1月26日(金)選考委員会が開かれて、第90回記念選抜高校野球大会の出場校36校が決定しました。
昨秋の明治神宮大会優勝の明徳義塾(四国・高知)をはじめ、準優勝の創成館(九州・長崎)、ベスト4の大阪桐蔭(近畿・大阪)、静岡(東海・静岡)が顔を揃えました。21世紀枠は、由利工(秋田)、伊万里(佐賀)、膳所(ぜぜ)(滋賀)の3校が選ばれました。
初出場が21世紀枠の2校を含めて10校となり、フレッシュな大会となりそうです。滋賀県からは一般枠2(近江、彦根東)、21世紀枠1校(膳所)の異例の同一県3校が選ばれました。
■一般枠(各地区選出) : 33 校
◇北海道 : 1 校
◇東北 : 3 校
◇関東・東京: 6 校 ※関東4、東京1、残り1校選出。
◇東海 : 3 校
◇北信越 : 3 校
◇近畿 : 6 校
◇中国 : 3 校
◇四国 : 3+1 校 ※神宮枠含む。
◇九州・沖縄: 4 校
■21世紀枠 : 3 校
◇東日本 : 1 校
◇西日本 : 1 校
◇地域問わず: 1 校 合計3校
組み合わせ抽選会は3月16日(金)、大会は3月23日(金)に開幕して13日間の日程。今年は甲子園へ観戦に行きたいなと思っています。熱戦を繰り広げてくれること間違いなしです。
以下、「出場校」と「見どころ・注目選手」を紹介していきます。出場校には昨秋、昨夏の大会戦績を記載しました。
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出場校36校の紹介
校名 | 一般枠・ 21世紀枠 (都道府県) |
出場回数 | 昨年2017 秋季大会の戦績 |
昨年2017 夏の大会の戦績 (旧チーム) |
やま ラボ 予想外 |
駒大苫小牧 | 北海道 | 4年ぶり4回目 | 明治神宮大会 ●2回戦 2-4 大阪桐蔭 北海道大会.優勝 ○決勝 10-12 旭川実 ○準決勝 7-6 札幌日大 ○3回戦 5-3 立命館慶祥 |
南北海道大会.ベスト8 ●準々決勝 1-2 札幌大谷 |
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聖光学院 | 東北 (福島) |
5年ぶり5回目 | 明治神宮大会 ●2回戦 4-6 創成館 東北大会.優勝 ○決勝 6-4 花巻東 ○準決勝 16-2 能代松陽 ○準々決勝 15-0 利府 福島県大会.優勝 ○決勝 9-2 光南 |
全国選手権大会 ●3回戦 4-6 広陵 ○2回戦 5-4 聖心ウルスラ ○1回戦 6-0 おかやま山陽 福島県大会.優勝 ○決勝 5-4いわき光洋 |
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花巻東 | 東北 (岩手) |
6年ぶり3回目 | 東北大会.準優勝 ●決勝 4-6 聖光学院 ○準決勝 6-4 日大山形 ○準々決勝 4-2 由利工 岩手県大会.優勝 ○決勝 6-3 黒沢尻工 |
岩手県大会 ●3回戦 0-1 盛岡中央 |
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日大山形 | 東北 (山形) |
36年ぶり4回目 | 東北大会.ベスト4 ●準決勝 4-6 花巻東 ○準々決勝 7-0 酒田南 ○2回戦 1-0 仙台育英 ○1回戦 7-2 学法石川 山形県大会.3位 ○3位決定戦 9-2 山形城北 ●準決勝 3-7 酒田南 ○準々決勝 11-0 山形学院 ○2回戦 3-2 羽黒 |
全国選手権大会 ●1回戦 3-6 明徳義塾 山形県大会.優勝 ○決勝 16-3 山形中央 ○準決勝 5-4 酒田南 |
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中央学院 | 関東・東京 (千葉) |
初出場 | 明治神宮大会 ●2回戦 3-5 明徳義塾 関東大会.優勝 ○決勝 6-5 明秀学園日立 ○準決勝 3-2 東海大相模 ○準々決勝 5-1 霞ヶ浦 ○1回戦 6-3 花咲徳栄 千葉県大会.準優勝 ●決勝 3-4 拓大紅陵 ○準決勝 5-2習志野 |
千葉県大会 ●2回戦 1-7 銚子商 |
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明秀学園日立 | 関東・東京 (茨城) |
初出場 | 関東大会.準優勝 ●決勝 5-6 中央学院 ○準決勝 7-4 慶應義塾 ○準々決勝 7-5 健大高崎 ○1回戦 7-3 山梨学院 茨城県大会.優勝 ○決勝 8-5 霞ヶ浦 ○準決勝 5-4 常総学院 |
茨城県大会 ●4回戦 2-3 竜ヶ崎一 |
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東海大相模 | 関東・東京 (神奈川) |
7年ぶり10回目 | 関東大会.ベスト4 ●準決勝 2-3 中央学院 ○準々決勝 12-1 作新学院 神奈川県大会.優勝 ○決勝 12-0 慶應義塾 ○準決勝 7-0 桐光学園 |
神奈川県大会.準優勝 ●決勝 3-9 横浜 ○準決勝 5-1 日大 ○準々決勝 7-2 日大藤沢 ○5回戦 2-1 向上 |
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慶應義塾 | 関東・東京 (神奈川) |
9年ぶり9回目 | 関東大会.ベスト4 ●準決勝 4-7 明秀学園日立 ○準々決勝 3-2 國學院栃木 ○1回戦 5-4 拓大紅陵 神奈川県大会.準優勝 ●決勝 0-12 東海大相模 ○準決勝 1-0 鎌倉学園 ○準々決勝 4-2 藤嶺藤沢 ○4回戦 4-3 平塚学園 |
神奈川県大会.ベスト8 ●準々決勝 8-11 桐光学園 ○5回戦 5-2 三浦学苑 |
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國學院栃木 | 関東・東京 (栃木) |
18年ぶり4回目 | 関東地区大会.ベスト8 ●準々決勝 2-3 慶應義塾 ○1回戦 2-1 市立川越 栃木県大会.優勝 ○決勝 5-4 作新学院 ○準決勝 4-2 青藍泰斗 |
栃木大会.準優勝 ●決勝 1-15 作新学院 ○準決勝 9-7 文星芸大附 |
☆ |
日大三 | 関東・東京 (東京) |
2年連続20回目 | 明治神宮大会 ●1回戦 6-7 日本航空石川 東京都大会.優勝 ○決勝 11-5 佼成学園 ○準決勝 12-2 日大豊山 ○準々決勝 12-5 帝京 |
西東京大会.ベスト8 ●準々決勝 0-5 東海大菅生 |
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静岡 (県立) |
東海 (静岡) |
2年連続17回目 | 明治神宮大会.ベスト4 ●準決勝 3-5 明徳義塾 ○2回戦 6-4 日本航空石川 東海大会.優勝 ○決勝 6-5 東邦 ○準決勝 7-4 中京学院大中京 ○準々決勝 1-0 いなべ総合 静岡県大会.優勝 ○決勝 9-7 常葉菊川 ○準決勝 9-4 静岡市立 |
静岡県大会.ベスト4 ●準決勝 6-14 藤枝明誠 ○準々決勝 6-2 常葉橘 |
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東邦 | 東海 (愛知) |
2年ぶり29回目 | 東海大会.準優勝 ●決勝 5-6 静岡 ○準決勝 10-9 三重 ○準々決勝 10-6 常葉菊川 愛知県大会.優勝 ○決勝 9-1 愛知産大三河 |
愛知大会Eブロック ●準決勝 2-9 栄徳 |
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三重 | 東海 (三重) |
4年ぶり13回目 | 東海大会.ベスト4 準決勝 9-10 東邦 準々決勝 5-0 大垣西 三重県大会.優勝 決勝 8-7 いなべ総合 準決勝 8-0 四日市工 準々決勝 3-1 菰野 |
三重県大会.準優勝 決勝 3-4 津田学園 準決勝 6-5 津商 |
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日本航空石川 | 北信越 (石川) |
初出場 | 明治神宮大会 ●2回戦 4-6 静岡 ○1回戦 7-6 日大三 北信越大会.優勝 ○決勝 10-0 星稜 ○準決勝 7-2 富山商 ○準々決勝 7-1 日本文理 ○1回戦 4-0 高岡商 石川県大会.準優勝 ●決勝 9-10 星稜 |
全国選手権大会 ●2回戦 3-9 花咲徳栄 ○1回戦 6-5 木更津総合 石川県大会.優勝 ○決勝 5-2 遊学館 ○準決勝 8-7 星稜 |
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星稜 | 北信越 (石川) |
13年ぶり12回目 | 北信越大会.準優勝 ●決勝 0-10 日本航空石川 ○準決勝 7-0 富山国際大付属 石川県大会.優勝 ○決勝 10-9 日本航空石川 |
石川県大会.ベスト4 ●準決勝 7-8 日本航空石川 |
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富山商 (県立) |
北信越 (富山) |
9年ぶり6回目 | 北信越大会.ベスト4 ●準決勝 2-7 日本航空石川 ○準々決勝 6-1 坂井 ○1回戦 6-3 金沢学院 富山県大会.優勝 ○決勝 4-2 富山国際大付属 ○準決勝 3-0 高岡商 |
富山県大会 3回戦 2-7 富山第一 2回戦 6-2 高岡 |
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大阪桐蔭 | 近畿 (大阪) |
4年連続10回目 | 明治神宮大会.ベスト4 ●準決勝 4-7 創成館 ○2回戦 4-2 駒大苫小牧 近畿大会.優勝 ○決勝 1-0 智辯和歌山 ○準決勝 5-0 近江 ○準々決勝 10-1 近大附 ○1回戦 12-0 京都翔英 大阪府大会.優勝 ○決勝 9-2 履正社 ○準決勝 8-1 近大附 |
国民体育大会.準優勝 ●決勝 4-7 広陵 ○準決勝 12-0 津田学園 ○2回戦 7-4 花咲徳栄 ○1回戦 6-4 済美 全国選手権大会 ●3回戦 1-2 仙台育英 ○2回戦 2-1 智辯和歌山 ○1回戦 8-1 米子松蔭 大阪府大会.優勝 ○決勝 10-8 大冠 ○準決勝 8-4 履正社 |
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智辯和歌山 | 近畿 (和歌山) |
4年ぶり12回目 | 近畿大会.準優勝 ●決勝 0-1 大阪桐蔭 ○準決勝 5-4 乙訓 ○準々決勝 11-4 法隆寺国際 ○1回戦 12-8 履正社 和歌山県大会.優勝 ○決勝 8-6 日高中津 ○準決勝 10-0 箕島 |
全国選手権大会 ●2回戦 1-2 大阪桐蔭 ○1回戦 9-6 興南 和歌山県大会.優勝 ○決勝 3-2 紀央館 ○準決勝 8-3 市立和歌山 |
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乙訓 (府立) |
近畿 (京都) |
初出場 | 近畿大会.ベスト4 ●準決勝 4-5 智辯和歌山 ○準々決勝 9-4 智辯学園 ○1回戦 8-1 神港学園 京都府大会.優勝 ○決勝 6-2 京都翔英 ○準決勝 2-0 立命館宇治 |
京都府大会 ●2回戦 2-7 東山 |
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近江 | 近畿 (滋賀) |
3年ぶり5回目 | 近畿大会.ベスト4 ●準決勝 0-5 大阪桐蔭 ○準々決勝 4-3 彦根東 滋賀県大会.優勝 ○決勝 7-2 比叡山 ○準決勝 10-1 近江兄弟社 |
滋賀県大会.準優勝 ●決勝 1-4 彦根東 |
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智辯学園 | 近畿 (奈良) |
3年連続12回目 | 近畿大会.ベスト8 ●準々決勝 4-9 乙訓 ○1回戦 6-4 西脇工 奈良県大会.優勝 ○決勝 17-4 高田商 ○準決勝 10-0 法隆寺国際 |
奈良県大会.ベスト4 ●準決勝 7-8 天理 ○準々決勝 8-0 登美ヶ丘 |
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彦根東 (県立) |
近畿 (滋賀) |
9年ぶり4回目 | 近畿大会.ベスト8 ●準々決勝 3-4 近江 ○1回戦 4-3 明石商 滋賀県大会.3位 ○3位決定戦 11-4 近江兄弟社 ●準決勝 1-6 比叡山 |
全国選手権大会 ●2回戦 2-6 青森山田 ○1回戦 6-5 波佐見 滋賀県大会.優勝 ○決勝 4-1 近江 ○準決勝 5-2 水口 |
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おかやま山陽 | 中国 (岡山) |
初出場 | 明治神宮大会 ●1回戦 1-5 創成館 中国大会.優勝 ○決勝 12-11 下関国際 ○準決勝 7-4 瀬戸内 ○準々決勝 7-0 高川学園 ○1回戦 7-3 石見智翠館 岡山県大会.3位 ○3位決定戦 10-7 創志学園 ●準決勝 7-10 岡山学芸館 ○3回線 5-0 興譲館 |
全国選手権大会 ●1回戦 0-6 聖光学院 岡山県大会.優勝 ○決勝(再) 9-2 創志学園 △決勝 8-8 創志学園 ○準決勝 4-1 興譲館 |
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下関国際 | 中国 (山口) |
初出場 | 中国大会.準優勝 ●決勝 12-11 おかやま山陽 ○準決勝 7-0 尾道 ○準々決勝 10-0 開星 山口県大会.優勝 ○決勝 8-6 高川学園 ○準決勝 3-1 早鞆 |
全国選手権大会 ●2回戦 4-9 三本松 山口県大会.優勝 ○決勝 4-3 宇部鴻城 ○準決勝 8-7 宇部商 |
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瀬戸内 | 中国 (広島) |
27年ぶり3回目 | 中国大会.ベスト4 ●準決勝 4-7 おかやま山陽 ○準々決勝 10-1 鳥取商 ○1回戦 23-3 米子松蔭 広島県大会.3位 ○3位決定戦 4-1 尾道 ●準決勝 3-7 広島国際学院 |
広島県大会 ●4回戦 1-2 尾道 |
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明徳義塾 | 四国 (高知) |
3年連続18回目 | 明治神宮大会.優勝 ○決勝 4-0 創成館 ○準決勝 5-3 静岡 ○2回戦 5-3 中央学院 四国大会.優勝 ○決勝 2-1 英明 ○準決勝 3-1 松山聖陵 高知県大会.優勝 ○決勝 5-1 高知 ○準決勝 7-6 高知商 ○準々決勝 10-0 中村 |
全国選手権大会 2回戦 1-3 前橋育英 ○1回戦 6-3 日大山形 高知県大会.優勝 ○決勝 7-3 梼原 |
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英明 | 四国 (香川) |
3年ぶり2回目 | 四国大会.準優勝 ●決勝 1-2 明徳義塾 ○準決勝 12-2 高松商 ○準々決勝 8-7 高知 香川県大会.優勝 ○決勝 4-2 大手前高松 ○準決勝 6-4 高松商 |
香川県大会 ●2回戦 5-6 丸亀 |
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松山聖陵 | 四国 (愛媛) |
初出場 | 四国大会.ベスト4 ●準決勝 1-3 明徳義塾 ○準々決勝 8-6 大手前高松 愛媛県大会.優勝 ○決勝 3-1 西条 |
愛媛県大会.ベスト4 ●準決勝 2-5 済美 |
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高知 | 神宮枠 四国 (高知) |
5年ぶり18回目 | 四国大会.ベスト8 ●準々決勝 7-8 英明 ○1回戦 2-0 鳴門渦潮 高知県大会.準優勝 ●決勝 1-5 明徳義塾 ○準決勝 2-1 高知追手前 高知県選抜大会.優勝 ○決勝 12-8 明徳義塾 ○準決勝 5-3 高知追手前 |
高知県大会.ベスト8 ●準々決勝 4-5 梼原 ○2回戦 6-2 高知中央 |
☆ |
創成館 | 九州 (長崎) |
4年ぶり3回目 | 明治神宮大会.準優勝 ●決勝 0-4 明徳義塾 ○準決勝 7-4 大阪桐蔭 ○2回戦 6-4 聖光学院 ○1回戦 5-1 おかやま山陽 九州大会.優勝 ○決勝 7-4 富島 ○準決勝 2-0 延岡学園 ○準々決勝 8-3 沖縄尚学 ○2回戦 8-1 都城東 長崎県大会.優勝 ○決勝 4-3 長崎商 ○準決勝 5-2 海星 |
長崎県大会.ベスト8 ●準々決勝 4-5 波佐見 |
|
富島 (県立) |
九州 (宮崎) |
初出場 | 九州大会.準優勝 ●決勝 4-7 創成館 ○準決勝 6-5 東筑 ○準々決勝 9-2 長崎商 ○2回戦 4-1 文徳 宮崎県大会.準優勝 ●決勝 7-8 延岡学園 ○準決勝 9-1 都城東 |
宮崎県大会.ベスト8 ●準々決勝 2-9 宮崎大宮 |
|
東筑 (県立) |
九州 (福岡) |
20年ぶり3回目 | 九州大会.ベスト4 ●準決勝 5-6 富島 ○準々決勝 2-0 神村学園 ○2回戦 4-1 興南 福岡県大会.優勝 ○決勝 10-1 筑陽学園 ○準決勝 6-5 小倉 ○準々決勝 10-0 福岡工大城東 |
全国選手権大会 ●1回戦 4-10 済美 福岡県大会.優勝 ○決勝 3-1 福岡大大濠 ○準決勝 7-3 西日本短大附 ○準々決勝 4-3 福岡工大城東 |
|
延岡学園 | 九州 (宮崎) |
12年ぶり3回目 | 九州大会.ベスト4 ●準決勝 0-2 創成館 ○準々決勝 10-6 明豊 ○2回戦 5-2 筑陽学園 宮崎県大会.優勝 ○決勝 8-7 富島 ○準決勝 13-4 宮崎日大 |
宮崎県大会 ●3回戦 0-2 宮崎学園 ○2回戦 4-3 延岡 |
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由利工 (県立) |
21世紀枠 (秋田) |
初出場 | 東北大会.ベスト8 ●準々決勝 2-4 花巻東 ○2回戦 5-4 弘前東 秋田県大会.3位 ○3位決定戦 4-1 能代 ●準決勝 1-5 能代松陽 |
秋田県大会 ●2回戦 5-6 大曲 |
☆ |
伊万里 (県立) |
21世紀枠 (佐賀) |
初出場 | 九州大会 ●2回戦 0-8 沖縄尚学 佐賀県大会.準優勝 ●決勝 2-8 佐賀学園 ○準決勝 2-1 多久 ○準々決勝 4-1 佐賀北 ○3回戦 5-4 佐賀商 |
佐賀県大会 2回戦 0-9 佐賀工 |
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膳所 (県立) |
21世紀枠 (滋賀) |
59年ぶり4回目 | 滋賀県大会 ●準々決勝 1-3 近江 ○3回戦 6-5 大津商 |
滋賀県大会 ●3回戦 2-10 水口 ○2回戦 4-3 玉川 |
☆ |
■補欠校
◇北海道 : 旭川実
◇東北 : ①能代松陽(秋田)、②酒田南(山形)
◇関東 : ➀健大高崎(群馬)、②霞ヶ浦(茨城)
◇東京 : 佼成学園
◇東海 : ➀中京学院大中京(岐阜)、②常葉大菊川(静岡)
◇北信越 : ➀北越(新潟)、②富山国際大付属(富山)
◇近畿 : ➀明石商(兵庫)、②履正社(大阪)
◇中国 : ➀尾道(広島)、②鳥取商(鳥取)
◇四国 : ➀高松商(香川)、②生光学園(徳島)
◇九州 : ➀明豊(大分)、②沖縄尚学(沖縄)
◇21世紀枠 : ➀金津(福井)、②高知追手前(高知)
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見どころ
昨年秋季の全国大会である明治神宮大会を成績をもとにみると、優勝校である明徳義塾(四国・高知)と、明治神宮ベスト4・大阪桐蔭(近畿・大阪)を中心に展開されることは間違いないですね。
明徳義塾(四国・高知)は、明治神宮大会で決勝戦で初出場の創成館を破り、36年ぶり2度目の優勝を決め、馬淵監督にとっては初の神宮制覇となりました。
夏の甲子園・国体優勝に続く全国制覇で、残すは春の選抜・センバツの制覇となり、今大会への意気込みはすごいでしょうね。エース市川悠太君は抜群の安定感をみせるが、明治神宮優勝校が春のセンバツを制することはこの5年間ではありません(選抜歴代優勝校のコラム)。このジンクスを覆せるか見ものです。
大阪桐蔭(近畿・大阪)は、2018ドラフト候補が勢ぞろいして実力、人気とも兼ね備えるタレント揃いのチームです。投手陣では右腕エースの柿木蓮君を筆頭に、長身左腕の横川凱君、二刀流右腕.根尾昂君がいます。打撃・守備では昨年のU-18ワールドカップ日本代表で1番トップバッターを務めた藤原恭大君をはじめ、山田健太君、中川卓也君と逸材が勢ぞろいします。
明治神宮大会では守りにミスが出て創成館に破れましたが、その成長の糧を得てひと冬越えた大阪桐蔭がますます大きくなって甲子園に姿を見せてくれることを期待します。
関東勢も楽しみなチームがいっぱいだ。
中央学院(関東・千葉)は、千葉県大会を準優勝ながらも関東大会を制し、明治神宮大会出場によりエースで4番の大谷拓海投手を全国区にして、勢いに乗って甲子園初出場となる。
大谷君は最速145km投手で4番の二刀流を志向する注目選手。神宮大会では明徳義塾の試合展開の上手さに主導権を握れず敗れたが、左打席から逆方向の左翼スタンドにホームランを放った。
東海大相模(関東・神奈川)は、昨秋関東大会は神奈川開催県の優勝校.シード権から作新学院に大勝して甲子園選抜を手にしました。注目はエース斎藤礼二投手で、最速140km台の直球とスライダーが持ち味、制球力が抜群。昨秋の怪我の回復度合い、全国大会出場経験がないのが心配だが、その実力は全国区の本格派投手の注目選手。
打線は主砲の森下翔太君を中心に、小松勇輝など巧打者が勢ぞろいして迫力満点。2015年の小笠原慎之介選手(中日・ドラフト1位)や吉田凌選手(オリックス・ドラフト5位)が牽引した強さはこれからだが、現時点で間違いなく優勝候補の一角だ。
もうひとつ、神奈川県から出場された慶應義塾(関東・神奈川)は、一昨年の秋季関東ベスト8進出するも最後の1枠を日大三高と競いセンバツ選考漏れとなった悔しさをバネに現チームで念願の出場を果たした。神奈川県大会、関東大会でも接戦に負けない、勝てるチームに成長した。
左腕エース.生井惇己君を中心に、守備の要でパンチ力のある宮尾将君(遊撃手)、打線の中心.下山悠介君(主将)がおり、投打にバランスのとれたチーム。捕手の善波力君は明治大野球部監督のご子息、1年生ながらリード力がある。
その他にも、明治神宮大会の準優勝校.創成館(九州・長崎)、ベスト4.静岡(東海・静岡)、甲子園常連校で、名将の高嶋監督率いる智辯和歌山(近畿・和歌山)、小倉 監督率いる日大三(東京)が注目校といえる。
冬を越えて、昨秋季大会からチーム、選手たちが弱点克服、強化練習を経てひと回り大きくなった姿に注目したいです。また、これから夏に向けての成長が期待できる逸材選手をこの大会で発見できるのが楽しみです。
注目したい選手
選抜大会出場校の注目選手を紹介します。ちょうど高校3年生は2000年生まれ、ミレニアム世代、高校球児になります。
全国区の知名度を誇る大阪桐蔭の選手たちと、大谷翔平選手(MLBロサンゼルス・エンゼルス所属、元日本ハムファイターズ)を追いかけて”二刀流”を目指す高校球児が目立ちます。また、現代っ子らしく走・攻・守バランスのとれた期待の5ツール・プレイヤー*候補がいっぱいです。
また、残念ながら今大会に出場できなかったものの、2018年注目の選手たちもピックアップしました(関東が中心になってすみません)。
*)5ツール・プレイヤー(five-tool player)
hitting for average(バッティング・ミート)・hitting for power(パワー)・baserunning skills and speed(走塁技術とスピード)・fielding ability(守備力)・throwing ability(送球能力)の5項目が高水準の実力を備えている野球選手を指し、主にMLBのスカウトにおいて使われる主観的評価軸。
※学年は新学年で紹介します。
- 市川 悠太(明徳義塾) 3年 183cm70kg 右右
- 昨年明治神宮大会の優勝投手。最速145キロの右腕サイドスローで抜群の安定感が持ち味。高知大会から四国大会、神宮大会まで公式戦10試合を一人で投げ抜いた剛腕エース。
高知市。高知潮江中出身。
- 昨年明治神宮大会の優勝投手。最速145キロの右腕サイドスローで抜群の安定感が持ち味。高知大会から四国大会、神宮大会まで公式戦10試合を一人で投げ抜いた剛腕エース。
- 谷合 悠斗(明徳義塾) 3年 179cm81kg 右右
- 1年生からレギュラーを獲得した右の大型スラッガー。通算23号を明治神宮大会で放つ。逆方向へ強い打球を打てるのが強みだ。昨秋は右肘遊離軟骨、左甲足疲労骨折を抱えて6番に回ったが、万全の状態での4番打者に期待する。
岡山市。岡山メッツ出身。
- 1年生からレギュラーを獲得した右の大型スラッガー。通算23号を明治神宮大会で放つ。逆方向へ強い打球を打てるのが強みだ。昨秋は右肘遊離軟骨、左甲足疲労骨折を抱えて6番に回ったが、万全の状態での4番打者に期待する。
- 柿木 蓮(大阪桐蔭) 3年 181cm84kg 右右
- 最速147キロのストレート。昨夏の甲子園で控え投手ながら、8連続11奪三振の衝撃的で印象強い。腕の長い投手で、球持ちがいいので、ストレートと同じ軌道から小さく変化するツーシームやカットボールに威力があり、打たせて捕る試合展開、試合コントロールがうまい。
佐賀東松ボーイズ出身。
- 最速147キロのストレート。昨夏の甲子園で控え投手ながら、8連続11奪三振の衝撃的で印象強い。腕の長い投手で、球持ちがいいので、ストレートと同じ軌道から小さく変化するツーシームやカットボールに威力があり、打たせて捕る試合展開、試合コントロールがうまい。
- 横川 凱(大阪桐蔭) 3年 190cm84kg 左左
- 長身から角度のある最速144キロのストレートとキレのあるスライダーが武器。制球とフィールディングが課題だが、ポテンシャルの高さと伸びしろが大きい魅力ある選手。
滋賀湖北ボーイズ出身。
- 長身から角度のある最速144キロのストレートとキレのあるスライダーが武器。制球とフィールディングが課題だが、ポテンシャルの高さと伸びしろが大きい魅力ある選手。
- 山田 健太(大阪桐蔭) 3年 183cm85kg 右右
- 二塁手・三塁手をこなす器用な選手。スイングの強さ、勝負強くパンチ力のある長距離打者。
愛知東海ボーイズ出身。
- 二塁手・三塁手をこなす器用な選手。スイングの強さ、勝負強くパンチ力のある長距離打者。
- 藤原 恭大(大阪桐蔭) 3年 181cm76kg 左左
- 走攻守の総合力は非常に高い逸材的な選手。一発を打てる長打力、俊足が売り。2年生ながら昨年の第28回WBSC U-18野球ワールドカップ日本代表で1番トップバッターを務める。
大阪枚方ボーイズ出身。
- 走攻守の総合力は非常に高い逸材的な選手。一発を打てる長打力、俊足が売り。2年生ながら昨年の第28回WBSC U-18野球ワールドカップ日本代表で1番トップバッターを務める。
- 根尾 昂(大阪桐蔭) 3年 177cm77kg 右左
- 最速148キロと右腕、広角に打てる左の強打者、身体能力が非常に高い、期待の二刀流選手。2018年ナンバーワン遊撃手といわれ、将来性一番の選手。
飛騨高山ボーイズ。
- 最速148キロと右腕、広角に打てる左の強打者、身体能力が非常に高い、期待の二刀流選手。2018年ナンバーワン遊撃手といわれ、将来性一番の選手。
- 大谷 拓海(中央学院) 3年 180cm70kg 右左
- 145キロのストレートを武器とするスリークォーター右腕。高校通算23発の4番でエースの二刀流選手。昨秋の千葉県大会決勝(拓大広陵戦)、明治神宮大会(明徳義塾戦)でも本塁打を放つ。
千葉船橋リトルシニア出身。
- 145キロのストレートを武器とするスリークォーター右腕。高校通算23発の4番でエースの二刀流選手。昨秋の千葉県大会決勝(拓大広陵戦)、明治神宮大会(明徳義塾戦)でも本塁打を放つ。
- 細川 拓哉(明秀日立) 3年 175cm74kg 右右
- 最速140km台の速球を投げ、変化球を織り交ぜた緩急に特徴がある。打者としても力のある打撃にも注目。兄は2016年DeNAドラフト5位の細川成也選手である。
いわきリトルシニア出身。
- 最速140km台の速球を投げ、変化球を織り交ぜた緩急に特徴がある。打者としても力のある打撃にも注目。兄は2016年DeNAドラフト5位の細川成也選手である。
- 斎藤 礼二(東海大相模) 3年 175cm70kg 右左
- 球威のある真っ直ぐとスライダーで勝負する、右の本格派投手。制球力あり、実力はトップ級。昨秋は右手甲の骨折で関東大会を登板できなかったが、新チームで79回1/3で自責点6、防御率0.68。
国立中央リトルシニア出身。
- 球威のある真っ直ぐとスライダーで勝負する、右の本格派投手。制球力あり、実力はトップ級。昨秋は右手甲の骨折で関東大会を登板できなかったが、新チームで79回1/3で自責点6、防御率0.68。
- 小松 勇輝(東海大相模) 3年 170cm65kg 右左
- 1年春から遊撃手レギュラーで活躍し、1年夏は神奈川打率2位の好成績を残す。小柄ながら本塁打を放つパワーと、足が速く強肩。2015年世界少年野球大会/ジャパンチーム代表メンバ。
湘南ボーイズ出身。
- 1年春から遊撃手レギュラーで活躍し、1年夏は神奈川打率2位の好成績を残す。小柄ながら本塁打を放つパワーと、足が速く強肩。2015年世界少年野球大会/ジャパンチーム代表メンバ。
- 森下 翔太(東海大相模) 3年 180cm76kg 右右
- 1年から東海大相模の4番を務め、広角に打球が打てる強打者。打ち損じも多いが、調子に乗せたら止まらないタイプ。
戸塚リトルシニア出身。
- 1年から東海大相模の4番を務め、広角に打球が打てる強打者。打ち損じも多いが、調子に乗せたら止まらないタイプ。
- 生井 惇己(慶應義塾) 3年 175cm71kg 左左
- しなやかな腕の振りから伸びの良いストレートと、止まるようなチェンジアップを投げる好投手。
茨城常総リトルシニア出身。
- しなやかな腕の振りから伸びの良いストレートと、止まるようなチェンジアップを投げる好投手。
- 下山 悠介(慶應義塾) 3年 176cm74kg 右左
- 1年から慶應義塾の1番に座る好打者。2年秋季からはクリーンアップに座り、長打力を魅せる。
千葉西リトルシニア出身。
- 1年から慶應義塾の1番に座る好打者。2年秋季からはクリーンアップに座り、長打力を魅せる。
- 山下 航汰(健大高崎) 3年 174cm77kg 右左
- 1年生から健大高崎の4番に座り、パワーだけでなく体の回転で打球を飛ばす技術に優れて本塁打が打てるバッター。
大阪羽曳野ボーイズ出身。
- 1年生から健大高崎の4番に座り、パワーだけでなく体の回転で打球を飛ばす技術に優れて本塁打が打てるバッター。
- 日置 航(日大三) 3年 176cm76kg 右右
- 走攻守ともにバランスよく、レベルが高い。強肩の遊撃手で、長打力もついてきた成長株。
上田南リトルシニア出身。
- 走攻守ともにバランスよく、レベルが高い。強肩の遊撃手で、長打力もついてきた成長株。
- 林 晃汰(智弁和歌山) 3年 178cm82kg 右左
- 1年から智弁和歌山のクリーンアップに座る、左の強肩強打のスラッガー。昨夏甲子園出場するが、右肘疲労骨折が判明してリハビリして、秋はベンチ横のボールボーイを務めた。大砲復活を期待。
岩出市。和歌山紀州ボーイズ出身。
- 1年から智弁和歌山のクリーンアップに座る、左の強肩強打のスラッガー。昨夏甲子園出場するが、右肘疲労骨折が判明してリハビリして、秋はベンチ横のボールボーイを務めた。大砲復活を期待。
- 平田 龍輝(智弁和歌山) 3年 183cm81kg 右右
- 1年生から控え投手としてベンチ入りして、最速144kmの直球を武器とする本格派投手。スライダーを交え、フォーク、チェンジで空振りを誘う軟式野球部出身の技巧派。
和歌山串本中学校軟式出身。
- 1年生から控え投手としてベンチ入りして、最速144kmの直球を武器とする本格派投手。スライダーを交え、フォーク、チェンジで空振りを誘う軟式野球部出身の技巧派。
- 大橋 修人(日本航空石川) 3年 176cm72kg 右右
- 最速145キロを投げ込み、スライダー、フォーク、チェンジアップを織り交ぜる技巧派投手。
岐阜中央ボーイズ出身。
- 最速145キロを投げ込み、スライダー、フォーク、チェンジアップを織り交ぜる技巧派投手。
- 川原 陸(創成館) 3年 184cm78kg 左左
- 2年に外野手から投手へ変更して、九州大会優勝・明治神宮大会準優勝を経て、全国区に躍り出た184cmの大型左腕。最速141キロで力のある球を投げ、縦横のスライダー、チェンジアップ、ツーシームといった変化球を覚えて幅を広げた。
長崎北シニア出身。
- 2年に外野手から投手へ変更して、九州大会優勝・明治神宮大会準優勝を経て、全国区に躍り出た184cmの大型左腕。最速141キロで力のある球を投げ、縦横のスライダー、チェンジアップ、ツーシームといった変化球を覚えて幅を広げた。
ヤマらぼの出場校予想を振り返る
これまでセンバツ出場校を一般枠から21世紀枠までを昨年から予想してきました(※末尾)が、結果を振り返ってみます。
だいたいの出場校は秋季大会結果から上位校が概ね順当に選考され、予想通りでしたが、予想から外れた選考がありました。
まず予想外1校目は、明治神宮大会優勝で獲得した四国地区の最後1枠です。やまラボでは、四国大会.ベスト4の高松商(香川)が順当と予想しましたが、ベスト8の高知(高知)が選考されました。英明(香川)との対戦ぶりが比較根拠になったようで、高松商は四国大会.準決勝で2-12の6回コールド負け、一方、高知は準々決勝で7-8の接戦という結果から内容重視の逆転選考でした。
外れ2校目は、関東・東京の最終枠は健大高崎(群馬)ではなく、國學院栃木(栃木)が選考されました。ともに関東大会ベスト8でしたが、國學院は3投手での継投策による失点最小化を目指す面白いチーム、常連校の健大高崎よりも18年ぶりの出場となるあたりも考慮かな。
各地区最終枠は、各地区で総合的に判断されるのでなかなか難しい。
21世紀枠も膳所(滋賀)が選ばれた。各地区の候補校と比較すると実力的に厳しいとみていましたが、全国トップレベルの進学校(偏差値76-72)が甲子園に59年ぶりに出場する。グラウンドを198分割して野球を研究しているんだそうで、どんなデータ野球を見せてくれるか面白そうです。
また21世紀枠は3校とも県立校で、私立校より「公立校」優先が証明された結果。
最後に、選抜大会を展望する雑誌を紹介します。
こんな一冊を手にTV観戦するのもいいですね。
センバツ2018 第90回記念選抜高校野球大会公式ガイドブック
(サンデー毎日増刊) ¥780
高校野球 2018年 03 月号 ¥870
センバツ 2018 第90回選抜高校野球大会完全ガイド
(週刊ベースボール別冊春季号) ¥960
ホームラン2018年1月号 ¥1,404
高校野球 2018年 01 月号 ¥870
※これまで2018年選抜大会に関する出場校や行進曲予想のコラムは、以下のとおりです。
■センバツ予想選抜
《一般枠・出場校予想》
《21世紀枠・出場校予想》
《タイブレーク制・行進曲》
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