コラム

2019夏の甲子園 侍ジャパンU-18代表選手20名が決定! 履正社から選抜なしをどう見る

投稿日:2019年8月28日 更新日:


8月30日韓国で開幕する「第29回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」に出場する侍ジャパンU-18代表選手20名が決定しました。
8月26日(月)に明治神宮野球場で大学代表と対戦し、30日(金)12時からスペインとの大会初戦に臨みます。

高校日本代表は昨年のU18W杯(カナダ)、今月のU18アジア選手権(宮崎)で2年連続の3位。何とか優勝させたいですね。

侍ジャパンU-18代表選手

※数字は背番号

【投手】
11 佐々木 朗希(岩手.大船渡)
12 浅田 将汰(熊本.有明)
13 池田 陽佑(和歌山.智弁和歌山)
14 前 佑囲斗(三重.津田学園)
15 飯塚 脩人(千葉.習志野)
16 西 純矢(岡山.創志学園)
17 宮城 大弥(沖縄.興南)
18 奥川 恭伸(石川星稜)
19 林 優樹(滋賀.近江)

【捕手】
10 山瀬 慎之助(石川.星稜)
22 水上 桂(兵庫.明石商)

【内野手】
1 森 敬斗(神奈川.桐蔭学園)
2 武岡 龍世(青森.八戸学院光星)
3 石川 昂弥(愛知.東邦)
5 韮沢 雄也(埼玉.花咲徳栄)
6 遠藤 成(神奈川.東海大相模)
7 坂下 翔馬(奈良.智弁学園)
8 熊田 任洋(愛知.東邦)

【外野手】
21 鵜沼 魁斗(神奈川.東海大相模)
24 横山 陽樹(栃木.作新学院)

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選考基準について考えてみた

夏の甲子園を沸かせた準優勝投手の星稜.奥川恭伸投手をはじめ、地方大会決勝で登板せずその是非について議論されている今秋ドラフト大注目の最速163キロ、大船渡.佐々木朗希投手が選考された。

しかしながら、その選考20名の枠に甲子園優勝校「履正社」の選手が誰ひとりも選ばれず、夏の甲子園不出場校の7名の選手が選ばれるという結果となりました。

短期決戦のため当然投手は多めに登録、人数枠の制限から投手・野手の二刀流の選手たちが選考され、対戦相手、試合展開で臨機応変に選手起用、戦略がとれるところが基準になっているところでしょうか。

選考基準に関して、永田代表監督は「今年4月に行った研修合宿が大変参考となり、選考委員の方々には走攻守バランスの取れた選考をしていただいた」とコメントされたとのこと。

でも個人的にも履正社から一人も選ばれないのはどうなのかと感じます。

そこで、どんな選考基準なのか、どんな経緯を経て最終選考まできたのかを調べてみました。コメントは個人的な目線でのものですのであしからず。

・一次候補がベースなのか
・甲子園(選抜、選手権)での実績
・投手、野手など二刀流
・地域のバランスは

4月第一選考から8月最終選考までの変遷

2019年4月、一次選考による代表候補37名が決定。3月の選抜甲子園、4月一次選考選手での研修合宿を経て、7月から夏の各地方予選、全国選手権が行われる中、活躍ぶりから選考されている。

選手選考は、日本高野連技術・振興委員と昨年発足した「国際対策プロジェクトチーム」が担当。メンバーは過去のワールドカップ(W杯)での日本代表監督経験者や同連盟の技術振興委員会委員が中心。

■選考メンバ

日下篤技術振興委員長(育英高元監督)をはじめ、小枝守同副委員長(日大三元監督、故人)、前田正治同副委員長、技術振興委員の永田裕治現代表監督(報徳学園元監督)、渡辺元智氏(横浜高元監督)、日大三高・小倉全由監督、大阪桐蔭高・西谷浩一監督の6人。

日本の高校野球界を牽引された名監督であり、みなさんが世界大会をご経験された方々です。間違いない。

■一次選考37名と最終選考者20名

  • 一次選考から最終選考までの残ったのは13名(一次37名→最終13名へ)。
  • 最終選考で新たに選ばれたのは7名。うち2年生が外野手2名で選考された。
【投手】
  • 大船渡.佐々木朗希、星稜.奥川恭伸、創志学園.西純矢投手は「高校四天王」。横浜.及川雅貴選手は甲子園出場ならず、残念な結果。
  • 左投手が少なく、夏甲子園出場の近江.林優樹投手は左腕でピカイチでした、問題なく選出。好投手も右投手が多く貴重な存在。
  • 夏の甲子園未出場校からは3名、創志学園.西純矢、熊本有明.浅田将汰、興南.宮崎大弥投手が選ばれた。西、浅田選手は長打力もある「二刀流」、宮崎は左腕が魅力。
  • 習志野.飯塚脩人投手は、春選抜準優勝から夏の甲子園での成長ぶりが目立ち安定感が増し、新規に選出された。
  • 東邦.石川昂弥投手は春選抜優勝の実績と野手もできる「二刀流」
  • 最終選考の投手には打力が魅力的な選手が多く勢ぞろい。
地域 甲子園出場 選考
学年 北海道 東北 関東
・東京
東海
・北陸
近畿 中国
・四国
九州
選抜

選手権
一次 最終
小林 珠維(北海道.東海大札幌) 3
佐々木 朗希(岩手.大船渡) 3
西岡 海斗(秋田.秋田修英) 3
篠田 怜汰(山形.羽黒) 3
細野 晴希(東京.東亜学園) 3
中村 晃太朗(東京.東海大菅生) 3
井上 広輝(東京.日大三) 3
廣澤 優(東京.日大三) 3
及川 雅貴(神奈川.横浜) 3
松本 隆之介(神奈川.横浜) 2
奥川 恭伸(石川.星稜) 3 ○準優勝
浦松 巧(福井.啓新) 3
石川 昂弥(愛知.東邦) 3 ○優勝
前 佑囲斗(三重.津田学園) 3
林 優樹(滋賀.近江) 3
西 純矢(岡山.創志学園) 3
河野 佳(広島.広陵) 3
香川 卓摩(香川.高松商) 3
浅田 将汰(熊本.有明) 3
宮城 大弥(沖縄.興南) 3
飯塚 脩人(千葉.習志野) ○準優勝
池田 陽佑(和歌山.智弁和歌山) 3 ○8強

 

【捕手】
  • 春、夏甲子園経験の星稜.山瀬慎之助、水上桂選手の2名を選出。
  • 星稜.奥川-山瀬バッテリーは堅い。水上選手は夏の甲子園で活躍。
地域 甲子園出場 選考
学年 北海道 東北 関東
・東京
東海
・北陸
近畿 中国
・四国
九州
選抜

選手権
一次 最終
渡部 雅也(山形.日大山形) 3
小山 翔暉(東京.東海大菅生) 3
山瀬 慎之助(石川.星稜) 3 ○準優勝
藤田 健斗(岐阜.中京学院大中京) 3 ○4強
東妻 純平(和歌山.智辯和歌山) 3 ○8強
水上 桂(兵庫.明石商) 3 ○4強 ○4強

 

【内野手】
  • 春選抜2名(桐蔭学園.森敬斗、東邦.熊田任洋)と、夏甲子園活躍3選手を選出。
  • 智弁学園.坂下翔馬、東海大相模.遠藤成は新規に選出された2名。ともに主将、夏の甲子園の結果か。
  • 東海大相模.遠藤成選手は、投手もこなす「二刀流」
地域 甲子園出場 選考
学年 北海道 東北 関東
・東京
東海
・北陸
近畿 中国
・四国
九州
選抜

選手権
一次 最終
武岡 龍世(青森.八戸学院光星) 3 ○8強
韮沢 雄也(埼玉.花咲徳栄) 3
森 敬斗(神奈川.桐蔭学園) 3
内海 貴斗(神奈川.横浜) 3
内山 壮真(石川.星稜) 2 ○準優勝
紅林 弘太郎(静岡.駿河総合) 3
上田 希由翔(愛知.愛知産大三河) 3
熊田 任洋(愛知.東邦) 3 ○優勝
黒川 史陽(和歌山.智辯和歌山) 3
遠藤 成(神奈川.東海大相模) 3
坂下 翔馬(奈良.智弁学園)

 

【外野手】
  • 最終選考は夏甲子園出場の新規に2年生2名を選出。
地域 甲子園出場 選考
学年 北海道 東北 関東
・東京
東海
・北陸
近畿 中国
・四国
九州
選抜

選手権
一次 最終
野村 健太(山梨.山梨学院) 3
太田 翔梧(千葉.木更津総合) 3
来田 涼斗(兵庫.明石商) 2 ○4強 ○4強
鵜沼 魁斗(神奈川.東海大相模) 2
横山 陽樹(栃木.作新学院) 2 ○8強

 

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■地域性

地域性は年度によって偏り

地域性にバランスはあまり感じません。さすがに代表なので実力主義でしょうか。その年により強いチーム、地域からの選考が偏る関係が分かります。残念ながら北海道からの選出がありません。

北海道 東北 関東
・東京
東海・
北信越
近畿 中国
・四国
九州 複数選手選考
2019 WBSC 0 2 6 5 4 1 2 星稜、東邦2名
2018 BFA 0 1 5 4 6 1 1 大阪桐蔭5名
2017 WBSC 0 1 8 2 4 1 4 秀岳館、日大三、大阪桐蔭2名
2016 BFA 0 1 7 5 2 1 2 木更津総合、秀岳館、作新学院2名
2015 WBSC 0 5 8 5 1 0 1 仙台育英、東海大相模3名
2014 BFA 0 0 4 4 6 2 2 明徳義塾、沖縄尚学2名

 

走攻守のバランス

投手力重視のチーム構成

2019年は例年に比べて1名増の9名の投手陣を敷いており、投手力に重点に置いた構成に変更されました。

過去からの遷移を見ても、BSC代表は20名、BFA代表は18名の枠の中で、徐々に投手力重視に変わってきていることが判明。夏の甲子園以降継続した大会、短期決戦で投手陣の疲労を踏まえて選手層を厚くしているんでしょうね。

今回のチームには大型スラッガーが少ないが、走攻守バランスよく、長打より走塁、守備、投手力中心に重点に置いた選手選考となったようです。

投手 捕手 内野手 外野手 代表監督
2019 WBSC 9 2 7 2 永田裕治元報徳学園監督
2018 BFA 8 2 5 3 永田裕治元報徳学園監督
2017 WBSC 8 2 6 4 小枝守元拓大紅陵監督
2016 BFA 8 2 6 2 小枝守元拓大紅陵監督
2015 WBSC 8 3 6 3 西谷浩一大阪桐蔭監督
2014 BFA 6 3 6 3 高橋広鳴門渦潮監督

 

大会概要

  • 大会 : 第29回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ
  • 日程 : 2019年8月30日(金)~9月8日(日)
  • 会場 : Gijang-Hyundai Motors Dream Ballpark (韓国(機張郡) )

大会日程

  • オープニングラウンド 8月30日(金)~9月3日(火)
  • スーパーラウンド 9月5日(木)~9月7日(土)
  • 3位決定戦 9月8日(日)12:00
  • 決勝戦 9月8日(日)18:00

侍ジャパンの対戦相手と試合日程

オープニングラウンド <Bグループ>

  • 8月30日(金)12:00 スペイン戦
  • 8月31日(土)12:00 南アフリカ戦
  • 9月1日(日)18:00 アメリカ戦
  • 9月2日(月)18:00 チャイニーズ・タイペイ戦

地上波のTV放映は、BS朝日、テレビ朝日でLIVE中継が予定されています。

 

 

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