春の地区大会がほぼ終盤となり、夏の選手権、第100回記念の2018年全国高校野球選手権大会が熱を帯びてきますね。毎日のようにニュースが飛び込んできます。
10年ぶりの記念大会として、全国屈指の激戦区で、全国最多参加数を競う神奈川大会は南・北神奈川に分かれて、甲子園目指して熱戦が繰り広げられます。
今年2018年の神奈川は186チーム、191校が参加します。
神奈川大会の日程(抽選、大会)、地区割り、その他の話題・ニュースを紹介します。
スポンサーリンク
■南神奈川大会
【出場校数】 92チーム(94校)
【地区】 横浜地区南部(瀬谷区、保土ヶ谷区、西区、中区、泉区、戸塚区、南区、港南区、磯子区、栄区、金沢区)、湘南地区、横須賀地区、西湘地区
横浜を止められるかが「カギ」
南神奈川の第1シードは、横浜、鎌倉学園、湘南学院、シードで唯一の公立となった金沢。第2シードに横浜隼人、日大藤沢、横浜創学館、立花学園が入った。
3連覇を狙う横浜は、春の関東大会でも甲子園出場の明秀日立(茨城)を6-1で破りベスト8に入る「強さ」を見せつける一方、準々決勝で木更津総合(千葉)に13-5破れて関東地区のカベを感じたはずです。
注目は何といっても2年生で怪物ぶりを発揮した150キロ左腕の及川雅貴君が夏までにどこま成長してくるか、3年エースの板川圭矢君も経験値が上がり盤石な態勢、2年黒須大誠君とともにな投手陣は強力です。打線はハーフで身体能力抜群の万波中正君が調子を落としていますが、齋藤大輝、山崎拳登、長南有航君と強力打線はタレント揃いです。
横浜が3連覇を狙うが、9年ぶり出場を目指す横浜隼人が北から横浜がいる南に移動しており、投手陣5本の矢でストップ横浜に名乗りを上げます。
最速145キロの青山美夏人投手、今春143キロをマークした小石川遼音投手の両右腕を軸に、右サイドの重成和馬投手、キレのいい直球で勝負の左腕・鈴木翔也投手、クロスファイアーが持ち味の左腕・野口祐真投手の3年生で横浜に挑みます。
この暑い夏の大会を乗り越えるには複数投手が必要、飛び抜けた投手はいなくても左右、多彩な投手陣は心強い。春のセンバツでも國學院栃木が3投手の継投で活躍しましたので、投手陣の育成、コントロールは重要ですね。
■北神奈川大会
【出場校数】 94チーム(97校)
【地区】 川崎地区、横浜地区北部(青葉区、都筑区、港北区、鶴見区、緑区、神奈川区、旭区)、北相地区
東海大相模・桐光学園・慶應義塾の三つ巴
北神奈川はセンバツ出場組の東海大相模、慶應義塾が揃った。
東海大相模は、関東大会では常総学院(茨城)に準々決勝で敗れましたが、春センバツでのベスト4入りの実力は投打とも抜きんでています。高校球界屈指の飛距離のスラッガー森下翔太君(3年)を擁して、センス抜群のトップバッター小松勇輝君は注目です。投手陣も本格派.斎藤礼二投手の他、2年生遠藤成君など新しい力にも期待が出来ます。
慶應義塾は、140キロ左腕生井惇己君を中心に渡部淳一君も加わり投手力に厚みが出てきているが、課題の打線がどこまで頑張れるかがカギを握る。
春の神奈川県大会で東海大相模、慶應義塾を破って準優勝を成し遂げた桐光学園は、6年ぶりの夏制覇へ自信を深めました。エース.谷村然君と、楽天イーグルス.松井祐樹投手を彷彿させる左腕.冨田冬馬君の2年生投手は、神奈川県大会から関東大会を含めた経験値、安定度が上がり、自信が付いたといえます。
桐光学園はチーム全体が2年生中心の若いチームだけに、勢いが付くと一気にてっぺんまで行く可能性を秘めています。
スポンサーリンク
■南・北神奈川大会スケジュール
組み合わせ抽選会
◇日時:6月9日(土) 12:00 県立青少年センタ
大会日程
◇開会式 :
<南・北> 7月8日(日) 10:00 横浜スタジアム
◇決勝戦 :
<南>7月28日(土) 11:00 横浜スタジアム
<北>7月29日(日) 11:00 横浜スタジアム
始球式には山本昌氏(日大藤沢)と原辰徳氏(東海大相模)が登場
開会式直後の第1試合は、春季県大会優勝校「横浜」の南地区から行われ。第2試合が北地区となります。
始球式にはなんと、山本昌(日大藤沢)と原辰徳(東海大相模OB)の二人が選ばれました。
元神奈川高校球児OBとして、この記念すべき100回記念大会の始球式に山本昌氏(日大藤沢OB、元中日)と原辰徳氏(東海大相模OB、元巨人選手・監督)がピッチャー、バッターで登場します。お二人は52才、59才、かつての神奈川県のヒーローを代表します。
他の都道府県でもこのような動きはあるようです。
大阪府は米大リーグ・ドジャース、ヤンキースで活躍し、日米通算203勝を挙げて活躍した黒田博樹氏(上宮OB、元広島)が、徳島は川上憲伸氏(徳島商OB、元中日)が務めます。
第100回大会はイベントがいっぱい
夏の甲子園は最多の56校が出場
夏の甲子園は56校、最多出場校数である。例年2校が代表となる北海道と東京に加え、埼玉、千葉、神奈川、愛知、大阪、兵庫、福岡の7府県も2校が出場、福岡から複数校が出場するのは初めて。
抽選会と開会式は以下の日程。最初の抽選で3回戦までの組み合わせを決定する。
抽選会:8月2日(木)16:00
開会式:8月5日(日)9:00
全国をつなぐ「リレー始球式」
全国56の地方大会で9つのボールを使って、計99回の「始球式」が行われます。
9つのボールは今後、夏の地方大会で各地区を巡り、最後は各地方を巡り回った9個のボールが夏の甲子園に集められ、10個目のボールで始球式を行われます。これで計100回のリレーが完成するというものです。
■深紅の大優勝旗も新調
各地方大会もあわせて全国高校野球選手権大会の『深紅の大優勝旗』が衣替え、3代目となる。制作するのは平岡旗製造(京都市下京区)が担当する。中央には月桂樹(げっけいじゅ)のデザインされた太陽、縦70横100cm。
同一県で2校代表となるところは統一大会ではどういう扱いになるんでしょう。優勝校の名前の札、2つ付くのかなあ?、優勝旗自身はどっちになる、また別ものが存在?
また調べて見たいと思います。
■南・北神奈川大会 完全ガイド
こんな雑誌を見つけました。
この夏に向けて神奈川高校野球をさらに面白くしてくれるガイドブック2つを紹介します。観戦には必須アイテムとなりそうですね。
スポンサーリンク
コメント