2020春センバツ甲子園・第92回大会 コラム

2020選抜高校野球 センバツの見どころ・注目選手

投稿日:2020年2月1日 更新日:

令和初めて春の甲子園、第92回選抜高校野球の出場校32校が決定しました。今回はヤマちゃんが予想する優勝候補の高校を紹介、併せて大会注目選手を紹介していきます。

昨年秋に行われた地区大会、明治神宮大会の成績、遡って夏の選手権大会からの選手層等から優勝候補となる出場校、チームを紹介していきます。

『出場校32校の紹介』はこちらをクリック。昨年地区大会、明治神宮大会の戦績などの情報満載です。

2020センバツ 見どころ

優勝候補を予想したいのですが、とにかく近畿地区からの出場校6校は実力校が勢ぞろいして、全国大会でもどこが優勝してもおかしくない状況です。

昨年夏の選手権覇者の履正社、春夏甲子園ベスト4進出の明石商は旧チームの主力が残り、経験値が豊富で優勝候補筆頭。さらに秋季近畿地区大会優勝の天理、そして大阪桐蔭、智弁和歌山と名実ともに申し分ない実力校が並びます。

対抗はやはり明治神宮大会優勝の中京大中京、準優勝まで駆け上った健大高崎。そして各地区の代表する実力校が名を連ねます。北信越から昨年甲子園からの戦力を引き継ぐ星稜、関東からはベスト4で注目選手が勢ぞろいする東海大相模、東北の仙台育英、四国の明徳義塾、九州の明豊が順当に並ぶでしょう。

 

■投手層の厚さがカギになる?

このセンバツ甲子園から採用される「1週間500球まで」の投球数制限ルール、試合日程も準決勝、決勝前に予備日を挟む予定をしているが日程が厳しいことは免れず、エース以外にも複数の投手陣を持つチームが優勝へのカギとなります。

強力打線だけに秋を勝ち抜いても、上位大会になればなるほど投手事情は厳しくなる。この冬に課題をどれだけ克服したかがポイントとなります。

抽選会は3月15日ですが、魅力ある出場校・チームを紹介していきます。学年は春の新学年で記載します。

2018夏の甲子園 慶應義塾vs高知商

 

優勝候補

◆履正社(大阪=2年連続9度目)

  • 昨秋大阪大会準優勝、近畿大会4強。昨年夏の選手権優勝校。
    甲子園で好投をみせた右腕エース.岩崎峻典投手(3年)を中心に、辰己颯投手、衣笠遼投手と控え投手陣が揃う。打撃陣も池田凜選手、小深田大地選手(2年)の昨年からのレギュラー陣に加え、秋季から4番の関本勇輔選手や大西蓮選手、両井大貴選手などパワーヒッターが揃う。
    夏春連覇に期待がかかりますが、能力の高い選手が揃い、開花待ちの選手も多く、ひと冬越えたチーム力に注目です。
  • 1922年(大11)に大阪福島商業学校として創立した私立校。83年から現校名。野球部は開校と同じ22年創部。
  • 甲子園出場は春が9度目、夏4度。昨夏甲子園で初の全国制覇。
  • 主なOBはオリックスT-岡田、ヤクルト山田哲人、漫才師のおぼん・こぼんら。

◆明石商(兵庫=2年連続3度目)

  • 昨秋兵庫大会準優勝、近畿大会8強。1年生ながら2018年第100回夏の選手権から出場した中森投手、来田選手を軸に、昨年から残る多く選手層が2020年春の選抜出場で、あと一歩の優勝に挑む。
    軟式中学軟式球界では知らぬ者がいないほどの名将、明徳義塾中を4度全国王者に導いた狭間善徳監督の戦術、スモールベースボールを実現。
  • 1953年(昭28)に創立の市立校。野球部も創立と同時に創部された。
  • 甲子園出場は夏2度、春は3度目の出場。16年春8強、昨年は春夏ともに4強。
  • 主な卒業生は西武松本航、車いすテニスの上地結衣。

◆天理(奈良=5年ぶり24度目)

  • 昨秋奈良大会3位、近畿大会優勝、明治神宮大会4強。
    投手陣は右腕エース.庭野夢叶投手(3年)を中心に吉岡大誓投手、嶋田優心投手、福重翔三投手(3年)、達考太投手(2年)と投手陣は厚い。特に192センチの2年生右腕.達考太投手は近畿大会決勝で先発、好投する期待度の高い投手。打撃陣は河村拓民選手、山地裕輔選手、下林源太選手(2年)など好打者が揃う。
    奈良県大会3位ながら近畿大会では一気に頂点まで登り詰めましたが、チーム戦力は未知数。
  • 1900年(明33)創立の私立校。天理教校として発足。1908年に天理中となり、戦後の学制改革で天理となる。野球部は1901年創部。
  • 甲子園は春が24度目、夏が28回出場。86年夏、90年夏、97年春に全国優勝。
  • OBに元ダイエー門田博光、元阪神関本賢太郎ら。

◆大阪桐蔭(大阪=2年ぶり11度目)

  • 昨秋大阪大会優勝、近畿大会準優勝。投手陣はエース左腕.藤江星河投手(3年)と右腕.申原理来投手(3年)の3年生コンビに、右腕.竹中勇登投手、関戸康介投手、左腕.松浦慶斗投手(2年)と厚い投手陣が控える。打撃陣は西野力矢選手、仲三河優太選手、船曳烈士選手(3年)で形成するクリーンアップは強力。中学時代に日本代表に選ばれるようなトップレベルの選手が集まるので、冬を越えて大化けする選手も現れるか必見。
  • 1983年(昭58)創立の私立校。野球部は88年創部。
  • 甲子園は春が11度目、夏は10度出場。12年、18年の春夏連覇を含め8度全国優勝。
  • 主なOBは西武中村剛也、日本ハム中田翔、楽天浅村栄斗、阪神藤浪晋太郎、西武森友哉、中日根尾昂、ロッテ藤原恭大ら。

◆中京大中京(愛知=10年ぶり31度目)

  • 昨秋愛知大会優勝、東海大会優勝、明治神宮大会優勝。
    神宮で一気に話題を集め、明徳義塾・馬淵史郎監督をも唸らせた右腕エースでプロ注目のドラフト候補.高橋宏斗投手(3年)と、164センチながら最速147キロ左腕の松島元投手が中心に、スーパー2年生の畔柳亨丞投手(2年)も控えて強力な投手陣。打撃陣もドラフト候補でOB堂林翔太選手(広島カープ)の打撃を彷彿する印出太一選手(3年)が中心に、主軸の中山礼都選手、リードオフマンの西村友哉選手と打線を構成。
    昨年の2019センバツ優勝した東邦に続き愛知の優勝旗を持ち帰られるか。
  • 1923年(大12)に中京商業学校として創立された私立校。95年から現校名。学校創立と同時に野球部創部。
  • 甲子園は春が31度目、夏は28回出場。春夏合わせ11度の全国優勝を誇り通算133勝(47敗)。
  • 主なOBは侍ジャパンの稲葉篤紀監督、ヤクルト嶋基宏、浅田真央(フィギュアスケート)ら。

 

対抗

◆星稜(石川・3年連続14度目)

  • 昨秋石川大会優勝、北信越大会優勝、明治神宮大会初戦敗退。
    荻原吟哉投手(3年)は170センチと上背はないが経験豊富でマウンド度胸や制球力の良さが武器で、エースらしい安定感があり、寺西成騎投手(3年)は186センチの長身で将来性ある楽しみな投手で、この2枚看板は全国レベル。打撃陣は昨年から3番.知田爽汰選手と4番.内山壮真選手(3年)が残り、強力なクリーンアップ。
    北信越地区ではもはや無敵と言ってもいい星稜ですが、全国レベルでの実力発揮できるかカギ。
  • 1962年(昭37)実践第二高等学校として創立された私立校。63年から現校名。
  • 甲子園は春が14度目、夏は20度出場。79年夏の3回戦で箕島と延長18回の死闘を演じた。95年夏と19年夏に準優勝。
  • 主なOBは元巨人、ヤンキースで野球殿堂入りの松井秀喜、ヤクルト奥川恭伸、サッカー本田圭佑ら。

◆東海大相模(神奈川・2年ぶり11度目)

  • 昨秋神奈川大会優勝、関東大会4強。
    充実した戦力だけに秋季関東ベスト4は物足りない結果。2019夏の甲子園大会でも優勝候補の一角に挙がるも、結果は3回戦で敗退。日本一を狙える能力の高い選手層はあるので、チーム完成度を如何に上げられるか期待。
    投手陣は左腕・諸隈惟大投手(3年)、2年生左腕・石田隼都投手、内野手兼投手の右腕・山村崇嘉選手、その他にも金城龍輝選手、笠川洋介投手など投手陣の層は厚い。しかし、絶対的エースがほしいところ。
    打撃陣は主軸の山村崇嘉選手と西川僚佑選手(3年)を中心に、昨年U-18選出されたリードオフマンの鵜沼魁斗選手、加藤響選手など超強力な打線。
  • 1963年(昭38)に創立された私立校。生徒数1838人(女子732人)。野球部は同年創部。
  • 甲子園出場は春が11度目、夏も11度出場。70年夏、00年春、11年春、15年夏に全国制覇。
  • 主なOBは巨人原辰徳監督、巨人菅野智之ら。

◆健大高崎(群馬・3年ぶり4度目)

  • 昨秋群馬大会3位、関東大会優勝、明治神宮大会準優勝。
    接戦に強さを発揮して群馬3位から関東大会を下剋上を実現して優勝。『機動破壊』に新たなスタイルを追求する一方、縦縞ユニホームで神宮に臨み、さらにその勢いは止まらず、明治神宮大会でも準優勝。明治神宮大会でタイブレーク2試合連続で無失点に抑える安定感を見せた本格派左腕、下慎之介投手(3年)、「群馬のダル」の異名を持ち191センチから角度のある140キロ前後の速球とスライダーが持ち味の橋本拳汰投手(3年)とのダブルエースで上位進出を狙う。
  • 1968年(昭43)創立の私立校。01年に共学となり現校名。野球部は02年創部。部訓は「不如人和」(人の和はすべてに勝る)。
  • 甲子園は春が4度目、夏は3度出場。12年春の4強が最高成績。
  • 主なOBに中日三ツ間卓也、阪神長坂拳弥、巨人山下航汰。
◆仙台育英(宮城・3年ぶり13度目)
  • 昨秋宮城大会、東北大会優勝。神宮大会は初戦敗退。
    投手陣は背番号「1」の左腕・笹倉世凪投手(3年)をはじめ、伊藤樹投手(2年)、外野手兼投手の向坂優太郎選手(3年)、吉野蓮選手(2年)など投手層は厚い。打撃陣は宮本拓実選手、入江大樹選手(2年)が主軸。エースの笹倉世凪投手も打者としても期待できる選手。二刀流の向坂優太郎選手、吉野蓮選手など選手層は厚い。
  • 1905年(明38)創立の私立校。生徒数は3172人(女子1365人)。野球部は30年創部。
  • 甲子園出場は春13度目、夏は28度。89年夏、01年春、15年夏に準優勝。
  • 主なOBは楽天由規、ソフトバンク上林誠知、ロッテ西巻賢二ら。

 

高校野球 応援 ブラバン チアリーダー

ダークホース

◆県岐阜商(岐阜・5年ぶり29度目)

  • 昨秋岐阜大会優勝、東海大会準優勝。OBの鍛治舎巧監督の就任2年目を迎えた県岐阜商は、最速140キロを超える5人の投手陣を敷き、盗塁やヒットエンドランを織り交ぜた機動力野球で東海大会で見せつけた。威力ある速球を投げ込む右腕.森大河投手、130キロ後半の速球を投げ込む1年生左腕.野崎慎裕投手の投手陣のレベルは高い。
  • 1904年(明37)創立の県立校。野球部は24年創部。
  • 甲子園は春が29度目、夏は28度出場。春夏合わせ4度の全国優勝。
  • 主なOBは元中日高木守道監督、元中日和田一浩、ソフトバンク高橋純平、シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子ら。

スポンサーリンク

 

注目したい選手

2019年センバツは春・夏通して甲子園を沸かせた星稜バッテリーの奥川恭伸君選手(ヤクルトスワローズ)、山瀬 慎之助選手(読売ジャイアンツ)、センバツ優勝した東邦、石川昂弥選手(中日ドラゴンズ)、関東地区優勝の桐蔭学園、森敬斗君(DeNA横浜ベイスターズ)がドラフト指名される結果となりました。

2020年も未来ある素晴らしい選手、高校球児たちがいっぱいいます。第91回選抜大会の出場校から注目選手を紹介します。

投手編

  • 中森 俊介(明石商業) 3年 181cm79kg 右投げ左打ち
    • 最速151キロを誇り、制球も抜群、世代ナンバーワンピッチャー 。2年生から明石商業のエースとして、昨年の夏の甲子園ベスト4進出に貢献。伸び代も大きく注目。2019年春夏の甲子園もエースとして甲子園4強入り。
  • 高橋 宏斗(中京大中京) 3年 183cm79kg 右投げ右打ち
    • 自己最速148キロを誇る本格右腕。明徳義塾を7回完封など、明治神宮大会優勝を飾り脚光を浴びる。150キロ越えも到達可能な逸材。フォークの握りで空振りを奪うツーシームと一級品。さらに投球の完成度を上げたい期待度ナンバーワン。兄は、慶應義塾大学野球部の高橋伶介。
  • 諸隈 惟大(東海大相模谷) 3年 177cm75kg 左投げ左打ち
    • 左スリークォーターから投げ込む切れ味鋭い直球とスライダーが武器。秋季大会からの復調が東海大相模の上位進出のカギ。
  • 岩崎 竣典(履正社) 3年 176cm76kg 右投げ右打ち
    • 夏の全国制覇の優勝投手。140台の速球のキレと制球力が高い総合力が高い。昨夏の冬を越えてさらなる成長に期待。
  • 荻原 吟哉(星稜) 3年 170cm70kg 右投げ右打ち
    • 寺西成騎と星稜ダブルエース。最速141キロのストレートと変化球にキレ。大型右腕で、140キロ台の速球を投げ込む。荻原は球威アップがカギ。
  • 寺西 成騎(星稜) 3年 186cm84kg 右投げ右打ち
    • 186センチの長身から最速146キロの速球の本格右腕。安定感があり、奥川投手後継としてエースを任される。

野手編

  • 来田 涼斗(明石商業) 3年 178cm78kg 右投げ左打ち
    • 高校通算29本塁打、50m5.9の俊足と強肩のドラフト上位筆頭候補。昨年センバツの智弁和歌山戦で先頭打者弾・サヨナラ弾を演じた野球選手溢れるリードオフマン。
  • 仲三河 優太(大阪桐蔭) 3年 180cm90kg 右投げ左打ち
    • 強豪大阪桐蔭の高い打撃センスでクリーンナップを張る。元々は投手としても期待された好打者。U15代表ではエースを任された逸材。
  • 神里 陸(東海大相模) 3年 170cm74kg 右投げ左打ち
    • 横浜DeNAの神里 和毅の弟で、兄譲りの打撃技術の高さが魅力。さらに確実性の高いスローイングも素晴らしい。そして二塁手ながら、高校通算32本塁打の強打者で打撃の形もよく、選抜次第で大きく評価を高めそうだ。
  • 鵜沼 魁斗(東海大相模) 3年 175cm74kg 右投げ右打ち
    • U18日本代表に2年生ながら選出された。通算27本塁打。走攻守でバランスが取れた巧打の外野手。
  • 井上 朋也(花咲徳栄) 2年 181cm81kg 右投げ左打ち
    • 高校通算47本塁打。50m6秒1と俊足、強肩を兼ね備える。右中間にも本塁打が打てる打撃技術の高さは素晴らしく、3度目の甲子園で実力発揮、勝負。
  • 内山 壮真(星稜) 3年 172cm72kg 右投げ右打ち
    • 昨年秋から捕手に本格転向するも1.8秒台の強肩と高校生トップレベルの捕手。 1年生から強豪星稜の4番、どのコースでも打ち分ける打撃技術の高さがあり、秋の打率は5割を超え、高校通算29本塁打を記録中。体重を上げてパワーに磨きをかける。経験豊富で野球に対する頭の良さ、センスも光る。
  • 入江 大樹(仙台育英) 3年  185cm83kg 右投げ右打ち
    • 右の大型長距離ヒッター。好打者。明治神宮大会の天理戦では特大本塁打を放つ活躍。高校生離れした強打が光るパワーに加え、地肩の強さが光る遊撃守備などが魅力的。

2020センバツの気になる雑誌紹介

2019秋の県大会から地区大会の成績、さらには選抜甲子園出場校まで大予想されています。注目選手の情報も満載。
選抜大会特集号も発売されます。片手にとってみてください。

◇センバツ 2020 第92回選抜高校野球大会完全ガイド (週刊ベースボール別冊春季号) ベースボール・マガジン社

◇ホームラン2020年3月号 第92回選抜高校野球大会総合展望号 廣済堂出版

◇センバツ2020 第92回選抜高校野球大会公式ガイドブック (サンデー毎日増刊) 毎日新聞出版

◇報知高校野球 2020年 03月号 報知新聞社

◇ホームラン2020年1月号 廣済堂出版

◇高校野球 2020年 01 月号 報知新聞社

-2020春センバツ甲子園・第92回大会, コラム
-,

Copyright© ヤマらぼ , 2020 AllRights Reserved Powered by micata2.