2021春センバツ甲子園・第93回大会 コラム

2021選抜高校野球 センバツの見どころ・注目選手

投稿日:2021年2月5日 更新日:

令和3年、令和初めての春の甲子園、第93回選抜高校野球の出場校32校が決定しました。

昨年秋に行われた地区大会の成績、夏の地方独自大会、選手層等からヤマちゃんが優勝候補と予想する出場校、チームを紹介していきます。併せて大会注目選手を紹介していきます。

『出場校32校の紹介』はこちらをクリック。昨年地区大会、都道府県大会の戦績などの情報満載です。

2021センバツ 見どころ

一昨年の明治神宮大会以降の春選抜、夏選手権が全国大会はなく経験値、実力値は未知数です。昨年秋の都道府県大会、そして地区大会の戦いぶりが評価の対象となります。

昨年のセンバツ甲子園から採用された「1週間500球まで」の投球数制限ルール、試合日程も準決勝、決勝前に予備日を挟む予定をしている。しかし高校野球大会の日程が厳しいことは免れず、エース以外にも複数の投手陣を持つチームが優勝へのカギとなります。

強力打線だけに秋を勝ち抜いても、上位大会になればなるほど投手事情は厳しくなる。この冬に課題をどれだけ克服したかがポイントとなります。

■優勝候補を予想。ズバリ大阪桐蔭!

最近はとにかく近畿地区、大阪府、奈良県代表が強い印象があります。履正社、大阪桐蔭(大阪)、天理、智辯学園(奈良)、さらには智辯和歌山を加えるとどこが優勝してもおかしくない、名門、実力校が勢ぞろいしています。

近畿地区は昨年コロナ禍の影響からか公立校の頑張りが目立ち多数地区大会へ進出、今年21世紀枠で出場を決めた東播磨(兵庫)もそのひとつです。

では、ズバリ優勝校の筆頭は、近畿地区の準優勝した大阪桐蔭(大阪)でしょう。大阪桐蔭は選手層も厚く旧チームの主力が残り、何といっても厚い投手陣が抜群。全国大会の経験値も豊富で優勝候補筆頭といえます。

そして、追いかける奈良県勢。近畿地区優勝校の智辯学園(奈良)、その智辯学園を奈良県大会では抑えての優勝した天理(天理)が優勝候補として名を連ねます。

■対抗は健大高崎、中京大中京

対抗馬は関東地区を制した健大高崎(群馬)と、一昨年の明治神宮大会優勝を経験、投打もバランスがピカイチの中京大中京(愛知)です。

健大高崎は「機動破壊」で全国をどよめかした世代から成長、「機動力」に「長打力」を掛け合わせた抜群の攻撃力、どこからでも本塁打が出てくる打線が魅力です。関東大会では4試合で計8本の本塁打を放ち、2年連続で関東を制した実力チームです。一昨年の明治神宮大会ではそのままでの勢いで全国準優勝にまで駆け上がりました。

中京大中京は一昨年の高橋宏介投手(現中日ドラゴンズ)を擁して明治神宮大会制覇に続く全国制覇を狙いますが、さらには同じく2019年センバツ優勝した東邦に続いて、愛知県へ優勝旗を持ち帰られるかの期待がかかります。

昨年の甲子園交流戦では事実上の決勝戦ともいえる「大阪桐蔭vs東海大相模」戦。夏の大阪桐蔭との惜敗を糧に、関東最後の枠を勝ち取ってセンバツ出場を決めた東海大相模(神奈川)もタレント揃いのチームにも注目です。

また関東地区準優勝の常総学院(茨城)も145キロの秋本璃空投手と144キロの大川慈英投手の2枚看板が魅力。昨年7月に就任した島田直也監督は、1987年にエースとして夏の甲子園で準優勝、日本ハムでもプロ活躍され、名将.木内幸男監督に代わる監督手腕に期待がかかります。

となんとか関東勢が近畿勢の優勝候補校を打ち破る、いい戦いしてほしいですね。

■ダークホースは県岐阜商、九州長崎・大崎の公立校

ダークホースは東海の県岐阜商(岐阜)、九州長崎の大崎高校(長崎)の公立校2校。

名将、鍛治舎巧監督の就任3年目の県岐阜商は、東海大会で中京大中京に2年連続挑むも準優勝に涙しましたが、複数の速球投手陣を要して甲子園で全国に十分通用する実力を見せつけてほしいです。

一方、九州長崎県の大崎は人口約5千人の島にある大崎高校が九州大会を制して初優勝して、甲子園初出場の切符を手にしました。県西部に浮かぶ大島(西海市)にある唯一の高校です。3年前は5人しか部員がおらず廃部寸前の危機を乗り越え、3年前に赴任された清水央彦監督によってチーム改革、2年半で九州トップチームにまで上り詰めました。

九州は社に対して失礼ですが、甲子園でもほと波乱を起こしてほしいですね。

 

2018夏の甲子園 慶應義塾vs高知商

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優勝候補

◆大阪桐蔭(大阪=2年連続12度目)

  • 昨秋大阪大会優勝、近畿大会準優勝。投手陣は150キロ左腕.松浦慶斗投手(3年)、右腕.関戸康介投手(3年)の両投手を中心に竹中勇登(3年)も加えた投手陣の厚みは十分、盤石。打線では4番、主将の池田陵真選手(3年)に注目。中学時代侍ジャパンU-15で主将を務めた経験を持ち、チームを牽引して総合力で全国制覇意を狙う。中学時代に日本代表に選ばれるようなトップレベルの選手が集まるので、冬を越えて大化けする選手も現れるか必見。
  • 1983年(昭58)創立の私立校。野球部は88年創部。
  • 甲子園は春が12度目、夏は10度出場。12年、18年の春夏連覇を含め8度全国優勝。
  • 主なOBは西武中村剛也、日本ハム中田翔、楽天浅村栄斗、阪神藤浪晋太郎、西武森友哉、中日根尾昂、ロッテ藤原恭大ら。

◆天理(奈良=2年連続25度目)

  • 昨秋奈良県大会優勝、近畿大会ベスト8。
    エースで右腕.達考太投手(3年)は192センチの長身を活かした140キロ台中盤の角度あるストレートが魅力。昨年チームからの近畿・県大会経験で大きく成長し、安定感を増して期待度の高いプロ注目投手。打撃もプロ注目の4番・瀨千皓選手(3年)がチームを引っ張り、県大会で近畿王者となった智辯学園を撃破した実力。
  • 1900年(明33)創立の私立校。天理教校として発足。1908年に天理中となり、戦後の学制改革で天理となる。野球部は1901年創部。
  • 甲子園は春が25度目、夏が28回出場。86年夏、90年夏、97年春に全国優勝。
  • OBに元ダイエー門田博光、元阪神関本賢太郎ら。

◆智辯学園(奈良=2年連続14度目)

  • 昨秋奈良県大会準優勝、近畿大会優勝。近畿王者の智弁学園もプロ注目の前川右京(3年)を中心に切れ目のない打線が魅力。投手陣も140キロ超の小畠一心投手(3年)、投球術と安定感ある西村王雅投手(3年)の2枚看板。
  • 1965年(昭40)創立の私立校。野球部も同年創部。
  • 甲子園は春が春が14度目、夏は19度出場。16年春に全国制覇。
  • 主なOBは巨人岡本和真内野手、ヤクルト広岡大志ら。

 

対抗馬

◆健大高崎(群馬・2年連続5度目)

  • 昨秋群馬大会優勝、関東大会優勝。
    『機動破壊』に新たに『長打破壊』スタイルを追求。一昨年は本格派左腕.下慎之介投手(現ヤクルト育成1位)を要して明治神宮大会で準優勝しましたが、今年はまさに『長打破壊』のチームカラー、主将の小澤周平選手(3年)を中心に長打を量産する強力打線を牽引する。投手も最速140キロ超の本格派右腕.今仲泰一投手(3年)が昨秋は怪我で登板数が少なかったが、春センバツでの復活を期待。
  • 1968年(昭43)創立の私立校。01年に共学となり現校名。野球部は02年創部。部訓は「不如人和」(人の和はすべてに勝る)。
  • 甲子園は春が5度目、夏は3度出場。12年春の4強が最高成績。
  • 主なOBに中日三ツ間卓也、阪神長坂拳弥、巨人山下航汰。

◆中京大中京(愛知=10年ぶり31度目)

  • 昨秋愛知大会優勝、東海大会優勝。一昨年秋の明治神宮大会優勝。
    昨年のエース高橋宏斗投手(2020ドラ1、中日ドラゴンズ)に並ぶ150キロ台の右腕エース.畔柳亨丞(くろやなぎきょうすけ)投手(3年)を擁して全国連続制覇を狙う。昨秋公式戦10試合に登板、49回2/3を投げ被安打27、6失点、自責点4、防御率0.72。打撃陣も4番の原尚輝選手(3年)を中心に強打の選手が上位に並ぶ打線は脅威で、東海大会決勝で6点差をひっくり返すほどの粘り強い打線。
  • 1923年(大12)に中京商業学校として創立された私立校。95年から現校名。学校創立と同時に野球部創部。
  • 甲子園は春が32度目、夏は28回出場。春夏合わせ11度の全国優勝を誇り通算133勝(47敗)。
  • 主なOBは侍ジャパンの稲葉篤紀監督、ヤクルト嶋基宏、浅田真央(フィギュアスケート)ら。

◆東海大相模(神奈川・2年連続12度目)

  • 昨秋神奈川大会優勝、関東大会8強。
    充実した戦力だけに秋季関東ベスト8は東海大甲府に敗れて物足りない結果。毎年甲子園大会に顔を見せて優勝候補の一角に挙がるも、2015年小笠原慎之介投手(現中日ドラゴンズ)なかなか結果が出せない。日本一を狙える能力の高い選手層はあるので、チーム完成度を如何に上げられるか期待。
    絶対的エースで左腕.石田隼都投手(3年)を中心としたチームで、昨年の山村崇嘉(現西武ライオンズ)と西川僚佑(現千葉ロッテ・マリーンズ)など超強力な打線ではいないが、「アグレッシブベースボール」で積極的な走塁を絡めた攻撃が持ち味を期待したい
  • 1963年(昭38)に創立された私立校。生徒数1838人(女子732人)。野球部は同年創部。
  • 甲子園出場は春が12度目、夏も11度出場。70年夏、00年春、11年春、15年夏に全国制覇。
  • 主なOBは巨人原辰徳監督、巨人菅野智之ら。

高校野球 応援 ブラバン チアリーダー

ダークホース

◆県岐阜商(岐阜・2年連続30度目)

  • 昨秋岐阜大会優勝、東海大会準優勝。2年連続で中京大中京に阻まれる。
    OBの鍛治舎巧監督の就任2年目を迎えた県岐阜商は、複数の投手陣を敷き、盗塁やヒットエンドランを織り交ぜた機動力野球が魅力。
    140キロ超の松野匠馬投手、野崎慎裕投手(3年)など4投手を揃え、投手陣の充実ぶりは昨年から継承。またチームの大黒柱である高木翔斗捕手(3年)は186cm、88kgの大型捕手、プロ注目の逸材選手がチームを牽引。
  • 1904年(明37)創立の県立校。野球部は24年創部。
  • 甲子園は春が30度目、夏は28度出場。春夏合わせ4度の全国優勝。
  • 主なOBは元中日高木守道監督、元中日和田一浩、ソフトバンク高橋純平、シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子ら。

◆大崎(長崎・初出場)

  • 昨秋長崎大会優勝、九州大会優勝。
    2018年春の清水央彦監督の就任により西の果てから日本一を目指すためにチーム改革、意識改革に取り組み、1年半で長崎県を制し、2年半で九州を制した。清水監督は佐世保実業、長崎清峰のコーチ、部長を務められ、県内から多くの生徒たちが集まり、全校生徒の4割に部員47人ほどが寮生活している。
  • 1952年(昭27)開校の男女共学県立高校。
  • 甲子園初出場。野球部は60年創部。
  • 主なOBは元巨人、ヤンキースで野球殿堂入りの松井秀喜、ヤクルト奥川恭伸、サッカー本田圭佑ら。

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注目したい選手

2019年センバツは春・夏通して甲子園を沸かせた星稜バッテリーの奥川恭伸君選手(ヤクルトスワローズ)、山瀬 慎之助選手(読売ジャイアンツ)、センバツ優勝した東邦、石川昂弥選手(中日ドラゴンズ)、関東地区優勝の桐蔭学園、森敬斗君(DeNA横浜ベイスターズ)がドラフト指名される結果となりました。

2020年も未来ある素晴らしい選手、高校球児たちがいっぱいいます。第91回選抜大会の出場校から注目選手を紹介します。

投手編

  • 小園 健太(市和歌山) 3年 185cm91kg 右投げ右打ち
    • 最速152キロを誇り、140キロ後半のキレのあるスライダーが武器、カーブ、ツーシームなど変化球も多彩な市立和歌山の絶対的エース。プロ注目、素材はピカイチ。近畿大会では3試合に登板、22イニングで自責点はわずか1、21奪三振。
  • 畔柳 亨丞(中京大中京) 3年 177cm80kg 右投げ右打ち
    • 高橋宏介(現中日ドラゴンズ)の跡を継ぎ、最速140キロ超のストレートで勝負する中京大中京の本格速球右腕。昨秋公式戦10試合に登板、49回2/3を投げ被安打27、6失点、自責点4、防御率0.72。
  • 石田 隼都(東海大相模谷) 3年 185cm70kg 左投げ左打ち
    • 最速142キロのストレートと変化球のコンビネーションで打ち取る投球術巧みな大型左腕。制球力も高く、安定感のある投球のほか、打撃力も見どころ。
  • 松浦 慶斗(大阪桐蔭) 3年 186cm90kg 左投げ左打ち
    • 186cmの長身から最速150キロを記録する大型左腕。スライダー、カーブ、スプリット、ツーシームを投げる。昨年は立ち上がりに不安定さがあったが、この1年で安定感が大幅にアップ。小学生、中学生から日本代表、世界大会に出場経験の持ち主。
  • 関戸 康介(大阪桐蔭) 3年 179cm81kg 右投げ右打ち
    • 最速154キロ、スライダー、カーブ、カットボール、スプリットで打ち取る投球スタイル。長崎出身で中学時代を明徳義塾で鍛え、高校を大阪桐蔭に入学。
  • 達 孝太(天理高校) 3年 193cm83kg 右投げ右打ち
    • 193センチの長身から角度ある最速145キロの速球の本格右腕。角度のあるスライダー、カーブなどの変化球も一級品で安定感が抜群。

捕手編

  • 松川 虎生(市和歌山) 3年 177cm103kg 右投げ右打ち
    • 通算27本塁打のスラッガー。セカンドまで1.8秒台の強肩を見せ、ハンドリングも良いプロ注目捕手。
  • 高木 翔斗(県岐阜商) 3年 185cm85kg 右投げ右打ち
    • 185cmの大型捕手で遠投100mの強権を誇り、インサイドワークを鍛治舎監督に鍛えられている。広角にヒットを打つ打撃センスも高い。投手としての登用も考えられる将来性の高い選手。

野手編

  • 小澤 周平(健大高崎) 3年 172cm79kg  右投げ左打ち
    • 小柄ながら高校通算33本塁打と量産し、走攻守の総合力、長打力は世代トップのスラッガー。
  • 池田 陵真(大阪桐蔭) 3年 172cm82kg 右投げ右打ち
    • 中学時代侍ジャパンU-15で主将を務めた経験もある右・左投手問わず対応力の高く、コンパクの強い打球の打てる好打者。
  • 前川 右京(智弁学園) 3年 177cm90kg 左投げ左打ち
    • 高校通算30本塁打を誇る西日本を代表する長距離砲、スラッガー。遠投90m 50m6秒7 1年夏から4番を打つ通算30本塁打を放ち、昨秋大阪桐蔭の関戸投手からも本塁打を放っている。

2021年センバツの気になる雑誌紹介

2020秋の県大会から地区大会の成績、さらには選抜甲子園出場校まで大予想されています。注目選手の情報も満載。
選抜大会特集号も発売されます。片手にとってみてください。

◇センバツ 2021 第93回選抜高校野球大会完全ガイド ベースボール・マガジン社

◇ホームラン2021年3月号 第93回選抜高校野球大会総合展望号 廣済堂出版

◇報知高校野球 2021年 1月号 報知新聞社

◇ホームラン2021年 1月号 廣済堂出版

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