コラム 2018夏の甲子園・第100回記念大会

2018夏の選手権 東・西千葉大会の組合せ決定・大会展望

投稿日:2018年6月23日 更新日:

2018区校野球 関東地区大会

6月20日に第100回全国高校野球選手権大会、東・西千葉大会の抽選会を行われ、組み合わせが発表されました。

この記念大会では千葉県高野連は県内8ブロックを4つずつにして東西に分けました。
第80回大会の区分けをベースに、2017昨秋の新チーム以降の公式戦成績などを考慮して微修正を行い、第1ブロック(千葉市全域)と第5ブロック(我孫子市など)を入れ替え、東88校、西84校にしました。

東・西千葉大会は7月11日(水) ZOZOマリンスタジアムで開幕します。

開会式では、例年どおり名門.習志野高吹奏楽部が約15分のマーチングを披露し100回大会に花を添えます。習志野高吹奏楽部は、全日本吹奏楽コンテストに31回出場、23回金賞受賞実績があります。
習志野の試合ではこの吹奏楽部の「美爆音」がバックにいるのは心強く、応援は圧巻のひとこと、見応え、聴き応えがあります。是非試合での演奏も期待して下さい。

東・西千葉の各ゾーン、ブロックの組み合わせを紹介します。どんな熱戦が展開されるか楽しみですね。

2018高校野球 関東大会 千葉県営野球場

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東千葉大会の組み合わせ:83チーム(87校)

選手宣誓は翔凜の泉谷優翔主将が行うことに決まりました。決勝戦は7月25日(水)に行われる予定。

■トーナメント表 : east-chiba_h30-natu

※千葉県野球連盟で提供されるExcelファイルをPDF化したものです。

■シード校
・Aシード:木更津総合、千葉黎明
・Bシード:拓殖大紅陵、志学館
・Cシード:幕張総合(公立)、千葉学芸、千葉経大附、安房(公立)

木更津総合・拓殖大紅陵ゾーン

夏3連覇を狙う木更津総合(Aシード)が、優勝候補の筆頭といえます。
関東大会では、投手力の高い国士舘(東京)、横浜(神奈川)をコールド勝利し、準決勝の健大高崎(優勝校)戦も9回までリードするなど、その実力を見せつけました。

打線は1番.東智弥君(3年)、3番.山中稜真君(3年)、4番.野尻幸輝君(3年)の3人を中心とした強力打線で、一気に畳みかける打撃力は脅威です。1年生から主軸を打ち、投手兼任の野君尻が投打でキーマンで、守備は堅守、打撃は打球の強さ、速さは十分、技術が備わればさらに成長が期待できます。

課題は投手陣でしょう。エース・白井竜馬投手(3年)、左腕・中裕太郎投手(3年)は球威、制球力に不安が残り、関東大会からベンチ入りした2年生、180cmの右腕.根本太一君と、新1年生の篠木健太郎君が夏までに成長するとことを期待したいところです。特に根本君は制球力、変化球の精度が課題ですが、球速149キロが大きな魅力です。

いつもながら夏に向けてチーム総合力を高めてくる木更津総合ですが、さらなるレベルアップを期待します。初戦は7月14日、明聖-成東の勝者です。

同じゾーンのBシード.拓殖大紅陵は昨秋の千葉県大会優勝の実績を誇る実力校、2002年以来16年ぶりの甲子園出場を狙います。昨秋の中央学院、木更津総合、東海大市原望洋、銚子商を撃破した勢いが戻れば、優勝を充分狙うチャンスはあります。

Cシードには幕張総合千葉学芸の2校が構え、ノーシードながら東海大市原望洋、公立校の検見川、古豪.千葉商が上位を虎視眈々と狙います。

千葉黎明・志学館ゾーン

春の県大会4位、関東出場を経験したAシード.千葉黎明は、初戦が東金商-成田国際の勝者となりました。千葉黎明ブロックにはCシードに公立.安房、ノーシードながら成田、敬愛学園、古豪.銚子商、多古などが顔を揃え、激戦ブロックとなり、厳しい戦いが予想されます。

千葉黎明は身長166cmながら140キロ台の速球を投げ込む林直樹投手(3年)が見逃せない。春は木更津総合、浦和学院戦で実力を発揮し、夏までさらに球威をアップさせることができるか、カギを握ります。

応援したい注目校、選手として館山総合、相川亮太投手(3年)です。昨秋、プロ注目の八千代松陰.清宮虎多朗投手と投げ合い、いい勝負をしました。182cmの大型左腕で、将来性抜群の注目株です。館山総合の春は部員数が10人そこそこで予選突破、県大会出場を決めており、応援したいですね。

Bシード志学館ブロックは、Cシード千葉経大附と準々決勝出の対戦になりますが、順当に勝ち上がるでしょうか。

このゾーンでの注目の好カードは、プロ注目の好打者・捕手の田宮裕涼捕手(3年)を擁して8年ぶり甲子園を狙う成田、鏑木皇輝捕手(3年)、浅野晃生内野手(3年)を擁する多古が初戦でいきなり対戦します。成田の田宮君は千葉県選抜の主将を務め、攻守にわたり野球センスとクレバーなプレーを見せつけてくれます。

■前半戦の好カード

前半戦の好カードは、勝敗の予想を含みますが、次の試合を紹介します。

◇7月13日(金)
多古 vs 成田 (千葉県天台野球場.第3試合)

◇7月14日(土)
安房 vs 敬愛学園 (千葉県天台野球場.第2試合)

◇7月16日(月)
木更津総合 vs 検見川 (千葉県天台野球場.第1試合)
千葉学芸 vs 東海大市原望洋 (千葉県天台野球場.第2試合)

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西千葉大会の組み合わせ:80チーム(83校)

開会式直後に西千葉大会から「東京学館船橋-白井」が行われます。選手宣誓は昭和学院の井上凱仁主将が行うことに決まった。決勝戦は7月26日(木)に行われる予定です。

習志野、専大松戸2強どちらのゾーンも、トーナメントならではの熱戦、面白い展開が出来そうです。

■トーナメント表 : west-chiba_h30-natu

※千葉県野球連盟で提供されるExcelファイルをPDF化したものです。

■開幕試合 : 東京学館船橋 vs 白井 (7月11日マリンスタジアム第1試合)

■シード校
・Aシード:習志野、専大松戸
・Bシード:八千代松陰、流経大柏
・Cシード:西武台千葉、中央学院、学館浦安、千葉敬愛

習志野・八千代松陰ゾーン

プロ注目の古谷拓郎投手(3年)擁する習志野のゾーンは、八千代松陰、中央学院、西武台千葉、東海大浦安千葉英和といった強豪がひしめく激戦区となりました。

習志野の投手力は千葉県内では随一で、古谷君は182cmから140キロ台の直球を投げ込むプロ注目右腕です。打線では、4番岡尚吾君(3年)が今春関東大会で本塁打、適時打と充分な仕事を果たして、存在感を示す結果を残しました。

選手層が厚いチームのため、夏の大会へ向けて、新1年生の成長も期待でき、チーム総合力を高めたい。習志野は7月15日、四街道北-佐倉の勝者との対戦が初戦となります。

昨秋関東大会を制してセンバツ出場、投打に活躍し手いっきに全国区に名乗りを挙げた大谷拓海投手(3年)を擁する中央学院は、順当に勝てば準々決勝で八千代松陰、準決勝に習志野との対戦になります。初戦は松戸馬橋-柏南の勝者と戦い、センバツのリベンジ、甲子園を目指します。

同ブロックには、春県大会ベスト8でプロ注目右腕.清宮虎多朗投手(3年)を擁する八千代松陰、最速145キロをマークして一躍注目の右腕・神野竜速投手(3年)擁する西武台千葉が入り、注目の好投手がひしめき、投げ合いの好試合が期待できます。

専大松戸・流経大柏ゾーン

好打者・中里凌内野手(3年)が中心のAシード.専大松戸が頭一つ出ていますが、Bシード.流経大柏、Cシード.東京学館浦安千葉敬愛、ノーシードの市立船橋、東京学館船橋、千葉商大付が入り、群雄割拠のゾーンとなりました。
専大松戸は7月15日、千葉商大付-薬園台の勝者と初戦で対戦することが決まりました。

■前半戦の好カード

前半戦の好カードは、勝敗の予想を含みますが、次の試合を紹介します。

◇7月15日(日)
千葉商大付 vs 専修大松戸 (マリンスタジアム.第2試合)
八千代東 vs 東海大浦安/津田沼 (千葉県天台野球場.第2試合)

◇7月17日(火)
八千代松陰 vs 市川 (習志野秋津野球場.第1試合)

■地方大会の高校野球雑誌を紹介

「週間ベースボール」から別冊夏草号等として第100回全国高校野球選手権大会の地方大会を特集したものが次々と発行されるようです。
この夏に向けて高校野球をさらに面白くしてくれるガイドブックを片手に観戦してはいかがでしょうか。

◇東・西千葉大会展望号 2018年 (週刊ベースボール 7/27号 別冊夏草号) 7月4日(水)発売予定

◇東・西東京大会展望号 2018年 (週刊ベースボール 6/30号 別冊立夏号)  発売中

◇南・北埼玉大会展望号 2018年 (週刊ベースボール 8/2号 別冊夏星号) 発売中 

◇南・北 神奈川大会完全ガイド 2018年 (週刊ベースボール 6月20日号増刊) 発売中

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