山商(富山)富山国際大付(富山)となり、残る3枠目を同県で争うことになりました。そうなると、富山県優勝校の富山商(富山)が有力でしょう。

2017北信越大会の結果は、石川県と富山県に上位が絞られる珍しい結果となりました。星稜の他、敦賀気比(福井)、日本文理(新潟)あたりが甲子園常連校ですが、日本航空石川、富山商、富山国際大付は目新しい顔ぶれですね。

《北信越大会出場校》

【新潟】 日本文理、中越、北越
【長野】 日本ウエルネス、佐久長聖、松商学園
【富山】 富山商、富山国際大付、高岡商
【石川】 星稜、日本航空石川、金沢学院
【福井】 金津、坂井、工大福井、北陸      ※左から都道府県大会の順位

★甲子園出場: 当確 当落ライン校
21世紀枠都道府県推薦校

地区大会 21世紀枠
優勝 準優勝 ベスト4 ベスト8 出場 県大会ベスト8
新潟
(84)
日本文理1
北越3
中越2 新潟明訓4
加茂暁星5
長岡大手5
新潟西5
高田北城5
長野
(85)
松商学園3 日本ウエルネス1
佐久長聖2
長野日大4
上田西5
松本深志5
創造学園5
岡谷南5
富山
(47)
富山商1
富山国際大付2
(兼21推薦)
高岡商3 桜井4
魚津工5
新湊5
氷見5
富山第一5
石川
(49)
日本航空石川2 星稜1 金沢学院3 小松4
羽咋5
北陸学園5
金沢桜丘5
飯田5
福井
(30)
坂井2

 

金津1
工大福井3
北陸4
武生東5
啓新5
敦賀気比5
丹生5

 

続く【近畿・中国・四国・九州】編、【21世紀枠を探る】編はこちらから↓

■2018選抜・センバツ出場校予想【近畿・中国・四国・九州】編

■2018選抜・センバツ出場校予想【21世紀枠を探る】編

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