2018春センバツ甲子園第90回記念大会 コラム

2018選抜高校野球 センバツ出場校予想【東日本・21世紀枠を探る】編

投稿日:2017年11月18日 更新日:

センバツ 選抜甲子園 タイブレーク制度選抜センバツ大会の出場枠には、各地区の秋季大会を勝ち抜いた学校から選ばれる「一般枠」と、困難な状況を克服したり、他校の模範となっている学校が選ばれる『21世紀枠』があります。
いま、ほぼ各都道府県推薦の『21世紀枠』の候補校が決まってきています。

どのような仕組みと基準で選出、決定されていくのか、どんな結果になったのか見ていきたいと思います。
11月から逐次、各都道府県で発表されていた推薦校が、21日にすべて発表されました。いよいよ21世紀枠の選考が始まります。

スポンサーリンク

推薦基準と選考方法

21世紀枠』は、2001年(21世紀最初の年)の第73回大会から設けられた出場枠の一つ。

■推薦基準

(1)秋季都道府県大会のベスト16以上(加盟校が129校以上の都道府県はベスト32以上※)が対象。
※北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪、兵庫、福岡

(2)以下の推薦例のいずれかに当てはまる学校。

▽ 少数部員、施設面のハンディ、自然災害など困難な環境の克服 [困難] ▽ 学業と部活動の両立 [学力] ▽ 近年の試合成績が良好ながら、強豪校に惜敗するなどして甲子園出場機会に恵まれていない [実績] ▽ 創意工夫した練習で成果を上げている [創意工夫・オリジナリティ] ▽ 校内、地域での活動が他の生徒や他校、地域に好影響を与えている [伝統・模範] (毎日新聞

 

■選考方法

21世紀枠は、全国の候補校9校から3校を選出。以下の手続きで選考されていく。

(1)各都道府県の高野連が推薦校1校を選出
※北海道は単独地区のため(2)から選出

(2)全国9地区の代表推薦校を決定・・・・・12月15日
(北海道、東北、関東・東京、東海、北信越、近畿、中国、四国、九州)

(3)毎年1月下旬、「選抜出場校選考委員会」で21世紀枠3校を決定

・東日本(北海道、東北、関東・東京、東海、北信越の各地区):1校
・西日本(近畿、中国、四国、九州の各地区):1校
・地域を限定せず:1校

 

都道府県推薦校の紹介

それでは、各地区の秋季大会の結果と推薦校を見ていきます。各都道府県の推薦ニュースからコメントをまとめてみました。

■これまでの出場校と傾向

21世紀枠らしく、北海道、岩手、宮城、和歌山、島根県で3回、四国4県は各2回ずつ選考されており、豪雪や自然災害等による練習が困難、地域復興・ボランティア活動に貢献したなどの模範校として、地方中心に選出されているように思います。

まだ選出されていない地方圏は期待ですね。今年は豪雨や台風被害がありましたね。

あとは文武両道、進学校で、しっかりと野球、部活動で好成績を上げている実力校が選出されています。下表で偏差値なども調査*してみました。滋賀県推薦の県立膳所高校は県トップの進学校(偏差値76-72)ですね。

 

◇出身プロ野球選手
プロ野球選手の出身校では、以下の出身校が選ばれています。懐かしい方々ばかりです。

【神奈川】鎌倉学園:若田部健一(元福岡ダイエーホークス・横浜ベイスターズ投手)
【徳島】生光学園 :武田久(現北海道日本ハムファイターズ)
【和歌山】星林  :小久保裕紀(前日本代表監督、元福岡ソフトバンクホークス・読売ジャイアンツ・福岡ダイエーホークス野手)
【鳥取】米子工  :角盈男(元読売ジャイアンツ投手)
【広島】大竹   :簑田浩二(元読売ジャイアンツ・阪急ブレーブス選手)
【福岡】小倉   :安田猛(元ヤクルトスワローズ投手)

◇出身著名人
政治家、学者からミュージシャン、漫画家など、文化人の方々の出身校が候補として挙げられています。なかなか面白いですね。

【宮城】角田   :大槻義彦(物理学者)
【東京】佼成学園 :ドン小西(ファッションデザイナー)、スガシカオ(シンガーソングライター)
【埼玉】市立川越 :市村正親(俳優)
【神奈川】鎌倉学園:桑田佳祐(ミュージシャン)、堺正章(タレント、ミュージシャン)
【新潟】長岡大手 :スネオヘアー(ミュージシャン)
【長野】松本深志 :五島慶太(東急創業者実業家) 、降旗康男(映画監督)、田中康夫(元長野県知事・小説家)
【京都】乙訓   :有田芳生(ジャーナリスト)、稲田朋美(政治家)
【大阪】池田   :鳥井信一郎(サントリー元会長)
【鳥取】米子工  :宮川大助(漫才師)
【島根】大田   :宮根誠司(アナウンサー)
【高知】高知追手前:やなせたかし(漫画家)、寺田寅彦(物理学者・エッセイスト)
【福岡】小倉   :わたせせいぞう(イラストレーター、漫画家)、杉山邦博(元NHKアナウンサー)
【熊本】熊本商  :片岡安祐美(女子野球選手)
【大分】大分舞鶴 :南こうせつ(フォークシンガー)、伊勢正三(シンガーソングライター)
【長崎】長崎工  :福山雅治(歌手・俳優)

 

東日本の『21世紀枠』代表校を予想

  • 東北地区では、昨年台風10号により練習場やボール・ヘルメットなどの被害を受けながら、被災各戸の泥出しに励むなど復旧に尽力した久慈(岩手)。今秋は岩手県ベスト4に留まったが、春・夏は県準優勝という結果を残している。
    そして、東北地区大会ベスト8となった由利工(秋田)が有力とみる。
  • 関東地区は、こんな環境等よりは実績重視となると考える。首都圏の有名強豪校、全国トップレベルの強豪校、優勝候補に勝った実績が評価できる市立川越(埼玉)鎌倉学園(神奈川)あたりが有力。市立川越は浦和学院に勝ち、関東地区大会に出場(1回戦を突破できれば有効ポイントだったが、残念)。
    鎌倉学園は横浜にコールド勝ち、残念ながら県4位で関東大会出場ならず。文武両道の進学校(偏差値67)、男子校と伝統・歴史ある学校。
  • 東京都内の強豪校(国士舘、東海大高輪台、堀越)に勝ち抜き、決勝の日大三に惜敗した佼成学園(東京)は、関東・東京の『一般枠』5枠目の候補との争い。
  • 東海、北信越では、公立か私立校との比較、成績をどう評価みるかだ。私立校では、愛知産業大三河(愛知)は、秋季大会で中京大中京、大府、享栄、志学館といった県内強豪校をなぎ倒し準優勝(東海大会で1勝したかった)。富山国際大付(富山)も地区大会ベスト4の実績を上げた。
    一方、公立校では、大垣西(岐阜)が地区ベスト8、金津(福井)の県大会初優勝(北信越地区大会出場、1回戦敗退)。富山、福井から過去選出がなく、今年は有利かも。
  • 個人的には故郷.静岡県推薦の市立静岡(静岡)(静岡市内では通称「いちこう」と呼ばれる)も見逃せない。今年4月から指揮を執る安井新太郎監督の卓越した手腕で、”リノベーション”をスローガンにあいさつや練習方法を見直し、創意工夫を凝らし、生徒の意識を改革している。県大会準決勝では東海大会覇者.静岡に惜敗、県4位の成績を残した。

スポンサーリンク

■東日本

21世紀枠候補校

地区 都道府県 2018推薦校  [実績] 偏差値 [学力]* [困難] [創意工夫] [模範] 21世紀枠 出場歴
2017
秋季大会
戦いぶり
2017秋/他
北海道
204
  函館工
(地区推薦校決定と同時に選出)
道ベスト8 ●1-8北海道栄
○9-4武修館
○6-2札幌創成
○3-1函館大有斗
48 グラウンド共用。短期集中型の練習 春夏秋冬で工夫して条件を克服
地域密着
2002鵡川
2012女満別
2013遠軽
東北 青森
63
八戸高専(国) 県4位 2017秋.創部初の県大会出場、準決勝進出。
●1-4八戸学院光星
●0-10青森山田
○7-0三沢商
○4-2弘前工
○8-1大湊
63 文武両道
岩手
68
久慈(県) 県ベスト4 ●3-15関学院
●4-7黒沢尻工
○2-1水沢
○7-4花巻南
○12-5福岡
-----
2017春、夏準優勝
●2-13盛岡大附
○6ー4大船渡東
○5ー4黒沢尻工
●0-9盛岡大附
○5ー1大船渡東
47 台風被災   2004一関一
2016釜石
2017不来方
秋田
47
由利工(県) 地区ベスト8
県3位
●2-4花巻東
○5 - 4弘前東
○4-1能代
●1-5能代松陽
○6-2湯沢翔北
○5-1秋田修英
44 地域少子化による志願者減   2011大館鳳鳴
山形
49
九里学園(私) 県ベスト8 ●3-4酒田光陵
○10-0山形明正
-----
2017春.東北地区
●3-4東北
○7ー5角館
52-42 豪雪地域。
女子校が共学化、2000年創部
タブレット端末を活用 2010山形中央
宮城
69
角田(県) 県4位 ●1-8仙台南
●0-8仙台育英
○5-1名取北
○10-9仙台
48 少数部員17人 2005一迫商
2009利府
2012石巻工
福島
78
磐城(県) 県ベスト8 ●1-14学法石川
○5-1日大東北
○7-3東日本国際大昌平
-----
2015、16春東北地区
●1-5九里学園
●7-9弘前学院聖愛
○8-4山形城北
64
進学校
野球と学業両立 分刻みの練習プラン 2001安積
2013いわき海星
関東

東京
茨城
98
日立第一(県) 県ベスト4 ●0-3霞ヶ浦
○5-1水戸商
○10-3水戸葵陵
○5-1下館一
-----
2015夏.準優勝
●0-2霞ヶ浦
65
進学校
文武両道
栃木
61
藤岡中央(県) 県ベスト4 ●4-5関東学園大附
○2-1前橋育英
○5-3沼田
○6-1桐生西
○3-1高崎工
43 少数部員
文武両道
    2006真岡工
群馬
65
青藍泰斗(私) 県ベスト4 ●2-4國學院栃木
○6-3佐野日大
○11-3石橋
○8-1真岡
○7-0さくら清修
-----
2017夏
●2-3作新学院
38
埼玉
156
市立川越(市)
※12/5辞退
地区1回戦
県準優勝
●1-2國學院栃木
●2-8花咲徳栄
○1-0浦和学院
○9-7市立浦和
○2-1聖望学園
53-50
千葉
168
柏南(県) 県ベスト16 ●3-4流経大柏
○10-9長狭
○10-4八千代
64 考える習慣 2008安房
神奈川
189
鎌倉学園(私) 県4位 横浜にコールド勝ち。
●0-1慶應義塾
○15-8横浜
○7-2山北
○3-1茅ヶ崎北陵
○5-1相洋
○3-2厚木北
67
山梨
36
都留興譲館(県) 県ベスト8 ●2-8東海大甲府
○6-3身延
○3-2甲府商
47-36 2014創立の新設校 2007都留
東京
262
佼成学園(私) 都準優勝 50年ぶり決勝、都内強豪倒す、日大三と接戦
●5-11日大三
○3-2国士舘
○8-2東海大高輪台
○7-0都立高島
○2-0明大中野八王子
○3-2堀越
64-61 2014小山台
東海 静岡
112
静岡市立(市) 県4位 ●0-5常葉橘
●4-9静岡
○3-2日大三島
○3-2掛川東
○5-3韮山
63 挨拶・練習方法から改革 質実剛健
愛知
188
愛知産業大三河(私) 地区1回戦
県準優勝
県内強豪校を撃破、東海大会惜敗。
●1ー2常葉橘
●1ー9東邦
○9ー5中京大中京
○3ー1大府
○5ー4享栄
○7ー0清林館
○6ー5至学館
42 2008成章
2015豊橋工
岐阜
68
大垣西(県) 地区ベスト8
県準優勝
11年ぶり秋季東海大会出場。中京大中京(愛知)を破る。
●0ー5三重
○8-7中京大中京
●2ー8中京学院大中京
○7ー0岐阜各務野
○9ー7岐阜総合学園
○7ー0飛騨高山
○7ー1岐阜工
53   3タイプ投手の継投 2017多治見
三重
63
桑名(県) 県ベスト16 ●2ー3いなべ総合
○4ー2久居
68-57
進学校
学業と野球部の活動を両立
狭いグランド環境
北信越 新潟
84
長岡大手(県) 県ベスト8 ●2ー5中越
○2ー1村上桜ヶ丘
58-50 文武両道 短時間の効率的な練習 2003柏崎
2011佐渡
長野
85
松本深志(県) 県ベスト8 ●0ー8松商学園
○12ー2長野
-----
2017夏、2016夏.ベスト8
●1ー2岩村田
○9ー2長野工
●8ー9松商学園
○2ー0松本工
67
進学校
文武両道
富山
47
富山国際大付(私) 地区ベスト4
県準優勝
●0ー7星稜
○2ー0松商学園
○4ー3中越
●2ー4富山商
○5ー1桜井
○5ー1氷見
○5ー2高朋
○10ー3砺波
○2ー1南砺福野
-----
2017夏県ベスト4
●9ー10高朋
○11ー4不二越工
51-42
石川
49
飯田(県) 県ベスト8 ●1ー2星稜
○7ー0松任
○13ー5小松明峰
○6ー2羽咋工
51-41 県内最北に位置(奥能登)、部員19人(うちマネ5) 2006金沢桜丘
福井
30
金津(県) 地区1回戦
県優勝
初優勝
●1ー11松商学園
○8ー6坂井
○12ー11北陸
○7ー6啓新
○7ー2武生工
○4ー3福井高専
59    

*「みんなの高校情報(https://www.minkou.jp/hischool/)」を参考にさせていただきました。
** 都道府県下の数字は2017年第99回全国高校野球選手権地方大会より参加高校数を示す(連合チームは1校でカウント)。

■西日本

西日本の『21世紀枠』推薦校、出場校予想コラムは、こちらです↓。

■2018選抜・選抜出場校予想【西日本・21世紀枠を探る】編

 

都道府県、地区を勝ち抜いての『一般枠』出場校予想はこちらです↓。
参考にしてみて下さい。

■2018選抜・センバツ出場校予想【北海道・東北・関東・東京・東海・北信越】編

■2018選抜・センバツ出場校予想【近畿・中国・四国・九州】編

スポンサーリンク

-2018春センバツ甲子園第90回記念大会, コラム
-,

Copyright© ヤマらぼ , 2018 AllRights Reserved Powered by micata2.